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7.5点(レビュー数:61人)

作者山口貴由

原作南條範夫

巻数15巻 (完結)

連載誌チャンピオンRED:2003年~ / 秋田書店

更新時刻 2011-01-12 13:15:57

あらすじ 江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、幾多の因果の果てに対峙する片腕の若武者と盲目の天才剣士、この二人の対決を描いた話。

備考 小説「駿河城御前試合」を漫画化した物。

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シグルイのレビュー

点数別:
56件~ 60件を表示/全61 件

7点 はと時計さん

設定はシンプルだが、実に奥深い。
最初のシーンで今後の展開
を示唆するような描写をしたにも関わらず、
なお混沌として先のよめない面白さがある。
また、剣士の持つ狂気が見事に表現されている。
さらに道場に潜むマゾヒズムの描写は秀逸で、
物語の奥行きを一層深めている。
構成力があって見せ方が上手いので、そうした要素
を詰め込んでも軽やかで凛とした物語に仕上がっている。
期待の一作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-18 23:46:09] [修正:2006-11-18 23:46:09] [このレビューのURL]

7点 ごまあぶらさん

噂通りのイカレよう。
狂いっぱなしは、むーざんむーざん。

臓物撒き散らし、むーざんむーざん。

脳漿落ちてきて、むーざんむーざん。

切り刻まれて、むーざん。
素手で身体をもがれて、むーざん。

壊れたカラダ、ココロ、ひとひとひと、むーざんむーざん。


死狂い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-05-15 08:07:03] [修正:2006-05-15 08:07:03] [このレビューのURL]

8点 水鏡さん

その濃い絵柄は完全に人を選ぶのですが、
絵のインパクト以上に中身は狂った漫画です。正に死狂い。
生々しくもどこか現実から浮いている描写。
というか虎眼流は完全に現実離れしているのですが、
それもどうでもよくなるぐらい激しく、それでいて静かな物語の流れ、
更にそれを彩るハジけた登場人物達も十分な魅力を持っています、
しかし何よりそれを支えるのがナレーションです。
冷静かつ独特な言い回しの語り口がこの漫画の雰囲気を作り出しています。
こういう真面目な顔でどこか狂った表現をするような人(?)は大好きです。

ちなみに原作は未読です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-01-20 09:30:04] [修正:2006-01-20 09:30:04] [このレビューのURL]

7点 kazuさん

[ネタバレあり]

失うことから全ては始まる 正気にては大業ならず

武士道は死狂いなり

江戸時代初期に行われたある御前試合の内容を書き綴った残酷無残時代劇。この漫画で語られる「武士道」は、ラストサムライやバガボンドのような美しいものでも綺麗なものでもない。狂ってる。どう見ても狂ってる。

「封建社会の完成形は少数のサディストと
多数のマゾヒストによって構成されるのだ」

ひたすらにサディスティックで狂気染みた武士道。それを迷いなく実行していく狂人達。こういう、イっちゃった漫画大好き。

表紙で気持ち悪いと読まず嫌いしてる方は是非毛嫌いせずに読んでみてください!中身はもっと気持ち悪いです!

ナイスレビュー: 3

[投稿:2006-01-10 00:37:22] [修正:2006-01-10 00:37:22] [このレビューのURL]

10点 メカノイドさん

「覚悟のススメ」の異能:山口貴由先生が描く残酷無残時代劇。
といいながらも、ただグロテスクなわけではなく、美しい!
見事なまでに綺麗に描かれた肉体と内臓と血液のリアルさには
誰もが驚く。そしてなんといってもそのリアルさを追求した
うえに、冷たくも熱い物語がそこには存在している…。

そのリアルなまでに過激な描写は誰をも惚れさせる威力がある。
肉体の線画もさることながら、影付けや間合いの描写も最高!
点数の参考表にもある通りこの作品への10点の理由といえば
「漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する」
ほぼ上記内容に当てはまる作品なのだ。読む人を選ぶ作品だとは
思うが、この作品を一度手にして損はない。
山口先生の熱き魂を、そして先生最高傑作を心して読むべし!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-10-26 19:15:02] [修正:2005-10-26 19:15:02] [このレビューのURL]

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