「錆びれた製図道具」さんのページ

総レビュー数: 35レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年11月10日

10点 まんが道

藤子Aで一番好きな作品です。藤子両氏の故郷富山県高岡市での出会い〜結成〜上京〜トキワ荘のような流れですが、なんといっても手塚の新宝島と並ぶ稀少本「UTOPIA最後の世界大戦」が藤子の心情を含めて読むことができます。そして二人が締め切りに悪戦苦闘した後完成する解放感は読み手も肩の荷がおりるような感覚に。このストーリーで馴染みやすい藤子Aのタッチの組み合わせはよい意味で卑怯です。是非一読あれ

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[投稿:2010-11-11 02:16:46] [修正:2010-11-11 02:16:46] [このレビューのURL]

まず楳図作品を語るうえでかかせないもの、それは「子供視点」これをフォルダとして、恐怖というファイルがあるといった感じかと思います。今作に限らず漂流教室が一番近い存在であろう「愛」というテーマ、これはまさしくPC本体。作中と照らしてもそこから現に真悟という愛のかたまりが生まれてきたのです。そして作者視点だと子供=神という結びつけ方もできるのです。大人達より子供が上の立場として描かれているようにもとれます。結論から言うとそんな固い話ではなく、「成長」「愛」この二つに尽きると思いました。楳図作品1の子供を重点視した作品ではないでしょうか。 

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[投稿:2010-11-10 15:20:55] [修正:2010-11-10 15:20:55] [このレビューのURL]