「anko」さんのページ

総レビュー数: 18レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年10月24日

特にレビューが必要とも思えない国民的児童漫画の最高峰(でも好きだから書いてみた)

これを読んで作品背景に興味を覚えない幼学年は、ろくな大人になれないでしょう(笑) というぐらいあらゆる知的興味、教養を育める稀有な作品です。

ただしレビューというか、万人にお勧め出来るのは中盤辺りの刊行巻まで。
それ以上は惰性なのが残念。

今作品は大人になってからも再読に耐えられるテーマ性を持つので、子供の頃に読んだきりの人にぜひお勧めです!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-17 14:47:02] [修正:2011-11-17 14:47:02] [このレビューのURL]

言わずと知れた御大の傑作劇画漫画!
漫画を読んだことなくても凄腕の狙撃手、デューク東郷の名前ぐらいは聞いたことがあるんじゃなかろうか。

主人公が独り歩きして久しい作品ですが、その凄みは主人公が数コマしか登場せずとも成立してしまう話がある、その濃厚な脚本にあります。下手な映画を見るなら今作を読んだ方が外れありません。

基本、数話で一回分の話となっており何巻から読めますが、時事情勢を背景にしていること過多なので、これから読み始める方は最新連載分から読まれた方がよいかと思います。

数ある功績は漫画界だけではなく、幅広く波及している作品。過去に実写映画なども複数製作されています。ただ、どれも出来栄えがいまいち。
その点で満点ではなく9点としてみました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-11-08 00:58:46] [修正:2011-11-08 00:58:46] [このレビューのURL]

強烈に時代を感じるバブル時代のエンターテイメント作品(笑)

BGMはCMリゲインの24時間戦えますかをリピートしながら読むとマッチしたりして。当時の青年誌にピッタリの好作品だったんじゃないでしょうか。

基本、一話完結。水戸黄門のようにほぼ毎回同じパターンの、完全懲悪もの。それゆえストーリー漫画を読み慣れた人にはワンパターンにうつる可能性が高いかな。

それと時代背景がキーの作品なので、楽しむには30代以上の方がいいかも。今作はテーマである家族を(ひいては自身も)犠牲にして戦い続ける企業戦士の悲哀は別にして、毎回の敵役企業戦士の絵(有名芸能人のそっくりさん)を楽しんだり、サラリーマンぽい?必殺技を楽しんだりと、ちょっと普通のストーリー漫画とは変わった楽しみ方が出来る作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-07 02:07:30] [修正:2011-11-07 02:07:30] [このレビューのURL]

6点 トガリ

罪と罰をテーマにしたと思われる伝記アクション。

テーマが重いので一般受けされず、途中で打ち切りっぽい終わりになってますが、その後、別雑誌で再開(咎狩 白)、完結させた作品。

絵もストーリーもよく練られていて良作だと思うんですけど、少年サンデー誌上で完結出来なかったのはサンデーっぽくないからかな?(苦笑)
連載時はバブルまっさかりだったし、世紀末か現在なら違った受け止められかたをされた作品だった気がします。

少年誌で描けるギリギリのダークさ(ストーリーが)で、ちょっとキャラ構成に難があるかも(主人公に匹敵する魅力あるキャラがいない点で)ですけど、それ以外の点で特にマイナス要素はないと思います。

続編含めても一気読みしやすいので、未読の方はどうぞ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-07 01:30:57] [修正:2011-11-07 01:30:57] [このレビューのURL]

引きこもりを題材にした作品。巻末の紹介によればラブコメらしい。

コメディいってもストーリー自体は真面目に進んでいきます。引きこもり主人公のイケメンな見た目や、あらすじにある通りの無理強いな設定によるギャップを楽しむ作品かもしれません。

ただし自分が読んだ限りでは楽しめませんでした。読者を笑わせようする意図よりも作者自身が笑ってる、又は馬鹿にしてる感が残りました。

商業誌に掲載出来るレベルじゃないと思います。作者の趣味作品なんじゃないのかな、今作?(苦笑)

作者のファン以外にお薦めしません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-01 23:29:39] [修正:2011-11-01 23:29:39] [このレビューのURL]

大正時代を背景としたラブロマンス(コメディ要素高いけど 笑)

少年、青年、少女漫画に限らず、大正時代をフューチャーした数少ない作品です(自分は今作しか知りません)

大正時代の風物、事件、思想なども堅くならない程度に取り入れられており、ただの少女恋愛ものとは一線を画してると思います。

個人的な印象としては日本版の風と共に去りぬといった感じでしょうか。もっともラストは良くも悪くも異なりますが。

もう少し主人公の恋人役である男子に、造形含めてリアルティがあった方が、より作品が締まった気もするんですけど、でも今作コメディ部分も高いし仕方ないのかな?

