「はげおやびん」さんのページ

総レビュー数: 13レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年03月25日

小学生の高学年の頃だっただろうか友人の家でこの漫画を手に取った
その時は時間がなくて全然読めなかったんだが、独特の世界観や絵のタッチがすごく印象に残った記憶がある

宮崎駿という名前などまったく知らなかったのだが、
思い返すとこの漫画からアニメージュという雑誌を知り世の中にはアニメ雑誌っていうものがあることや
この作者が未来少年コナンやカリオストロの城などの作品を作った人だということを知ったりしたということもあって
作者やスタッフなどにも注目するようになっていった自分にはオタクの入り口になった作品だったと思う

結局コミックを買い始めたのは中学生になってからだったとは思うが、とにかく続きが読めないのでこの作品は完結しないんじゃないかと思っていた

内容に関してはテーマ、ストーリー、デザイン、設定など自分にはどストライクなんだが

実は一番好きなのは戦闘シーンだ

ミリオタでもある作者が描く戦闘シーンは非常に緊迫感があっていつ読んでもドキドキハラハラして熱くさせてくれる
特に3巻のサパタ攻防戦は大好きで何度も読み返した記憶がある
(3巻から以降がなかなか発売されなかったこともあるが。。。)

ただそれ以降はだんだんテーマ性が強くなっていって話を流すような感じになり
登場人物達や主人公であるナウシカも魅力がなくなっていくのがちょっと残念かな

先日、宮崎駿さんが長編アニメーションからの引退会見をされました
改めてこの作品を読み直してみて感じたのはこの作品が宮崎駿の出発点でありまた終結点であるのかなと感じることだ

作品の中には以後のジブリ作品のエッセンスがすべて詰め込まれているし
結局、宮崎駿監督は漫画『風の谷のナウシカ』という作品を超える自分の表現をしようと映画を作り続けたができなかったんじゃないんだろうか


なので年月はかかったかもしれないがこの作品は完結したんだろうと思っている。。。。考えすぎかな

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-12-29 13:15:27] [修正:2013-12-29 15:37:05] [このレビューのURL]

レビューの点数は思い出補正が200%入っているので申し訳ない


小学生の時にドラクエが発売されRPGにハマった

中学時代には剣と魔法、神や悪魔等のファンタジーの世界にどっぷりと浸かっていた

。。。そういわゆる厨二病の発病だ

ゲームブックソーサリーシリーズから始まり、ファイティングファンタジーシリーズ、T&T、コンププティーク誌に連載されていたD&Dリプレイコーナーのロードス島戦記

安田均とグループSNE、富士見ドラゴンブック、ドラゴンマガジン創刊、そしてソードワールドの世界へ

。。。順調に厨二病は悪化していく

そんな頃に連載が始まったのがこのBASTARDだった

テーブルトークRPGであるD&Dを始めていた私にとってこの作品はバイブルとなる

本物のスライム、職業としての忍者やサムライ、ビボルダー、作中に出てくるうんちく、作者はわかっている奴なのである

。。超上から目線の厨二病にジョブチェンジ

さらにエロなのである、魅力的な女性キャラが乳を揉まれ体を舐め回されるのだ、処女の接吻、服だけ溶かすスライム、耳たぶ噛むって?

。。。童貞の厨二病ピンコ立ち全開アタックだ

ビボルダー→鈴木土下座衛門、文字だけのページ、細かな設定等などとにかくネタにも困らない規格外の作品だった

。。。オタク厨二病炸裂

テーブルトークRPGには『プレイヤーはドラゴンを倒してはいけない』という法則がある
これはプレイヤーが強くなりすぎると倒す敵がいなくなりプレイヤー自身が化物になってしまう
最終的には不死の道をめざしたり、領主になって城を立てて他国と戦争とか変な方向になってしまってプレイできなくなるというもの

