「natyu」さんのページ

総レビュー数: 72レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年07月30日

[ネタバレあり]

不可能と思われているジャンルで、これほどの成功を収めたのは驚嘆に値する。決して全て読んでも囲碁のルールは理解できないが囲碁に興味を持つ事はできるため、囲碁入門書と言ってもいいだろう。囲碁というじじ臭い物を少年達に広めた事から、改めて漫画の持つ影響力を感じさせてくれた。話自体も殆ど無駄がない。もちろんSAIが消えた時に終わらせるべきだったとも思うが、あのラストを見る限り、まあそれほどまで蛇足では無かったかなとも思えた。SAIが消えてから、結局夢の中でしか現れないあの感じはかなり好き。下手に復活しないでくれて本当に良かった。ただやはりこういう難しいジャンルで成功するのは、画力も大事と思った。この画力がなかったらここまでヒットしなかったと思う。漫画は絵があって漫画なんだなと感じた。名作と言えると思う。

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[投稿:2006-08-01 19:33:14] [修正:2006-08-01 19:36:35] [このレビューのURL]

このクオリテイをここまで長く続けられている所に脱帽。確かに昔、(個人的には沢村編までは好きだった。)に比べるとぐだぐ感は否めないが、ボクシングをここまでリアルに描けて(本物のリアルとは程遠いが、そこは漫画としての限界だと思う。)いるのは作者の確かな知識量だろう。ありえないだろ!と明らかに突っ込むような必殺技はないし、コマワークが上手く、ボクシングの動きをスピーデイに見せる確かな画力。こういう動きの多い漫画は「どうなってるの?」と思わされるコマも多いはずだが殆ど無い。敵キャラを含めて全てのキャラが人間的で魅力的なのも素晴らしい。綺麗にまとめて終わって欲しいが明らかに圧力によって伸ばされているのが残念。しかし作者の中ではちゃんと終わり方を考えているだろうから最後には上手く終わらせてくれると期待している。

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[投稿:2006-08-01 19:18:32] [修正:2006-08-01 19:18:32] [このレビューのURL]

これほど古本屋で笑いをこらえたのはありません。正確にはこらえきれませんでした。不審者になりました。絵が合わない人はその時点で終了だと思いますが、内容は今まで出会ったギャグの中で一番のつぼでした。あの終わり方は大好きです。打ち切りに感謝。ギャグ漫画ほど才能のいるジャンルはないでしょう。
ちなみに古本屋で100円だったので速攻で買いませんでした。また読みに行くけど買う事はないと思います。(笑)

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[投稿:2006-08-01 18:53:01] [修正:2006-08-01 18:53:01] [このレビューのURL]

8点 三国志

巨匠による、三国志漫画のバイブル的作品。三国志演義に忠実に書かれている。歴史大作漫画の完成品だろう。最近では蜀側からだけではなく、曹操を主人公としたものや、アクションゲームの大ヒットなどがあった三国志だが、まずこれを見ればよりいっそう三国志の世界にはまれるだろう。学校とかにもけっこうあったりする。登場人物の量からか考えたら仕方ないが、同じ顔が多すぎたり、顔が変わったりしてるので減点。

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[投稿:2006-07-31 00:43:32] [修正:2006-07-31 00:43:32] [このレビューのURL]

劇的なドラマや展開もなく、ダラダラと進んでいくが、読み終えた時にいい漫画だなぁと思える作品。
個人的に思うこの作品の一番の魅力は、全てのキャラクターが善とか悪とかじゃない人間のいやらしさを持っていて、そしてその部分を自己険悪したり悩んだりと、本当にキャラクターに現実的な存在感があるからだと思う。ストーリーのためにキャラがいるんじゃなくキャラが話を回してるからドラマや展開が少ないんだと思うけど、その分登場人物に感情移入しやすく、何か、普通の漫画とは一線違った感覚にしてくれる。ただみなさんが言うとおり序盤(1〜2巻)くらいがとてもたるいので、読み直そうという気になかなかなれなく、全体的な完成度も高い作品と思えないのでこの点ぐらいで。
人を選んだり、途中放棄される可能性も高いと思うが、ハマって読みきったときの余韻は格別の物があると思う。

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[投稿:2007-09-04 20:15:09] [修正:2007-09-04 20:15:09] [このレビューのURL]

