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7.74点(レビュー数:43人)

作者河合克敏

巻数30巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1989年~ / 小学館

更新時刻 2011-04-04 21:51:42

あらすじ 中学時代はライバルだった柔道少年・粉川巧、杉清修、斉藤浩司、三溝幸宏、宮崎茂。この5人が浜校に集結した。なんと全員が黒帯所持者。さっそく柔道部を結成し、高校生活がスタートするが…!?

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帯をギュッとね!のレビュー

点数別:
21件~ 25件を表示/全43 件

8点 オカシューさん

少年サンデーの長編マンガは私の中で評価が高くなりがちである。 
これはかなり昔からである。

察するに毎週毎週の人気を極限まで追い求めるジャンプ作品。とそれに比べ作品の完成度をこそ重要視し、週間の人気レースをそれ程長編作品に厳しく求めなかったサンデー編集部の方針の違いがあったのではなかろうか。

その為(例外はあるものの)ジャンプ長編作は結局最後はグダグダになりがち。それに対してサンデー長編作は単行本で読むととても満足させてくれるのだ。

そんなサンデー長編作マンガの代表的1本がこの「帯をギュッとね!」である。

ポップでライトな出だしのこの作品、誤解を受けてしまう可能性がある。
1、2巻読んだ時点で見限られたならばよくある無限ループ学園コメディの烙印を押されかねない雰囲気を醸し出しているからだ。

しかしここは当サイトの評価能力を信用してくださいよ、と言うしかないだろう。(少年マンガ部門上位なのです)

試合内容、ストーリー共にポテンシャルはそうとう高い。
最終巻を読み切ったならば「サンデーの長編マンガ」の名に恥じない事が分かってもらえると思うのだ。

例えていうならボクシングのボディブロー攻撃的作品というか。軽いノリだなとスラスラ読んでいく内になんだかジワジワと効いてくる良さがあるのだ。

それは柔道というモノにとてもしんしに向き合った描きかただったり。
また今どき珍しい程のピュアでプラトニックな恋愛の描きかただったり。

これらをうそくさいと言うのは間違い。
私のような汚れきったおっさんの真っ黒な心の中でさえ、奥の奥の隅の一角にわずかに残るその琴線に確かに触れるものがあるのだ。
(ラストお別れ会後の杉と桜子の独白などキュンキュンきましたよ)

ケンカ暴力でバキッ!グシャッ!とかパンツがペロン!とか。そんな安っぽい刺激物に頼らない世界で高いクオリティを提示するのが河合作品の素晴らしい所です。
また本来泥臭くなりがちな柔道という格闘技と少し淡白な絵柄が上手く混ざり合って良い味をだしているのも追い風か。

そして後半、ラストまでの怒涛の盛り上がりはアッパレというしかない。
描きかたを変えた訳でも過剰な演出が出てきた訳でもない。なのに。

今までのボディブローが。キャラクター達と共に過ごしてきた漫画内時間が僕らにどっと押し寄せてくる。
味わって欲しい、この心地よい感動と興奮。

・・・だからあなたも。

心をギュッとね!

されてみないか。



ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-02-17 22:29:13] [修正:2010-02-17 23:29:25] [このレビューのURL]

5点 三助さん

無難に面白い作品。
柔道をやってる友人が「そんな上手く行くはずがない」と言っていましたが、
まぁそこは漫画ですから。
柔道を知らなくても楽しく読めると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-11 13:57:33] [修正:2010-02-11 13:57:33] [このレビューのURL]

8点 ポコペンさん

単純な熱血スポコン漫画ではないです。
少年漫画にありがちな過剰な演出や、根性や感情で勝っちゃうような都合のいい話はなく、すごく丁寧な話作りがされていると思います。

っとまあそんなことがこの漫画の魅力ではなく桜子が・・・かわいすぎる

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-05 13:14:11] [修正:2010-02-05 13:14:11] [このレビューのURL]

10点 tachuhikoさん

今の世代の人から1〜10巻の絵柄、表紙を見ると、
敬遠されがちですが、
取り敢えず読んどこっ!
柔道に対する考え方が変わるのが一番大きいんだけど、
それを支えるギャグセンスが
半端ない!
どのキャラも柔軟にボケ ツッコミをこなし
お前らはお笑い芸人かっ てほど
リアクションも良い。

名作だな






ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-30 14:26:52] [修正:2009-12-30 14:26:52] [このレビューのURL]

9点 もも治良さん

 この漫画を読むまでは柔道家というとゴツくて野蛮で乱暴な獣っぽい連中としかイメージが湧いてこなかったのですが、連載中に見事に私にとってのイメージを変えてくれました。
 
 この様な所謂アニメ絵といってもいい絵柄の格闘技もので、孤高のナルシストものでもなくエロでもない、しかも真剣に強さを求めるものでありギャグでもあるとはなんと立派な事かと私は思います。

 でも人生は変わらないので9点にしときます。


ランキングの上位にあったお陰でまた久しぶりに読めました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-27 23:48:24] [修正:2009-12-28 00:18:24] [このレビューのURL]

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