「クラムボン」さんのページ

総レビュー数: 57レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年01月03日

戦後の日本を舞台に闘う女性を描いた傑作。

もうまず昭和の時代の空気が見事に表現されてるのに驚いた。
別に行ったことないからわかんないけど、これは間違いなく戦後だなって思ったからOK。

普通なら世界観にキャラクターが負けてしまいそうだけど、この主人公はむしろ圧倒してる。
加納トメの言動ひとつひとつが太陽のような説得力。
だから外国人の大男との試合で、普通ならありえない展開にも説得力があり、納得できる。
肉体的なハンデを安易に超えさせない作者はナイス。逆にカッコイイ。

後半につれて爽快なシーンが減らされ、人生の決断を迫るシリアスな展開に。しかしここで読むのを止めてはいけない。
そこは本作が「野球漫画」から「ヒューマンドラマ」に深化する大事なところだからだ。
ここを蔑ろにしてしまっては最終回のすがすがしさが台無しになってしまう。

もしカッコイイ漫画を探しているなら、わたしはこれを薦めます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-02-02 04:23:16] [修正:2007-02-02 04:23:16] [このレビューのURL]

8点 青い車

感覚を駆使して読むと心にキます。と言うか理屈にこだわりすぎると何も掴めないから。
たぶんこの作品を言葉で的確に言い表せる人ってあまりいないんじゃないかなぁ。
村上春樹のいくつかの小説みたいな感触だとも思いましたけど・・・それとも違うような。
表題『青い車』がすごくいいと感じました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-02-02 03:47:11] [修正:2007-02-02 03:47:11] [このレビューのURL]

初の長編連載だけあり、作者自身もまだ洗練されてない原石のまま突っ走ってる印象。
この作品のおもしろさは「まっすぐで熱い」という一点にのみ特化しているところではないでしょうか。(むしろ振り切っている)
構成や奥深さで言えば、間違いなく後の作品たちに分があるのだけど、熱量で言えば『シャカリキ!』には叶わないとわたしは思います。
なんて言うか、例えるならロックバンドのデビューアルバムのような、そのキャリアにおいて二度と出せないであろう「ある一瞬」のエネルギーが真空パックされたような、そんな印象です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-01-25 00:52:50] [修正:2007-01-25 00:52:50] [このレビューのURL]

正直わたしは少年時代にそこまでハマっていたわけではなく、むしろ『幽☆遊☆白書』に夢中でした。
しかし大人になって読み返してみると、新たに思うことがありました。
『ドラゴンボール』ってその世界観のほとんどが「こども」の発想なんですよね。
社会を経験した大人が描いたとは思えないぐらいピュアで真っ直ぐなんです。
『ワンピース』も『幽☆遊☆白書』も『NARUTO』も『スラムダンク』も、作品からは違いはあれど、大人の価値観が伺えます。(もちろんどれも素晴らしい漫画!)
しかし『ドラゴンボール』はみんなあくまで「こども」なんです。
これはもちろん、あえてでしょう。
それってすごくないですか?
たしかに力のインフレはあるし、セル編からは少々間延び気味だったことは否めません。
だけどわたしは『ドラゴンボール』を支持します。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-01-10 00:21:05] [修正:2007-01-10 00:21:05] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-04 04:53:26] [修正:2007-01-04 04:53:26] [このレビューのURL]

8点 銀と金

絶対的な悪がありました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-04 04:33:07] [修正:2007-01-04 04:33:07] [このレビューのURL]

大好きな言葉があるので引用します

「あいつはなんでも楽しめるからな よつばは無敵だ」

このとーちゃんのセリフが『よつばと!』のおもしろさを言い得ているとわたしは思いました。
毎日を純粋に楽しんでいるよつばを見ていると、こっちにもその楽しさやエネルギーが伝わってくる。
今のままで十分。余計なものは邪魔!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-03 04:03:32] [修正:2007-01-03 04:03:32] [このレビューのURL]