あらすじ 世間という檻の中でハムスターよろしく、ひたすら空回りし続ける、44歳独身男性... 続きを表示>>
最強伝説黒沢のレビュー
8点 デビルチョコさん
冴えない中年男を見事に描いている。
その主人公が数々の伝説を作っていくストーリーは壮快。
冴えないのは最初だけだった。
ギャグシーンは笑えるし、独特な台詞まわしは健在。
面白かった。
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[投稿:2015-02-13 10:59:40] [修正:2015-03-15 11:42:31] [このレビューのURL]
7点 paranaさん
本編冒頭の
「感動などないっ!
オレが求めているのは……オレの鼓動……オレの歓喜。オレの咆哮。
オレのオレによる、オレだけの……感動だったはずだ…!」
この言葉がグサりと突き刺さった。
福本作品は、突かれると痛い図星をついてくることが多々ある。
このひと言で、もうこのマンガが読む価値あるって理解できた。
さえない中年男性(黒沢)が主人公と、従来の主人公像とは一線を画したマンガであるが
アジフライ1つで読めるストーリーを作ったり福本先生のセンスは凄い。
とにかく黒沢はダサく描かれているが、それが後半のバトル系のストーリー展開で光る。
黒沢が終わった理由が打ち切りという話であるが、
ストーリーがきちんとまとまっており、
新たに始まった続編(新最強伝説黒沢)が蛇足にならないことを祈る。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-04-05 11:21:15] [修正:2014-04-05 11:21:15] [このレビューのURL]
7点 pazzoさん
読み終えた後冷静になってみればおいおいそんな馬鹿な、という展開だらけではある。
でも読んでいるときはあまりそれが気にならなかった。
前半のダメっぷりがあるからこそ後半のカタルシスが心地いい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-03-11 17:12:18] [修正:2013-03-11 17:12:18] [このレビューのURL]
8点 jdf54jさん
福本伸行漫画にしては珍しく引き伸ばし無く完結。44歳建築作業員
黒沢、酒を片手にTVの前でワールドカップに熱狂する自分を
見て突然目覚める。
「どんなに熱狂しても、あれは他人事・・・他人の祭りじゃないか・・・
オレの、オレによる、オレだけの感動が欲しい・・・!」
今作はカイジからギャンブル要素抜いた人情モノ、に見せかけた
ギャグ漫画。作者独特の心理描写は時としてネタにされているが
これに限っては明らかに笑わそうとしている。笑えるんだが、
やる事なす事すべて裏目に出てしまい、読む側の感性によっては
悲哀、切なさも感じるだろう。稲中の古谷実が描くダメ人間系なんだが、
こっちは結構重い。相変わらず言葉のチョイスが素晴らしい。
話の運びもグダグダになる事もほぼ無く、幅広い読者層にもっと
読まれても良い、良作漫画。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-06-22 21:55:11] [修正:2012-06-22 21:55:11] [このレビューのURL]
6点 chunya0816さん
大人ってダサイ。
そのダサイ大人の中でもナンバー1にダサイ黒沢。
そのダサさがなんと一周する。むしろカッコいいのだ。
素直で、でも馬鹿で、仲間思いで、孤独を嫌う。
痛いよ。痛いオッサン。でもその痛さを強さに変えるオッサン。
本作を例えるなら、大人のもがき方指南書。
もがくことはダサイけどかっこいい。
でも黒沢みたいな生き方は遠慮しとく…
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-04-26 00:51:55] [修正:2012-04-26 00:51:55] [このレビューのURL]
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