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1.61点(レビュー数:13人)

作者中野純子

巻数8巻 (完結)

連載誌週刊ヤングジャンプ:2002年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 06:34:07

あらすじ 高校一年の夏休み、ポンタは悪友のタロとジロに誘われエミ、ルミ、千砂たち女の子3人と海水浴旅行に。この旅行で童貞喪失を目論んでいたポンタは、待ち合わせ場所に制服姿で現れ、ビーチではスクール水着の明るすぎる千砂にかなりてこずったが…!?

備考 月1連載

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ちさ×ポンのレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全13 件

怖いもの見たさで読んでみた。
多分、今これを読もうとする人間はそういうタイプしか居ないと思う。

で、他にレビューして酷評している人と同感。
レイプ犯の徹底的擁護、作者の都合により急激にバカ女に成り下がるヒロイン、都合の良すぎるその恋人。
これを感動の物語としているんだから、どれを取っても気持ち悪いですね。

作中の批判は既に語りつくされていますが、違った視点から追記しますと、
一番ありえないのは、レイプされたヒロインの母親です。

主人公とヒロインは17歳です。(ついでに言えばレイプ犯も18歳以下ですが)
娘がレイプされたことを聞かされた母親は、それを認めようとしない娘に対し、
「今まであんたと付き合ってくれていた恋人を裏切って浮気したって言うんなら別れろ!そうでないなら今から私と産婦人科にカウンセリングに行け」
と言い、ヒロインがカウンセリングを選ぶのだが、
それ以外、何にもしてないのである。

そもそも、娘が夜中を過ぎても家に帰ってこないことを主人公、娘の親友に連絡しそこには居ないことを知っても、警察に通報してないのは意味がわからない。
そして、レイプ犯の家に主人公とその親友とその恋人が走って乗り込んでいくわけだが、
この3人が母親に連絡も入れていないのは妙。犯罪者に立ち向かうが何故全員が17歳なのか?母親は家で爆睡していたとでも言うのだろうか?
描写が中途半端で理不尽。作者の技量の無さが鮮明に現れている。

そして主人公が決心したヒロインを連れて行っての2人旅行。
これを特に深い考えもなくあっさり了承する。
ただ、バカ娘の愚考が原因であるのに主人公の旅費は負担しないのか?という疑問が出てくる。図々しいにも程がある。

そしてレイプ犯との対峙、
この時、母親は同行すらしていない。
だから、何で凶悪な犯罪者に対峙するのに親が同行してないんだ?って話。我がの娘をレイプした上に反省もロクにしておらず、のうのうと学校に通い続けるクズに、
なんで娘一人で会わせてんだ?って話。

この母親が動きを見せていない裏では、
レイプ犯の家に賠償と謝罪を取るために殴りこんでいたのか、
あるいはレイプ犯がのうのうと通い続ける学校に被害を訴え、しかるべき処分を要求していたのか、
あるいは警察に被害を訴えていたのか、
何かしらの行動を起こしていたのかと思えば、

何もしていなかったことが判明する。

娘のことを思えば事を荒立てたくない。被害届けも訴えも起こさない。
主人公には「レイプ犯ともう騒ぎを起こすな。今までどおりレイプ犯の居る学校に通え」同然のことを言ってのける。

・・・どんな母親だよ?
お前が何もしなくて話が進むわけ無いだろうが。

作者のご都合主義が全てこの母親に集約されている。
全員が全員気持ち悪いが、30過ぎた真っ当であるはずの人物がこんな奴なら話は終わりだ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-04-05 06:44:40] [修正:2018-04-05 06:44:40] [このレビューのURL]

0点 ラグナさん

[ネタバレあり]

おもしろさが全く理解できなかったという点において0点です。

ここまで人をバカにした作品は例を見ません。
ましてや女性読者であればこういう展開が好きとかってレッテルを貼られるのも、女から見れば迷惑です。

この作品における最大の問題点は『レイプ犯・徹底擁護』です。
レイプ展開を持ち込んだのは別に構いません。
それはレイプ犯がクズだったということと、彼氏や親友の思いを踏みにじってまで「危険人物」を信用して家まで平気で付いていったヒロインがバカなだけです。

ところが、このレイプ犯はありえない言動を繰り返します。
あろうことか
『非処女だと思って平気でレイプしたら本当に処女だった』
ことに青ざめて謝罪し、レイプ行為を認める。
ヒロインが非処女だった場合、レイプは認めず親の金や脅迫のために撮影した全裸画像で口を封じる気バリバリだったわけです。

何よりも、レイプしたヒロインの彼氏に自分の犯罪を告白するわけですが、
結局『あんたはあの人に相応しくない。だから解放してやる』ために犯したと言い放ちます。
こんなふざけた理屈がありえるでしょうか?

