うしおととらのレビュー
10点 タコのすけさん
これぞ少年マンガ!というお手本のような漫画ではないでしょうか。
一話から最終決戦まで無駄な話がありません。
全ての話が最終決戦の伏線になっています。もちろん、後付けもありますが無駄なく綺麗につなげているので違和感は0です。
この作者さんは悲劇的な終わり方をする童話等が嫌いらしく、それはこの作品自体にも出ています。
無駄な死というものがないのです。
「死」というものは悲しいものですが、藤田先生は「救い」を作っているのです。
そのことで、ただ悲しいだけの死のシーンが少なくともそのキャラクターにとってはまた違うものになっています。
命というものを決して軽く扱っているマンガではありません。
子供が大人になる前に是非とも読ませたいマンガですね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-04-16 23:22:46] [修正:2006-04-16 23:22:46] [このレビューのURL]
8点 yn13さん
感動する話も多く、良い漫画だと思います。
ただ、この作者さんの少年漫画らしい台詞などの表現がなじめないことがありました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-03-30 22:02:08] [修正:2006-03-30 22:02:08] [このレビューのURL]
9点 yone9085さん
今まで関わった全ての人たちに見守られつつの最終決戦は本当に感動モノです。
一つ一つのエピソードが面白く、最初の方のエピソードから
ほぼ全ての設定を最終決戦で活かしていた技量には敬服するばかりです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-07-06 23:29:56] [修正:2006-03-08 22:14:41] [このレビューのURL]
8点 kamakuraさん
この漫画は冷めないうちに一気読みがベストな読み方だと思い
ます。
とにかく熱い!まさに少年漫画!
ちょっとダサいところやクサいところを冷めずに読めれば、最
後のシーンでは涙も出るはずです。
自分としては少年漫画らしい少年漫画としてはベスト1です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-09-20 02:38:12] [修正:2005-09-20 02:38:12] [このレビューのURL]
10点 コステロガーデンさん
これぞ漫画!好感度抜群の主人公!
全33巻と長めですが、実際読んでみるとそんなに長い感じはしません。
その理由はシナリオのセンスと構成力のたくみさにつきると思います。
物語全体をみても、ダラダラしたところはさほどなく、
エンディングへ向けて、きっちり足場を固めつつも、
全力で突っ走っている感じを受けます。
主人公の潮ととらが所狭しとあばれまわる爽快さに心踊り、
キメゼリフのひとつひとつに胸が熱くなります。
そして、潮ととらの関係がどんどん変化していくのにもジーンとさせられます。
登場する人物たちが彼等に出逢う事によってなんらかの成長をとげ、
それが後々に互いにとって大きな力となる。まさに一期一会の世界。
その多くの出逢い、いってしまえば多くの伏線が、
パズルをうめるかのように見事にはまっていく最終バトル編の展開はみごと!
最終バトルのパターンとしてよくあるのが、
いままで作品に主人公絡みで登場してきた主なキャラ達が、
「わー」っと出てきて、手助けしたり、クライマックスを盛り上げたりするパターン。
この作品でも、主人公に関わってきたキャラ達が、最終バトル編にどんどん登場してきます。
しかし、その登場の仕方がハンパじゃない。
唐突に「わー」というチープな登場の仕方ではなく、キャラひとりひとりに適切な持ち場、舞台をあたえ、
そこでエピローグ的な要素を盛り込んだ十分な存在感を示し、伏線の消化を見事に終了させているのです。
この構成力とシナリオづくりのレベルは、恐ろしく高いといえます。
こんなレベルの高い作品を読んでしまうと、
他の作品が、
「ポロリのない女だらけの水泳大会」
「王様ゲームのないコンパ」
「マリームをいれないコーヒー」(これはちょっと違うか?)
のような、物足りなさを感じてしまうこともしばしば。
それでも私はこの「うしおととら」レベルのマンガと出逢いたくて、
これからも手当りしだいにマンガを読み漁ることでしょう。。。
一期一会を大切にして。。。
◇この作品の個人的価値=全33巻+外伝1巻で 15000円也。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-05-29 14:06:52] [修正:2005-09-11 14:04:41] [このレビューのURL]
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