過去にアニメや映画、舞台演となっており安心して楽しめる作品じゃないですかね。



ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-01 00:26:48] [修正:2011-11-01 00:26:48] [このレビューのURL]

簡単に言えば人間ドラマ。ただし漫画という表現方法で著したというなかでいえば最高レベルの作品群。珠玉と言ってもいいです。

濃密なストーリーが多く、詩情的な話が多いかな? 原作つきなので本来は小説として著した方が合っていたでしょう。それを漫画で、主として一話完結にまで構成させて読み易く、楽しみ易くされたんでしょうね。

中には同じ登場人物を主役とした作品で、小シリーズにして掲載してる話もあります(人気があった人物だったのかな?)

ちょっと古い作品ではありますが、今読み返しても普通に楽しめる優良作品だと思います。コンビニコミックスとしてなら手に入り易いのでは?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-31 00:44:42] [修正:2011-10-31 00:44:42] [このレビューのURL]

死を予知してしまう少女を主人公に配した、少年誌では珍しい作品です。

長編競馬もので人気を博した作者の作品なんですけど、今作は主として一話完結。競馬作品の方ではレース展開で演出過剰に見える描写が多いと思うんですけど、今作は人間ドラマを主としているせいか感情表現などの描写がよくハマッていて、感動出来る話分も多いです。

連載時はマガジン作品として異色なこともあり、あまり人気が高かった印象はないんですけど、今読み返してもアイデア、各ストーリー、構成、絵と総じてバランスよく安定して高く、読み込める作品じゃないでしょうか。

全九巻とあまり長くない作品ですし、中古本屋でも手に入れ易い作品かと思うので未読の方はどうぞ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-31 00:16:01] [修正:2011-10-31 00:16:01] [このレビューのURL]

快男児な主人公=司乱平(つかさらんぺい)が織り成す賑やかな学園ドラマ

この作品の魅力、それはなんといっても主人公に尽きます。文章に起こしても人間外生物にしかならないのが残念(笑)

幾つか特徴を書きますと、推定身長百センチで百キロ(しかも頭部のみで九十キロ)であるとか、つながっている八の字眉毛にペットのムカデを何匹も飼ってるとか、別にいるペット?のわんこは実は○○○○だとか、他にもいろいろいろいろ……とても書きつくせない(汗)

デザインもろもろ、ちょっと特徴がありすぎるキャラなんですが、でも今作、ギャグ漫画じゃないんです。コメディ部分はありますけど、ストーリーの大部分はシリアス。結構、重たいストーリーもあったりして、じんわりさせてくれる不思議な作品。

全十九巻中、半分ほどまでは一話完結で進み、後半は数回分で完結する構成で最終話分を迎えます。

1980年台中頃まで長らく月刊ジャンプの看板漫画でした。今読み返すと前半は特に昭和漫画の匂いがぷんぷんして懐かしいです。

絶版となっているらしく、今は気軽に中古本屋などで全巻揃えにくいのが難点。でも名作キャプテンに次ぐ月刊ジャンプの作品だと思うので、味読の方にはお勧めです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-27 23:32:04] [修正:2011-10-27 23:32:04] [このレビューのURL]

7点 冬物語

予備校に通う浪人生が主人公の純愛劇。

タイトルは主人公の心情を重ねて表しているとも感じられます。

漫画内の時間経過と共に登場人物も年齢を重ねていきます。今作では移りゆく季節感も大事な要素。ただ時代背景も要素の一つとなっているため、今読み返しても時代感の差異はあるのでご注意を。

恋愛ものによくある、主人公がモテまくったり、ストーリー上に意味のないお色気シーン(サービスカット)は皆無。恋愛の駆け引きや愛憎劇を好む人、求める人にはつまらない作品かと思います。

このストーリーで全七巻は理想的な巻数。予定調和内での着地。完結となった良作ではないでしょうか。

コンパクトなので読み易く、でも今読むならあまり恋愛ものを読まれてない方や、すれてない人の方が楽しめる作品じゃないかな?(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-25 09:15:17] [修正:2011-10-25 09:15:17] [このレビューのURL]

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