全く自分の犯した罪の重さを理解しておらず、全く関係ない人のせいにするようなクズが、
こともあろうか結局は罪に問われることはなく全員に許されます。
被害者であるヒロインはありえない理屈と方法で許し、
被害者の彼氏である主人公はレイプ犯と終始馴れ合い、
被害者の親は娘がレイプされたというのに何の賠償も裁きも要求せず不問に処し、
過去にそのレイプ犯に恋路を壊された被害者の彼氏の親友は『訴えたってしょうがない』などというありえない許し方をします。

この超絶的に理不尽なレイプ犯擁護の原因、
私は主人公である被害者の彼氏にあると思っています。
前述のように、レイプ犯は罪の意識もなく、責任転嫁をした上で自分を正当化する発言をしました。
それに対して主人公はその言い分を
「全面的に認めて」います。
その上で、レイプ犯のありえない発言を
『誰にも言っていない』のです。

もし、レイプ犯のありえない言い分を周りに言っていれば、
自業自得とはいえまんまと犯されたヒロインは「許す」はずがない。
被害者の母親は怒り、レイプ犯の家に乗り込み、レイプ犯の通う学校にも乗り込み、しかるべき処罰と謝罪と賠償を要求するでしょう。
親友にしても「しょうがない」で済ませるわけが無い。

作者はレイプ犯擁護のために徹底的に主人公に傷を負わせまくるだけでなく、その行動まで制限させるというあまりにも理解不能なことをずーっと続けます。

結局、主人公だけが巻き添えで心に傷を負います。
愚かな恋人には侮辱され続け、
その母親には
『レイプ犯を裁きもしないし、そいつの親にも何も知らせない。
 学校にも通告せず退学にもさせない。
 悪いけど今までどおり君はレイプ犯と同じ学校に平然と通い続けてね』
と言われているも同然。

一方、ありえないご都合主義で許されたレイプ犯は社会的制裁は全く受けず平然と学校に通い、成績優秀だから将来は産婦人科医を目指すという順風満帆な道を歩んでいく。
こんな理不尽な話がありますか?

一応、レイプ犯はそれなりの報いは受けますけど、
あの程度の傷とあの程度の障害を負ったぐらいで納得できる読者なんて居ません。
あれで納得した主人公の頭の狂い具合は常軌を逸しています。
そんな状態が続いたまま物語は進むわけですから、何を描こうとも馬鹿馬鹿しいし、気持ち悪いだけです。
最終巻のあとがきにて
「あのレイプ犯は一生孤独に生きていくでしょうね」
と作者は言ってますが、は?だから何?って話です。

そこまでイラつきながら私は何故最後まで作品を読んだのか?
それは、最後の最後に主人公は必ずレイプ犯に言うべきことを言うだろうと期待したからです。

「気に入った女の子が自分に振り向かなかったのが気に入らないからって、その女の子を無理矢理犯したレイプ犯!
自分がやったことの罪の意識も無く、しかもそれを他人のせいにするような卑怯者が人の痛みを理解できるのか?
お前なんかが医者になんてなれるか!

避妊もせずに平気で女の子をレイプできるような奴が、産婦人科医になって命を扱えるのか?
お前なんかが命を扱う資格は無い!

今度は俺が言ってやるよ。調子に乗るな!!!」

って啖呵を切るぐらいしてくれると思ってたんです。
なのに、一瞥して・・・無言で立ち去るって。はぁ?

作者さん、
どこまでレイプ犯の社会的信用と将来を大事にしたいんですか?

こんなありえないレイプ犯徹底的擁護作品を美談として取り扱うから、
貴女が亡くなったときに半数以上が「ざまぁ!」ってコメントするんですよ。

私だってそう思いますもん。同じ女として軽蔑します。
もしこれが遺作になっていたら、私は侮蔑の手紙を集英社と作者宛に送りつけていたと思います。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-03-22 23:42:23] [修正:2018-03-24 01:39:44] [このレビューのURL]

5点 asd5さん

この手の漫画って悪い意味でどちらかの性に偏りがちですが、この漫画の場合、
男も女もそれぞれに弱さがあり、それぞれに自覚し、それぞれに克服していこうとするところが良いです。
男女の距離感にしても、なかなか生真面目な作者さんの性格が伝わります。故人だそうですが…

皆さん書かれているとある嫌な展開について、私も基本的にストーリー漫画でこれをやるのは反対です。
ただ、そういったことも踏み越えて生きていく二人が描かれているため、それほど嫌な気持ちにはならなかった。少なくとも、安易に性的に盛り上げるためにやったものではないことは、下の低い点数をつけた方々の反応を見ればわかるはず。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-12-08 17:58:41] [修正:2012-12-08 18:00:39] [このレビューのURL]

2点 そのばしのぎさん

青年誌でヒロインが第三者にレイプされる展開を好む男性読者はまずいないと思います。
中には寝取られ属性という性癖を持っている人もいるでしょうが、極めて少数派ではないでしょうか。

無防備に自分から他の男の家に押しかけ、睡眠薬飲まされレイプされ、自暴自棄になって街中で援助交際。
加害者を許してその後も馴れ合い。
それに対する主人公「俺の千砂ちゃんはやっぱ優しい」・・・男性視点では絶対に出てこない台詞ですね。
2人がトラウマを乗り越えるというより、ひたすらヒロインの行動を正当化するのに展開は割かれている。

画力などは申し分ないし、レディースコミックとしては評価できるのだろう。
その手の漫画を読まないので強く語れないが、おそらくこの漫画はそういった場で発表されるべき内容で、一般誌で読んでもただの欝展開に過ぎない。

男女の発想の違いを感じるには面白い作品かもしれない。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-10-31 06:02:43] [修正:2010-10-31 06:02:43] [このレビューのURL]

3点 ひらがなさん

3点、ですね。
「暇つぶし程度……」というのは言い方が違いますが。

正直、軽く不快になりましたね。
レイプ展開……、少女漫画かよ……と。

普通の恋愛にしてやれよ。
なんでもレイプすりゃ良いってもんじゃないでしょ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-09 17:11:02] [修正:2010-06-09 17:11:02] [このレビューのURL]

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