ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックスピリッツ > とめはねっ!鈴里高校書道部

6.88点(レビュー数:36人)

作者河合克敏

巻数14巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2007年~ / 小学館

更新時刻 2011-04-04 21:50:34

あらすじ ひょんなことから書道部に入部させられた帰国生の大江縁と、字がヘタな望月さん。一風変わった先輩たちに翻弄されながらも、ダイナミックでデリケートな書の世界に魅力を感じ… 文化系青春コメディー、It's 書(SHOW)TIME!!

備考 「週刊ヤングサンデー」で連載開始され、同誌の休刊に伴い2008年に「ビッグコミックスピリッツ」に移籍した。 2010年にNHKでテレビドラマ化された。

シェア
Check

とめはねっ!鈴里高校書道部のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全36 件

7点 パンダマンさん

 おおぅ、待ってましたよ、マイナージャンルを狙う河合克敏
 この人の作品では必ず出てくる、頑固親父キャラが好きなんです。
今回も、もちろん出てきてくれました。
頑固おじいちゃんだったけど…。
最近いそうでいないよね、頑固親父キャラって

 ついでに、毎回のごとく前人未踏のジャンルを狙ってくるのも好きだ。
知らない世界と出会えるってのは凄いエキサイティングな瞬間だと思う
 そして今作品で選ばれたのは書道

 ・・・・・・え?書道?
  オレ書道やってたけど漫画にできそうなネタなんてアリマシタッケ?
 と、そんな不安はどこゆく空。面白いです。書道やってながらも結構知らない知識があって勉強にもなる。

 応募した書道の作品で話をつくるやりかたや、書道でパフォーマンス勝負なんていう無茶ぶりを作品の中でかましていきます。
でも、それを納得できるレベルで無難にこなしちゃうあたり、この作者は素直に凄いと思った。と同時に、あえていばらの道を選ぶこの作者はMだと思った。間違いない

 書道でどこまで話をもっていけるのか、流行りの強気ヒロインとガチャピン顔の主人公との関係をどうやって盛り上げるのか、まだまだまだ先は楽しみだなぁー
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-24 01:54:39] [修正:2008-01-24 01:54:39] [このレビューのURL]

7点 朔太さん

書道漫画という売りがアピールされていますが、
地味な高校生の文科系部活動をテーマにする難しさを
上手く消化しています。

主人公のキャラ立ちも恋愛模様も競技的な対決、勝負の
行方も、それぞれ中途半端な地味さなので、本来なら
1,2巻で途中打ち切りが妥当なテーマ選定でしょう。
しかしながら、どんどん先を読みたくなる魅力は、ごく
普通の高校生の日常会話、生活がハッピーにみえることですね。
特段のできごとが起こらない何げない高校生活は、
読者の共通体験かもしれません。

欠かせないのは、脇役の部員たちですが、特に3年生先輩女子でした。
ヒールのような一面も見せますが、嫌いになれませんでした。

書道に対する知識、薀蓄は事前調査、取材が半端なく
充実していますので、それなりに楽しめました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-10-29 18:35:26] [修正:2018-10-29 18:35:26] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

柔道、競艇に続いて書道を扱った漫画。相変わらず説明が分かりやすく、それを上手く展開に絡めるのでマイナー分野を広げるのに貢献している作品。書の深い解説には何度も唸ってしまいました(結局最後まで解説なしだと良さは分かりにくいのが正直なところ。それでも説明受けると納得出来るくらいには)。今回は主人公が草食系かつ好感が持てる性格だったこと、ヒロインが体育会系かつ前二作と違い存在感発揮しているところも作者の新境地を感じました。画力が向上してキャラの描き分け、女性キャラのかわいさがあがっているのもポイントでした。前二作でも試合より普段の日常描写が好きだったので、そこに軸があるのも楽しめました。そのおかげで人物達への好感度があがった気がします。連載中見かけて立ち読むと地味で面白そうじゃないって感じでしたが(結構遅筆かつあまり連載中は良い評判聞かなかったのも)、完結後一気読みで印象一変しました。残念なのが一区切り付けて、主人公とヒロインの恋愛も先を匂わす及第点の終わり方でしたが、部長になった主人公を中心とした新学年から卒業までじっくり見たかった未練はあります。個人的好みなら「モンキーターン」を超えて作者作品では一番好きです。三作どれも差異を出しつつ、優れている作者の実力は素晴らしいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-06-20 19:13:47] [修正:2016-06-20 19:13:47] [このレビューのURL]

5点 asd5さん

書道漫画ってとこがいいですよね。書道やりたくなります。
ストーリー漫画としてはいまいち盛り上がりに欠けたか。
しかし最終巻の主人公の書は素晴らしかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-11-18 23:32:24] [修正:2015-11-18 23:32:24] [このレビューのURL]

7点 森エンテスさん

書道という題材を上手く生かした青春作品です。

大会であるとか、作品の優劣を競うような場面も多々ありますが、この作品で描かれている基本は「部活動」の風景なんだろうと思います。

書道の世界という一般には知られていない分野への知的好奇心を刺激し続ける事の難しさもあり、連載開始当初の新鮮さを最後まで保つことが出来なかった感はありますが、素晴らしい作品と言えるのではないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-03-18 20:25:52] [修正:2015-03-18 20:25:52] [このレビューのURL]

PR


とめはねっ!鈴里高校書道部と同じ作者の漫画

河合克敏の情報をもっと見る

同年代の漫画

ビッグコミックスピリッツの情報をもっと見る