この作品も地獄の鎮魂歌編あたりまではいいのだがその後は神との戦いという展開になって収集がつかなくなり破綻してしまうあたりがテーブルトークRPG的で面白い

結局、高校へ進学して友人達とバラバラになり疎遠になってテーブルトークRPGの熱が冷めたのと
度重なる休載や他誌へ移動したりで22巻くらいまでしか読んでないが
今でもこの作品を読むと二度と戻れない最高に楽しかったあの頃を思い出す


。。。スタンド・バイ・ミー厨二病症候群併発(完治の見込み無し)

ナイスレビュー: 2

[投稿:2013-06-14 10:44:21] [修正:2013-06-14 11:56:00] [このレビューのURL]

10点 ONE PIECE

ジャンプを卒業して何年経つだろうか 漫画自体も買ってまで読むということはなくなった

そんな私が暇つぶしに借りた10冊の漫画

次の日には既刊全巻を買い集め、さらにジャンプの発売日に毎週コンビニで立ち読みするようになった

麦わら海賊団のトボけた会話ややりとりを見てニヤニヤしながら立ち読みするおっさん。。。


キモい。。。キモいぞ、俺!

そんな気持ち悪いおっさんを作りだした作品ということで10点です

今の時代の閉塞感からなのか自分がおっさんになったからなのか
グランドラインでのびのびと自由に生きている海賊達はキラキラ輝いていて羨ましくもあり、
昔ジャンプを読んでいた子供の頃を思い出して懐かしくなったり
いろんな感情が浮かび上がってきますね

最近は長期連載によるダレてきた感はありますし
批判する人が多いその理由も分りますが

そんな人たちに私が一番好きな空島編からクリケットさんの一言を

『幻想に喧嘩売る度胸もねぇヒヨっ子が…海賊を語るんじゃねェ』

男のマロンだな

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-08 11:19:12] [修正:2012-07-08 11:20:25] [このレビューのURL]

文学と漫画って相容れないものだと思うのだが、作者は唯一文学を表現できる漫画家だと自分では思っている

既視感や白昼夢のような言葉では言い表せない、ちょっと一本道を外れると作者の世界があるんじゃないかという少し背筋が寒くなるような感覚の世界に引き込まれるのがたまらなくて、20歳くらいの頃にこの作者の作品を買いあさった覚えがある

今思えば青臭い青年文学病みたいなものだったんですけどね

そんな作者の最高傑作だと思っているのがこの「あさってDANCE」という作品です
話の内容は突拍子もなくどたばたコメディーですが人間の感情や本質をうまく表現してあると思います

まあ当時目的もなくふらふらしてた自分には
好きなことやって、きれーなおねーちゃんとヤリまくって、大金が手に入ってそんな人生送りてーなーくらいにしか思ってなかったですけどね

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-08-10 05:25:46] [修正:2017-08-10 05:25:46] [このレビューのURL]

9点 自殺島

サバイバル漫画が好きな自分としては久々のヒット作だと最初は思っていた
しかし読み進めるうちにけっこうきつい漫画だということに気が付いた

サバイバルの部分や主人公の能力などは、かなりご都合主義の部分がある
そんなに上手くいかないだろうと思うが、そこはあまり重要ではない

この作品の肝は、社会性、人間性について
人間が集まるとそこには必ず社会が生まれる。その中でどう生きるか、どう関わるかそれがこの作品のテーマだと思う

この島では倫理や法というものは意味がない、理不尽だろうが非人道的だろうが生きていくことが重要なのだ

そう生きていくことでさえ正義ではない

何せ、死ぬことも自由だから。。。

きつい漫画だと最初に書いたのは、自分がこの状況に置かれたときいったいどうするだろうかと考えることだ

最初に飛び降りちゃう?
みんなと協力して自分の特技を活かして生き残る?
一人で自活する?
絶対の力をもって社会に君臨する?
食料と快楽を提供してもらってひたすら働き蜂になる?

