最強伝説黒沢のレビュー
8点 デビルチョコさん
冴えない中年男を見事に描いている。
その主人公が数々の伝説を作っていくストーリーは壮快。
冴えないのは最初だけだった。
ギャグシーンは笑えるし、独特な台詞まわしは健在。
面白かった。
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[投稿:2015-02-13 10:59:40] [修正:2015-03-15 11:42:31] [このレビューのURL]
7点 paranaさん
本編冒頭の
「感動などないっ!
オレが求めているのは……オレの鼓動……オレの歓喜。オレの咆哮。
オレのオレによる、オレだけの……感動だったはずだ…!」
この言葉がグサりと突き刺さった。
福本作品は、突かれると痛い図星をついてくることが多々ある。
このひと言で、もうこのマンガが読む価値あるって理解できた。
さえない中年男性(黒沢)が主人公と、従来の主人公像とは一線を画したマンガであるが
アジフライ1つで読めるストーリーを作ったり福本先生のセンスは凄い。
とにかく黒沢はダサく描かれているが、それが後半のバトル系のストーリー展開で光る。
黒沢が終わった理由が打ち切りという話であるが、
ストーリーがきちんとまとまっており、
新たに始まった続編(新最強伝説黒沢)が蛇足にならないことを祈る。
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[投稿:2014-04-05 11:21:15] [修正:2014-04-05 11:21:15] [このレビューのURL]
7点 いーらびさん
いちいち出てくる例え話が面白かった。
「そう、まるで〇〇!」
もはやギャグ漫画といって差し支えないほど。
人が一瞬に張り巡らす思考のくだらなさ、
完全に独りよがりなのに本人だけは分かってない救いようのなさ、
そこら辺の描き方が相変わらず上手い。
ゆえの面白さ。
「投網一発!持ってかれた!人望という名の魚群を!!」
あんた以外誰も考えてないよそんな事。
冴えないをぢさんの日々の葛藤が痛々しく切実に描かれているだけに、
対戦相手がただの不良(しかも中学生)という次元の低さに拍子抜けしてしまった。
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[投稿:2010-09-27 17:45:31] [修正:2013-04-10 10:35:22] [このレビューのURL]
7点 pazzoさん
読み終えた後冷静になってみればおいおいそんな馬鹿な、という展開だらけではある。
でも読んでいるときはあまりそれが気にならなかった。
前半のダメっぷりがあるからこそ後半のカタルシスが心地いい。
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[投稿:2013-03-11 17:12:18] [修正:2013-03-11 17:12:18] [このレビューのURL]
8点 jdf54jさん
福本伸行漫画にしては珍しく引き伸ばし無く完結。44歳建築作業員
黒沢、酒を片手にTVの前でワールドカップに熱狂する自分を
見て突然目覚める。
「どんなに熱狂しても、あれは他人事・・・他人の祭りじゃないか・・・
オレの、オレによる、オレだけの感動が欲しい・・・!」
今作はカイジからギャンブル要素抜いた人情モノ、に見せかけた
ギャグ漫画。作者独特の心理描写は時としてネタにされているが
これに限っては明らかに笑わそうとしている。笑えるんだが、
やる事なす事すべて裏目に出てしまい、読む側の感性によっては
悲哀、切なさも感じるだろう。稲中の古谷実が描くダメ人間系なんだが、
こっちは結構重い。相変わらず言葉のチョイスが素晴らしい。
話の運びもグダグダになる事もほぼ無く、幅広い読者層にもっと
読まれても良い、良作漫画。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-06-22 21:55:11] [修正:2012-06-22 21:55:11] [このレビューのURL]
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