「夜、テレスドン。」さんのページ

総レビュー数: 37レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年06月13日

確実に作者が病んでるのがページから伝わってきます。
そりゃこんなテンションで漫画描いてたら休載も多くなるわな、と。
こうまで勢いだけで描いてる漫画は今時分めったにないですね。
熱血モノじゃないですが読んでるこちらは、久しぶりに興奮して燃えてきています。熱いです。

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[投稿:2008-07-20 15:06:36] [修正:2008-07-20 15:06:36] [このレビューのURL]

よく比べられる、手塚のテーマ性重視のアトムに比べて、こっちはテーマ性なぞ欠片もない。
アクションにつぐアクション。怪ロボットだ、やっつけた、新たな敵がって調子で延々と続きます。面白けりゃいいんです。鉄人最高。
ジャンプのシステムの元祖は横山ですね。
ロボットが「吼える」って表現も素晴らしい。鉄人のアイディアの元がフランケンシュタインの怪物だから
「怪物は吼える」って所から来てると思いますが。
ロボットのデザインは手塚より横山のほうが遥かに上手いですね。

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[投稿:2008-07-19 01:04:16] [修正:2008-07-19 01:04:16] [このレビューのURL]

永井豪や石川賢と違いキャラクター重視の血が沸々と煮えたぎるようなマンガじゃなくて
ぶっ飛んだイメージを一枚絵で見せていくような作風。しかしそのイメージの一つ一つは正にダイナミック・プロ風味。
しかも絵が抜群に上手い、美麗な描線。

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[投稿:2008-07-19 00:13:15] [修正:2008-07-19 00:13:15] [このレビューのURL]

共に巨人の星を誓った父ちゃんは敵となり、一緒に戦ってきた親友の伴も同じく敵となり
明子姉ちゃんは飛雄馬を「野球人形」扱いで、マンションも買ってやったのに結局出て行ったり。

そんな過酷な状況のなかで、バカがつくほど真っ直ぐな飛雄馬がズタボロに破滅していく物語です。
京子さんは左門の嫁さんになっちゃうしさあ。その結婚式を一人、窓の外から見やりながら去っていく後姿の哀れなこと。

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[投稿:2008-07-18 23:54:04] [修正:2008-07-18 23:54:04] [このレビューのURL]

ギャグ漫画を装った悲劇の物語。
狂人デロリンマンが惨めな目をみたときに「おろかものめ!」と現れるオロカメンが
後のマガジン連載版で、デロリンマンにしか見えない幻覚であるという設定を突きつけられたときは
作者の嫌らしさと格好良さに痺れました。オロカメンのデザインも格好良くなってます。

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[投稿:2008-07-18 23:36:57] [修正:2008-07-18 23:36:57] [このレビューのURL]

この人は絵柄が結構デビュー時から変遷してるけど、やっぱり初期の繊細でいて纏わりつくような絵柄が一番好みですね。ちょっと松本零士っぽい絵柄。

この作品じゃ、得意の怪奇要素も入ってるけど結構ギャグがメインになってます。
ギャグもなかなか、ブラックでとぼけた笑いは味があります。「真琴・グッドバイ」とかも好きですね。

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[投稿:2008-07-18 23:27:33] [修正:2008-07-18 23:27:33] [このレビューのURL]

乞食のオモライくんが主人公の、アカがオシッコがどうのこうのな愉快なギャグ漫画。

オモライくんは乞食の割にはフックラした体型なんですけど実はそれはアカが堆積しただけであって
その中身の痩せ細った体をオモライくんが見せるってシーンがある。
その部分の影の付け方とかにゾっとする。
自分を隠して他人に決して晒さないような重いテーマを感じてしまう。

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[投稿:2008-07-18 23:16:59] [修正:2008-07-18 23:16:59] [このレビューのURL]

魔夜峰央の絵を「典型的な少女漫画の絵」として見る人は多いだろうが
やっぱり男だけあって他の女性作家にはない色艶のある絵になってる。
ところが↓でも書かれていられるように、そういう美意識がスパッと抜けてるんですね、この漫画。
あの妖しい美少年と黒ベタ背景の、凄みのあるコマは何処!って感じで。

でもトラウマと貧乏神の間抜けな掛け合いが楽しいから、それはそれで良いんです。

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[投稿:2007-09-15 02:18:36] [修正:2007-09-15 02:18:36] [このレビューのURL]

8点 金星樹

副題「SF短編集」とあります。話の設定にかなり凝ってます。
絵は上手いとは言いがたいんですが、その無骨さが妙に
物語のハードな構成にしっくりする。
ネット上で諸星大二郎風、という意見を見ましたが
そうですね、少女漫画様式に則った諸星って感じがする。
だから一応可憐さはありますよ。

SFっていう面がよく強調されることが多いですが、もう半分は
ラブ・ロマンスで出来てるマンガなので、そこでさっきの可憐さも生きる。

絵は下手って書いたけど、見入るようなコマ使いも何個かあるし
何より、話作りの上手さが圧倒的に高い。
文庫化されたようですが、どうもそれも絶版らしいので
せっかくですから古本屋に行って奇想天外社版を漫画マニアなら是非。

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[投稿:2007-08-29 03:20:05] [修正:2007-08-29 03:20:05] [このレビューのURL]

すいません、漫画じゃなくて画集なんですが。

様々な雑誌、単行本、他作家への寄稿などで
ポツポツと発表していた一連の一枚絵シリーズをまとめたものです。
どうせ出ないだろうな、と思ってたから出たときは嬉しかったなあ。
あの二回で終わった「右手地獄」まで収録されてるよ。
いやー、沙村さんの絵は美しいです。

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[投稿:2007-08-01 17:11:51] [修正:2007-08-01 17:11:51] [このレビューのURL]

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