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7.2点(レビュー数:44人)

作者真鍋昌平

巻数45巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2004年~ / 小学館

更新時刻 2012-07-26 21:19:09

あらすじ 他の金融機関が見捨てた、返済能力に欠ける人間相手に暴利を貪る「闇金融」。そんな業者の一つカウカウファイナンスは、法定金利を遥かに超える「トゴ(10日で5割)」は当たり前、ギャンブル狂には1日3割もの高利で金を貸している。そして若き社長・丑嶋自ら陣頭指揮を執り、今日も徹底した取り立てで業績拡大に邁進する…。

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闇金ウシジマくんのレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全44 件

7点 abexturnerさん

闇金でお金を借りた人々の末路を描いた作品です。
こういったダークな話はこの作者お手の物ですね。

闇金の恐ろしさをよく表現していると思います。
(少し大げさですが。。)

主人公が善人じゃない所にとても惹かれます。

ブラックジャックもそうですが善人じゃないけどたまにいい事する人って
凄く魅力がありますね。

初期はウシジマ中心の視点ですが、後期になるにつれウシジマは脇役にまわり闇金利用者が主役になっていきます。

考えさせる作品なのでお勧めです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-27 12:34:10] [修正:2012-01-27 12:34:10] [このレビューのURL]

7点 s-fateさん

 人生の落とし穴がよく描かれているとおもいます。最初はちょっとしたことでも、あっという間に転落していく様をこれでもかと描いています。自律という概念のない人がそのまんま転げ落ちることが多いですが、家族を初めとした周囲の利害関係者、リスク管理など逃れようのない要因で転げ落ちる様まで描いているところが怖いです。オチで立ち直りに前向きになる人が少ないのも怖いです。
 運動不足のとき運動を始めるときみたいに読み出すのに気力がいりますが、読み出すと数巻続きの話でも一本読ませる力があります。運動と違って後味は決して良くないですが。
 マンガの中まで金や納期に追われたくない、というときに読むのはオススメしません。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-15 11:15:51] [修正:2012-01-15 11:20:43] [このレビューのURL]

8点 ボルゾーさん

人が廃人になっていく様を、現代社会を舞台に抜群の臨場感で描いた中編集。
あえて言うなら「完全堕ち方マニュアル」。
教科書的な反面教師をびしびしと見せ付けてくれます。
これを読ませたい、もしくは読ませたかった人、知人に何人かいるなぁ。
自分の大切な人にこそ読ませたい作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-13 00:01:42] [修正:2011-12-13 00:01:42] [このレビューのURL]

6点 07yamutyaさん

初期はとてもおもしろかったっです。
人間の弱いところをエグく描くのに興味をひかれました。
闇金でない人たち(弁護士など)との関わりがあると
怖くなってきたりしました。
始めは嘘食いのような心理戦、
新宿スワンのような裏組織との関係がおもしろかったけど
最近はウシジマくん関係なくストーリーが進んでいて
なんだか消化不良といった感じです。
しかし、ウシジマくん、裏組織の人たちが絡んでくると
爆発的におもしろくなります
しかし、消化不良が長く続いて少しあきてしまいました。
ってことで6点

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-12 01:25:10] [修正:2011-12-12 01:25:10] [このレビューのURL]

9点 臼井健士さん

「闇金」。法律で定められた利率以上の法外な金利での融資貸付を生業とする金融業者である。
いつの世にもどんな場所にも「金遣いにだらしない人間」という奴はいるのである。

丑嶋社長が営む「カウカウファイナンス」には今日もあちこちから借金をしまくり、
もうこれ以上の借金が出来なくなった不良債務者たちが集まる。
社会の底辺に位置する彼等に丑嶋社長は金を貸す。

利息は「10日で5割」という法外なもの。それでも連中は金を借りていく。
他に貸してくれるところがないからである。

金の使い道はそれぞれ。大抵がギャンブルの借金返済だったり、ギャンブルの軍資金だったりする。
そしてそれらは大抵はアブク銭となり、彼等の借金は増え、やがて非情なまでの追い込みが入る。

彼等の共通点は「現実を見ずに自分たちの都合のいい想像の世界に逃避している」ということ。
ギャンブル狂いの主婦も、見栄っ張りなOLも、ニートの男も、自分に都合の悪い現実は直視しようとしない。
それが坂を転げ落ちる原因である。
丑嶋はそんなクズ連中から情け容赦なく金を奪っていく。「身から出た錆」。連中に対する同情は不要。
なぜなら連中は「借金することがクセ」になってしまっているから。
「馬鹿は死んでも直らない」というが、正にその通りである。

これはまだ馬鹿でない人間を転落させないための「現代の転ばぬ先の杖」とも言うべき書物。
「心に痛みを感じて読めたなら」まだ人間だ!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-17 21:10:50] [修正:2011-04-17 21:10:50] [このレビューのURL]

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