「赤い車の男」さんのページ
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よくいらんことを言います。

8点 よつばと!
最近はよつばと周りの人達との会話など、カラミのおもしろさに笑いの焦点を絞っている印象を受けました。
雑談で笑いを表現するという点で、あずまきよひこはセンス抜群。やはり緩急のグルーヴがある。
またどのページにも楽しめる要素があるところも高く評価できます。
突飛なよつばのキャラクターですが、仕草や表情など、リアリティを消さないための配慮が細かくて巧いです。
ちょっとずつ成長してるよつばを見るのもなんだか楽しい。これは親心?萌え?(個人的にはとーちゃん萌えなんやけどね。)
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[投稿:2006-12-21 09:25:04] [修正:2006-12-21 09:25:04] [このレビューのURL]
8点 あずまんが大王
4コマ漫画なのに2ページで1エピソードになっているものがあったりするのが新鮮でした。
いがらしみきお『BUGがでる』『ぼのぼの』にも似た間の使い方がとてもいいです。
個性的なキャラクターにも味があります。『あずまんが』以降の萌え系漫画には「智ノリ」「ちよもどき」「大阪くずれ」「ゆかり先生似」などのキャラクターが溢れかえる結果となりましたね。
それらと比べればわかりますが、あずまきよひこのキャラクターセンスはずば抜けています。
見た目や性格を変にひねったりせずに、喋り方やテンポにそれぞれ別の個性をもたせることに成功している。
そんなバラバラの個性が『あずまんが大王』独特のグルーヴを生んでいるのでしょう。(この場合もちろん『あずまきよひこ』でも可)
シンプルで表現力のある絵など、4コマ漫画にとって大事なものをほとんど持っている作品。
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[投稿:2006-12-21 09:09:39] [修正:2006-12-21 09:09:39] [このレビューのURL]
8点 火の鳥
『火の鳥』や『ジョジョ』みたいに各部ごとで構成されてるマンガって点数つけるの難しいね。
基準が全体の平均か最大瞬間風速かによってけっこう違ってくる。
この『火の鳥』は特にそう。
まず鳳凰編,未来編は10点満点ではとても収まりきらない。
かたや乱世編のように個人的にはそんなになものもあれば、異形編のように味わいある短編まで様々。
ジャンルも尺も思い入れもバラバラでどうしたものか悩んでしまう。
というわけで僕なりに評価の方法を考えてみました。
その方法は、これらをまとめて『火の鳥』というタイトルの壮大な交響曲だと捉えるというものです。
「第1章 黎明編」でゆるやかに始まり、「第2部 未来編」で最初の山場を迎えると同時に【生命】の終わりと始まりを表現することで作品の核が云々云々・・・・・
さぶっ!書いてて恥ずかしくなってきた。やめ。(笑)
ロックのアルバムなんかで、コンセプトや全体のトータル性も含めて評価されてるものもあるじゃないですか?(THE BEATLES『サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド』とか)
つまりそういうことが言いたいんです。
あー、ちゃんと言いたいこと伝わってるんかな?不安や。
それによく考えたら、他の皆さんもそういう評価方法なのかもしれんし。まぁいいか。
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[投稿:2006-12-14 03:44:46] [修正:2006-12-14 03:44:46] [このレビューのURL]
8点 リアル
6巻の話がとてもよかった。
井上雄彦が描く闘う人間は貪欲なまでに生きる力で満ちていて、悔しくて嫉妬してしまいそうです。
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[投稿:2006-12-12 16:18:52] [修正:2006-12-12 16:18:52] [このレビューのURL]
8点 神戸在住
このマンガって食わず嫌いしてる人が結構いてそうな気がします。
絵柄も話も、日常の出来事にふと目線をやる感じの、どちらかといえば地味めなものがほとんどですし。
そういうのに興味がない人には縁のないマンガかもしれません。
しかし僕はあえてこのマンガをそういう人に薦めています。
なぜなら何気ない風景に興味がないのと、嫌いなのとは全然違うからです。
季節の移り変わりや受け継がれる文化、目的もなく道を歩くことの楽しさを知っているのと知らないのとでは、毎日のおもしろさがまるで違うのだということを僕はこのマンガに教えてもらいました。
どうでしょう?今まで気づかなかった素敵なものを探してみませんか。
なんちゃって。
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[投稿:2006-12-09 02:27:26] [修正:2006-12-09 02:27:26] [このレビューのURL]
8点 茄子
まずキャラクターが良い。
ひとりひとりの性格やセリフ、仕草にいたるまで、不自然に強調された嘘っぽさがない。
すごくナチュラルにキャラの魅力を描けているんです。
特に女の子がいいね。そう特に道重さんが。
精神的に自立した誰にも媚びてない態度とか、フラフラしてるようで妙にリアリストなところとか。
この娘こそ、黒田硫黄作品を象徴する存在のような気がする。
次はあれだ、細かい演出が巧い。
例えば、自転車レースの話。
レースの状況を描くシーンで、そのレースを映すテレビの画面を描いたりするんだ。
テレビの画面そのまんまだから、コマの端っこのほうに現在の順位や選手の名前が描き込まれてたりするわけ。
これ初めて読んだときにすごいびっくりしたのを覚えてる。
あとあれ、三巻にでてくる巨大なバイオ茄子みたいなもん描いてもくだらなく見えないところ。
だってね、普通なら「はあ?なんだよこれ」とか「ありえないって、フフン」みたいな冷淡なリアクションになりますよ?
富士山の上にめちゃくちゃ大きい茄子が生えてて、その蔓が人間を襲いだすなんて、、、まるで漫画みたいな話じゃないですか!?
あ、今書いてて解った。
黒田硫黄の漫画って「まるで漫画みたいな」出来事や人間を描いても許されてしまうんだ。
だってね、
口から烏が出てきたり、生身で空中を飛び回ったりしてもリアリティが消滅しない漫画なんて今時ほっとんどないよ。
それってすごくないですか?
でっかい茄子がバイオハザードですよ!?
あ、しまった。脱線した。
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[投稿:2006-12-04 03:04:52] [修正:2006-12-04 03:04:52] [このレビューのURL]