働き蜂を選択しちゃうだろうなと考えてしまうなにも持たない自分の心にはぐさぐさ突き刺さる

無人島に行ってのんびりしてーなぁとか簡単に言えなくなる漫画ですね

完結したら10点でもいいかも

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-06-20 14:27:57] [修正:2015-06-20 14:29:58] [このレビューのURL]

不思議な作品です

まず感じたのは独特な空気感

水分と風と温度と。。。うまく言えないが作品に流れるちょっとゆったりとした時間に触れる感覚がとても心地いい

将棋云々とかストーリーとかそんなことよりもとにかくその世界に触れていたい、こんな気持ちにさせられた漫画は初めてでした

主人公は不幸で孤独な生い立ちですがだからと言って悲惨な状況かというとそうではなくて
その状況を乗り越えようと自分なりに努力しているし
それを見守る周りの人たちがとても温かく彼はみんなから愛されている

この作品の登場人物は全員いい人ばかりでしかも強い意志を持った人間ばかりです
人の生きる力強さを感じるところが好きなのかもしれません

10点にしたいところですがまだ完結してないので9点で

あと二海堂がこの作品からいなくなることだけは止めて欲しい

絶対、号泣するから。。。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-25 19:03:35] [修正:2012-03-25 20:01:42] [このレビューのURL]

青年誌版ワンピース

一言で表すとこんな感じ

問題にぶち当たって、感動エピソードが入って、ムッタの閃きでどんと解決、夢に向かって一歩前進

べたな展開ではあるが、嫌いじゃない

内容も近未来の設定ではあるが宇宙飛行士になる選抜試験や訓練課程等が描いてあり、なかなか楽しめる

おっさんでも夢を追いかければ、いつかきっと。。。

と思いたくもなるが

そもそもムッタは超エリートで本人が思っているほどダメな兄貴ではないのである

そんなため息をつきたくなるようないい漫画

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-08-14 14:38:50] [修正:2017-08-14 14:38:50] [このレビューのURL]

なかなかの良作になりそうな予感

いい意味でも悪い意味でも少年漫画です

友情、勇気、バトル、うまくストーリーや設定と絡ませてあって一気に読めました

特にバトルがこの作品の見どころで、チーム戦になっているので個々の能力を生かした作戦が勝敗の決め手になっているのが面白いです

ケチをつけるなら

登場人物が多すぎて誰これ?ってなるところ

チーム戦なので位置関係や人物が複雑になって状況がよくわからなくなるとこ

設定上バトルでは人が死なないため緊張感がないこと

登場人物がいい子ちゃん&クレバー過ぎて面白味がないこと

バトル内容が、罠張ってました→知ってました→それも読んでました→からの?……みたいな展開が多くてウザいとこ


あれなんかケチつけてるとこ多いなw

まあバトル部分だけでも一見の価値あると思います

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-08-14 13:59:29] [修正:2017-08-14 13:59:29] [このレビューのURL]

いやー最初は学園硬派恋愛もの…的なものかと思っていたが

中盤から展開がコロコロ変わって、完全コメディーに…

ひさびさに笑ってしまった、後半一気に面白くなったなあ、
ただ団長の存在感が薄れてしまったのが残念

最後もさらっと終わって打ち切りみたいなモヤモヤ感が残った

とにかくキャラが勝手に動きまくってる感じがいいです

最近こういう勢いで読ませる漫画ってないんだよね

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-05-19 18:18:18] [修正:2016-05-19 18:18:18] [このレビューのURL]

人間を純粋に愛するドンちゃんのまっすぐな行動に心をえぐられる

ドンちゃんは、世の中のすべての不幸を受け止め、そしてすべての人間を愛する

作者の画力も力強く愛と生を表現している

良作だとは思うが、いまいち漫画という媒体ではこういう文学や哲学的な内容は表現できないのではないんだろうかと思う

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-08-22 14:51:11] [修正:2017-08-22 14:51:11] [このレビューのURL]

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