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7.7点(レビュー数:41人)

作者福本伸行

巻数11巻 (完結)

連載誌ビッグコミックオリジナル:2003年~ / 小学館

更新時刻 2012-02-14 18:15:24

あらすじ 世間という檻の中でハムスターよろしく、ひたすら空回りし続ける、44歳独身男性の黒沢の人間哀歌物語。

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最強伝説黒沢のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全37 件

7点 いーらびさん

いちいち出てくる例え話が面白かった。
「そう、まるで〇〇!」
もはやギャグ漫画といって差し支えないほど。

人が一瞬に張り巡らす思考のくだらなさ、
完全に独りよがりなのに本人だけは分かってない救いようのなさ、
そこら辺の描き方が相変わらず上手い。
ゆえの面白さ。

「投網一発!持ってかれた!人望という名の魚群を!!」

あんた以外誰も考えてないよそんな事。

冴えないをぢさんの日々の葛藤が痛々しく切実に描かれているだけに、
対戦相手がただの不良(しかも中学生)という次元の低さに拍子抜けしてしまった。




ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-27 17:45:31] [修正:2013-04-10 10:35:22] [このレビューのURL]

7点 pazzoさん

読み終えた後冷静になってみればおいおいそんな馬鹿な、という展開だらけではある。

でも読んでいるときはあまりそれが気にならなかった。
前半のダメっぷりがあるからこそ後半のカタルシスが心地いい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-11 17:12:18] [修正:2013-03-11 17:12:18] [このレビューのURL]

8点 jdf54jさん

福本伸行漫画にしては珍しく引き伸ばし無く完結。44歳建築作業員
黒沢、酒を片手にTVの前でワールドカップに熱狂する自分を
見て突然目覚める。
「どんなに熱狂しても、あれは他人事・・・他人の祭りじゃないか・・・
オレの、オレによる、オレだけの感動が欲しい・・・!」
今作はカイジからギャンブル要素抜いた人情モノ、に見せかけた
ギャグ漫画。作者独特の心理描写は時としてネタにされているが
これに限っては明らかに笑わそうとしている。笑えるんだが、
やる事なす事すべて裏目に出てしまい、読む側の感性によっては
悲哀、切なさも感じるだろう。稲中の古谷実が描くダメ人間系なんだが、
こっちは結構重い。相変わらず言葉のチョイスが素晴らしい。
話の運びもグダグダになる事もほぼ無く、幅広い読者層にもっと
読まれても良い、良作漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-06-22 21:55:11] [修正:2012-06-22 21:55:11] [このレビューのURL]

8点 nezuminokifujinさん

自分の人生は自分で勝ち取るしかない。そんな勇気をもらえる作品
ラストのアメリカ対する作者の主張は気持ち良かった

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-28 21:29:26] [修正:2012-02-19 16:23:06] [このレビューのURL]

7点 人間賛歌さん

銀と金には及ばないけれど、カイジよりは面白かったです

前半は何て痛い漫画なんだ・・・と思いながら読んでいました
主人公は人望もなく、家族もいなく、職場でもパッとしない
努力は報われず、やる事なす事裏目にでる
主人公に感情移入させる演出が少し痛々しい

しかし後半は
不良どもに立ち向かう主人公の姿が雄雄しくて感動しました
福本氏は、ストーリー構成や追い詰められた人間の心理描写が巧い

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-14 18:15:47] [修正:2012-02-14 18:15:47] [このレビューのURL]

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