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7.79点(レビュー数:53人)

作者ハロルド作石

巻数34巻 (完結)

連載誌月刊少年マガジン:1999年~ / 講談社

更新時刻 2009-12-27 15:47:26

あらすじ 主人公は趣味も特技もとくにないふっつーの中学生:田中幸雄、通称・コユキ。このコユキ、ある日偶然道で出会ったヘンな犬を助けたことにより犬の飼い主である「あの男」に出会ってしまう。助けた犬の名前は「BECK」。沖縄出身のアイドル「国吉ちえみ」を最高の音楽と信じて疑わなかったコユキが、全米のカリスマバンド「ダイイング・ブリード」との衝撃的な出会いによって生活の中の何かが変わっていく…。

備考 単行本はKCDXから発売。

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BECKのレビュー

点数別:
31件~ 35件を表示/全48 件

6点 Mikky-Dさん

 音楽を主題とした漫画。少年誌連載ということで、作者の他の作品と比べるとやや異色。もちろん、それが悪いわけではなく。
 また、シュグナイトの件を指摘している方がいらっしゃるように、実在のミュージシャンの逸話やグループ名、ライブハウス等々を各所でパロディ化している点や、例えばNYドールズのくだり(真帆の化粧)等、元ネタ知っているとクスッと笑ってしまうような表現は、作者の音楽の趣味が感じられ、大いに評価できる。ただ、それがやや広く、浅いように一部感じる(あえてそうしたのかもしれないが)。

 ひとつだけ言いたいのは、関連アニメやCD等は、この漫画に関してだけは絶対に作ってはいけなかったのでは。何らかの実在する「音」とイメージが結びつけられる可能性を伴うようなことは絶対にやってはいけなかったように思う。もしアニメ等でこの作品のイメージと同時に何らかの音楽を聴いてしまった人が、この漫画を読んで想像力を働かせる際の妨げとなる危険性があるのは明らか。
 テレビや映画などにない活字や漫画の良さは、読者が強く想像力を働かせることができることだと考えているので、せっかく「音楽」という漫画作品として珍しいテーマがあるだけに、この点は実に残念。
 この作品の中で演奏される音楽は、読者それぞれの頭の中でのみ流れるべきだった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-02 20:15:05] [修正:2008-10-02 20:15:05] [このレビューのURL]

10点 54年29歳さん

僕ロックは全然詳しくないです

普段はブラックミュージックオンリーです

でもブルーハーツとBOOWYは好きです


音楽は最高に好きです

ハロルド作石はものすごく成長しましたね。この漫画とともに。
彼ら五人とともに。大好きな音楽とともに。

BECKの音楽が気になりましたもん、

コユキの声が聞きたくなりましたもん、

彼らのライブで弾けたくなりましたもん。


コユキの純粋さに

千葉クンのHOTさに

竜介のCOOLさに

平クンの優しさに

サクの人間性に

心惹かれました

感動をありがとう

             追記

レオンサイクスのモデルはシュグナイトとゆう人物です。ググってみれば大体わかると思われます。ハロルド作石はヒップホップにも明るいんだと思います。   
              

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-17 03:00:52] [修正:2008-08-17 03:00:52] [このレビューのURL]

8点 booさん

漫画という媒体において表現が難しい音楽を表すのにある程度成功している。クラシックならともかく、ROCK漫画でここまで雰囲気を出せた作品って個人的には思いつかない(少ないし)。

絵柄は万人受けするタイプし、CDのジャケやPVのパロディである表紙にはセンスを感じる。インディーズシーンの描写もリアル。ライブの回では見てると鳥肌が立つときもあるし、低迷してもかならず盛り返してくる安定しておもしろい漫画。ただ、あまりのめりこむということが個人的にはなかった。

気になったこととしては、20巻くらいから引っ張りすぎているということや、レッチリはいいとしても作中のメンバーの音楽の趣味がふるすぎるということ。作者の趣味を反映してのもかもしれないが、多少不自然。バンドTなどで、RANCIDやNOFX、GREEN DAYなど現代のバンドも出てきてるのでそういうのをメインに持ってきて欲しかった。

アバロンで終わりかと思ったけど、どうやらもうしばらく続くよう。終わりどころを間違えないことを祈る。

追記
最近ギターの勉強のためにオールドロックやソウルばかり聞いてたら見事にはまってしまって、以前書いた批判は的はずれだったのすいません。それでもバンドスタイル自体は古すぎるかな。

終わり方はきれいで良かったと思う。今まで何かにさえぎられて届かなかったベックの音楽がやっと届いた瞬間という事で、ぞくぞくさせられた。今まで日の目を見なかったバンド漫画で成功した事に敬意の念もこめて一点プラスです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-23 19:28:14] [修正:2008-07-22 22:38:58] [このレビューのURL]

7点 souldriverさん

音楽マンガのようで、実際ちゃんと音楽してるマンガ。この辺が同じバンドを扱ってる「NANA」とは一味違うかな。ドカーンと突っ走る展開じゃなくて、地道な努力を積み重ねて徐々に成功を収めていくBECK…もといMCSには愛着も湧くってもんですよ。

そして今作も作者の遊び心溢れるパロディー・オマージュが盛り沢山。ハロルド先生の懐の広さにはいつも驚かされる…。

変に話が飛躍する場面があったり、バックではかなり黒い話が展開していくけど、構成がしっかりしてるからハラハラしつつも安心して見てられる。
欠点は洋楽に詳しくないと分からない部分が多いのと、BECKのバンドスタイルに魅力を感じられない人にはツライかもしれないこと。必ずしも万人向けではないのかもしれない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-23 00:09:23] [修正:2007-09-23 00:09:23] [このレビューのURL]

8点 dropkickさん

不思議な魅力のあるマンガです。
ワクワクするほど気持ちが高ぶるというワケでもなく、冷めるワケでもない。
気づいたら読み終えているといった不思議な面白さのあるマンガです。

ただ、洋楽を全く聴かなくて知識のないオレにとって、実際の洋楽のアーティスト名等を出されてもあまり伝わってこないのが残念です。

あと、最近の音楽シーンとマンガで描かれている音楽シーンが少しズレている気がするのが気になります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-30 01:33:37] [修正:2007-08-30 01:33:37] [このレビューのURL]

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