「はと時計」さんのページ

総レビュー数: 56レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年11月11日

三国志演義にあるような蜀(劉備)を中心に据えた物語ではなく、
曹操の立場から捉えたもう一つの三国志。
横山光輝の「三国志」はストーリーの面白さを忠実に再現した感じだったが、
この漫画はどちらかというとキャラの魅力を前面に出している感じ。
英雄の持つ超越した様と人間臭さが同居しているところがすごくいい。
また、表現が独特で、絵も好感がもてる。
三国志演義をはじめて読んだ時ほどの感動は無かったが、
物語の流れがほぼ分かっていてもこれはこれでかなり面白かった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-01 23:51:13] [修正:2006-12-01 23:51:13] [このレビューのURL]

7点 GREEN

農家の息子に恋して、押し掛け女房になろうというお話。
日常の瑣末なことを描きながらも、楽しく読ませる工夫がある。
独特の間がとても心地よく、自然と微笑んでしまう、
そんな感じの作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-21 21:06:52] [修正:2006-11-21 21:06:52] [このレビューのURL]

設定はシンプルだが、実に奥深い。
最初のシーンで今後の展開
を示唆するような描写をしたにも関わらず、
なお混沌として先のよめない面白さがある。
また、剣士の持つ狂気が見事に表現されている。
さらに道場に潜むマゾヒズムの描写は秀逸で、
物語の奥行きを一層深めている。
構成力があって見せ方が上手いので、そうした要素
を詰め込んでも軽やかで凛とした物語に仕上がっている。
期待の一作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-18 23:46:09] [修正:2006-11-18 23:46:09] [このレビューのURL]

曽田正人の漫画は安心して読める。
消防士を題材にここまで描けるものなのか。
実に上手い。流石だと思う。
救出の際の迫力のある描写は秀逸。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-18 22:32:30] [修正:2006-11-18 22:32:30] [このレビューのURL]

広島に原爆が落ちて生き残った被爆者と
その被爆者の子孫の日常が描かれている。
普段の生活の中にまだ残る原爆の傷跡が切ない。
原爆ドームの顔とはまた別の顔が見えるよう。
画風とストーリーが一体となって
より一層切なさをかもしだしている。
心に残る一作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-15 22:02:44] [修正:2006-11-15 22:02:44] [このレビューのURL]

まさに時代の先駆者。
手塚治虫はさすがだなと思える作品。
戦争の持つ狂気を見事に描きつつも
3人のアドルフとそれに関わる人々の
人間ドラマとしての面白さを併せ持っている。
週刊文春連載というのも実に頷ける。
社会派漫画の秀作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-15 21:49:46] [修正:2006-11-15 21:49:46] [このレビューのURL]

碁を題材にして作られた漫画だが、
漫画の中で碁の戦略を楽しむ
というような方向の作品ではない。
棋士を目指す少年の成長を描く物語。
藤原佐為がとりつくという設定が存分に生かしてあり、
物語の展開が秀逸。
碁を打つ姿に迫力を加える作者の画力もすごい。
エンターテイメントとして高い質を誇る良作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-14 20:42:31] [修正:2006-11-14 20:42:31] [このレビューのURL]

ベースには読ませるための技術がしっかりある。
その上で独自の世界を築いた。
夜の街、主人公の表情、居場所求めるという設定がベストマッチで、
根底に流れるひんやりとした雰囲気を創り出すことに一役買っている。
ストーリーも悪くない。
時折入る作者のうんちくはいらないが、
読み始めると止まらない面白さがある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-13 20:42:33] [修正:2006-11-13 20:42:33] [このレビューのURL]

単純明快に楽しめる漫画。
物語の展開のさせ方が秀逸。テンポよくさくさく読める。
キャラクターもきっちり設定しており、生き生きと描かれている。
こういう漫画好きだ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-13 20:04:09] [修正:2006-11-13 20:04:09] [このレビューのURL]

こうの史代のまんがは実にあったかい。

妻が死に、あとに残された亭主の物語。
亭主は妻の記したノートをもとに家事をするのだが、
そのノートにはたくさんの思い出と愛情が詰まっている。
やがて息子夫婦、孫娘と同居をすることになる。
日常の瑣末なことの中に幸せを感じさせる秀作。

孫娘が素敵過ぎる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-11 18:30:46] [修正:2006-11-11 18:30:46] [このレビューのURL]

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