漫画家のストイックな生活をギャグとして描いた作品。
実際こんなめちゃくちゃな生活はありえないだろうが、この作者が描くとまんざらフィクションではないように見えておもしろい。連載でやっている「吼えろペン」のお試しのような感じもあるので、1巻だし買って損は無いと思う。

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[投稿:2007-05-17 02:50:06] [修正:2007-05-17 02:50:06] [このレビューのURL]

とにかくセリフ回し。外国人特有の皮肉のこもったやりとりの応酬は噛めば噛むほど味が出てきます。このやりとりをカッコイイと思えるか、薄ら寒いと感じてしまうかで評価は割れると思います。個人的にはかなりこういうやりとりが好きなので好評価ですが、良く分からない人物の引用や政治背景が分かってないと理解できないような物も多いので少し作者の自己満足的な作品とも感じられなくはないです。
エピソードは基本的には痛快なアクション物ですが、双子編、日本編は指定が入るんじゃないかと言えるほどの重さと救いようの無さがあるので、万人向けとはとても言えません。ただ僕はこの二編はかなりメッセージ性も強くて良いと思います。

減点するならやはりアクションシーン。画力は高いのですが見難い場面もちらほら。またガンアクションなのですが、主人公側はろくに遮蔽物も無しに敵をバンバン倒すのに自分らは無敵状態というリアリティのないもので、緊迫感がありません。まあそういうところを気にせずに、セリフ回しが好みにあてはまれば、かなりお気に入りにできる作品だと思います。

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[投稿:2007-03-30 18:10:23] [修正:2007-03-30 18:10:23] [このレビューのURL]

7点 ライフ

簡単に言うとイジメを扱った漫画です。少女マンガですけど普通に男性も読めると思います。多少やり過ぎ感はあって見ていて辛くなるような事もありますけど、しっかりとイジメについて向かい合った心理描写等はかなり良いと思います。ただ、かなり暗い展開が続くのでそういうのが嫌な人は止めといたほうが良いかと・・・・・・・

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[投稿:2007-02-17 23:43:35] [修正:2007-02-17 23:43:35] [このレビューのURL]

綺麗に終わらせている少年漫画のお手本的作品だと思う。
これぞ少年漫画の主人公とよべる潮と、妖怪のとらのコンビはみていて気持ちいい。
30巻以上あるが、基本的に独立した話で、ダレる事もあるが、話ごとの完成度が高く、あまり長々と感じない。
ただ、個人的に絵が見難かった。書き込まれてて力強い魅力のある絵だとは思うけどそのぶん荒くて、アクションシーンもどうなってるかよく分からず、見ていて疲れた。
伏線が上手いとよく言われる作品だけど、なんか伏線と言うよりか、過去をうまく理由づけして使いまわしたって感じで伏線が上手いとは思えなかった。1本過ぎる潮にもイラだちがあったりしたり、細かいところですこし気になって、いい作品だと思うが、それほど夢中にはなれなかった。
高校の時に読んだので、もっと小さい頃に読んだらまた違った考えがもてたかもしれない。
しかし、これぞ少年漫画!!と呼べる作品だと思うので見て損は無いと思う!うしおととらのだんだん培っていく友情は必見!

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[投稿:2007-01-11 00:40:45] [修正:2007-01-11 00:40:45] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

漫画というか純文学という感じでした。
全体的なほの暗さとか、救いようのなさとか、好きな人はハマリそうな感じですね。
キャラもいいですし、綺麗に終われていますし、話も惹きつけられるし、絵もいい感じの上に、「人に必要とされたい人間の弱さ」や「愛」みたいな考えさせられるテーマ(と、僕は思う)のようなものがあって良かった。

ただ、血を飲めば、大丈夫なら輸血用の血液パックでも持ち歩けばいいじゃん。とか、人体実験にされるくらいなら自殺したいとか、(同じよう人の苦しみのためとか考えたりしたら、臨床実験ぐらいそれほど苦痛じゃないでしょ?直るかもしれないんだし・・・・・・)なんか大本のその病に対して、自殺したいほどヤバイ病気じゃないだろ!と感じてしまったせいであまり楽しんで読めなかった。
でもいい作品ではあると思います。

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[投稿:2007-01-09 03:55:40] [修正:2007-01-09 03:55:40] [このレビューのURL]