るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―のレビュー
6点 souldriverさん
リアルタイムで読んでたときは続きが楽しみだったけど、京都編が終わってからの展開にはなんだかガッカリした記憶がある。
少年誌で敵を殺すことをタブーとする主人公は当時新しかったし、それにきちんと重みを持たせているのはすごいと思った。日本の中世文化と近代文明が混ざり合った明治時代という舞台も面白い。
また重めのテーマを抱えていながら、終始マンガとしてのエンターテイメントの本質を忘れていなかったのも良い。
こうした要素が程よくバランスを保っていたのが京都編までだったけど、それ以降は剣心の過去を引っ張りすぎた展開や、キャラの外見的インパクトに走ってしまった感じがしてイマイチ入り込めなかった。作者が京都編までを超えようとして足掻いてるのが目に見える。
京都編で完結しておけばよかったとは思うけど、最後まで投げ出さずに描き切ったことは評価できる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-07-16 14:50:19] [修正:2007-07-16 14:50:19] [このレビューのURL]
3点 ゆきやさん
読んでて何も感じなかったです。
まぁ当時人気もあったことですし、見る人が見れば感じる「熱い何か」はあるのだろうけど…。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-07-13 18:47:04] [修正:2007-07-13 18:47:04] [このレビューのURL]
5点 wowwow66さん
テーマはいいが、このテーマは少年誌でやるのには無理がある。でも追憶編と縁編(バトル以外)は結構がんばっていたかと思う。(でも薫のくだりは拍子抜け)
キャラクターはいいのだから少年誌でやるならなんの迷いも無く志々雄をブッ倒せるぐらいの設定にしないと。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-20 02:00:34] [修正:2007-06-20 02:00:34] [このレビューのURL]
2点 佐々木裕健さん
もともと青年誌でやるべきテーマを少年漫画に持ってきてしまったために、全てが中途半端なご都合主義になってしまった。
特に私が気に食わない展開は志々雄真実が勝手に燃えて絶命してしまったところである。
もし志々雄が自滅しなければ、剣心は二者択一を迫られる。
1:殺さない程度に痛めつけ、警察に引き渡す。
2:殺す。
もし1を選べば志々雄は死刑になるか脱獄するかのどちらかしかない。死刑になれば、剣心は間接的に殺しを手助けしたことになるし、脱獄されたら、また多くの人間の命が犠牲になる。
「不殺の誓い」を守ることにより、これだけのリスクが出るというのに、志々雄の自滅により、リスクは回避できるは殺さずにすんだはで、良いとこどりになってしまったわけである。
剣心の「不殺の誓い」は、それによって罪をかぶるもの、命を落とすものを別に作り出すという本質的なジレンマがあるにも関わらず、そのテーマに真正面に取り組むことなく、ご都合主義的展開でスルーさせ、単なるバトルものとしてしまったことに、私は怒りすら感じてしまう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-12 20:08:15] [修正:2007-06-12 20:08:15] [このレビューのURL]
10点 ブリッツさん
週刊少年ジャンプ暗黒期の看板作品。
これもかなりの名作ですね。まず、キャラクターにおいては主役である剣心をはじめ、斎藤、左之助、など、格好良くて魅力的なキャラクターが多数出てきました。剣心の「不殺」や斎藤の「悪・即・斬」などといったそれぞれのキャラクターが独自の信念を持っているのが格好よく、また、興味深くもありました。
また、明治時代を舞台としたことで、当時の文化や幕末の情勢を知ることが出来、その点でも興味深かったです。僕はこれがきっかけで幕末の辺りの時代に興味を持つようになりました。
バトルの面においては、派手さが出ていてかなり良かったです。主人公だけでなく、脇役にも見せ場をちゃんと作ってあげているのは好感が持てました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-05-29 00:04:22] [修正:2012-10-10 23:38:41] [このレビューのURL]
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