「lilly」さんのページ
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7点 チャイム
水沢めぐみの初期作。
水沢めぐみの作品を次作「姫ちゃんのリボン」以降しか知らない人は、
読んでたぶん印象が違うと思ってもおかしくないと思う。
既存するご意見と一緒のようになりますが、
「チャイム」までと「姫ちゃん」以降で、作風が結構大きく変わるんですよね。
姫ちゃんの大ヒットでその後の水沢さんの作風は確かに幼児化したと思います。
この作品の特徴は、中学三年生の一年間を、友情と恋愛を軸に描いたもので、少女漫画の典型的パターンでもあると思うのですが、
近年の少女漫画で見られなくなった作風でもあるので、逆に新鮮に感じるところもあります。
親友が好きな人と同じ人を好きになった主人公の苦悩が中心で、
起承転結がはっきりしているので、読みやすい作品であると思います。
主人公の大事にする写真のエピソードも好印象。
水沢作品を読むなら、ぜひ一度読んでもらいたい作品でもあります。
余談。
そんな私は、主人公・朝子の妹である、1988年生まれのももりん(生後数ヵ月の赤ちゃん)と同い年でした。(笑)
最初に見た時はちょっと笑ってしまった。(笑)
でも、朝子たちは1974年から1975年生まれなんですものね。そりゃそうか、と納得してしまいました。(笑)
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[投稿:2011-08-31 22:19:03] [修正:2011-08-31 22:19:03] [このレビューのURL]
8点 メトロポリス
中学の時、図書室の本棚に手塚作品が置いてあって、
「ブラックジャック」や「火の鳥」などはカウンター内の漫画コーナーに置いてあったんですが、
この「メトロポリス」は普通の本棚の間にひっそり入っていました。
そこで読んだのが初めてです。
個人的に、手塚作品で一番好きな作品ならこれをあげると思う。
周りにも「え?」と聞き返されますが、こればかりは好みなのでしょうがない。(笑)
読んだ時、SF作品描いてみたい!と思ったほどだったんで。(笑) 無謀すぎますね。(笑)
何も考えずにこの作品を読んでほしいと思う。
そのほうがたぶん楽しめると思うから。
漫画が発表された年が1949年。
この年にこの世界を描いたことだけでもすごいと思う。
この漫画に対する評価が高いのは、この気持ちと、自分の思い出基準ですかね。
このメトロポリスは、後年手塚作品を代表する作品となる鉄腕アトムとも世界が近いところがありますが、
メトロポリスの主人公・ミッチイ、
公式サイトによれば
「ミッチイ自身もアトムの母親役で『鉄腕アトム』シリーズに登場したりもします」
「なお、彼女はアトムの原型となったばかりか、『リボンの騎士』のサファイヤのモデルともなりました」
とのことで
(http://tezukaosamu.net/jp/character/746.html)
いや、すごいよミッチイ。
と、その一言でした。
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[投稿:2011-08-26 23:14:28] [修正:2011-08-26 23:14:28] [このレビューのURL]