「kazu」さんのページ
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9点 寄生獣
寄生生物のミギーと彼(?)に寄生された人間・シンイチのコンビが絶妙。
シンイチ+ミギーと寄生生物たちとの戦いももちろん面白いが
この作品の見所はやはり寄生生物と人間との狭間に位置してしまったシンイチの葛藤だろう。
「我々はか弱い。それのみでは生きてゆけないただの細胞体だ」
これは、ある寄生生物がシンイチに向けて言った台詞だ。
この寄生生物は、寄生生物と人間との関係を一つの家族のようなもの、とも表現している。
人を食料とし、人に寄生することでしか生きることのできない寄生生物達。
もちろん、人間の視点から彼らを見れば脅威以外の何ものでもないだろう。
だが別の視点、例えば地球、あるいは生物全体から見るとどうだろう?
なんてことを考えてしまう漫画。
といっても、もちろん小難しいことを考えず読み進めても面白さと感動を味わえることは間違いナシだ。
ナイスレビュー: 4 票
[投稿:2005-03-25 01:48:07] [修正:2005-03-25 01:48:07] [このレビューのURL]