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6.7点(レビュー数:10人)

作者五十嵐大介

巻数5巻 (完結)

連載誌月刊IKKI:2006年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:42:38

あらすじ 海にほど近い、とある田舎町の夏休み。中学生の安海琉花はハンドボール部の友人をケガさせてしまい、顧問から「夏休みの間部活へ来なくていい」と言われてしまう。ぽっかりと時間を持て余すことになった琉花は、ふと東京の海を見ようと思い立ち、電車に乗り込むが…

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海獣の子供のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全10 件

7点 臼井健士さん

自分の気持ちを上手く表現できない中学生の少女・琉花。
夏休みに出会った2人の不思議な少年「海」と「空」。
自分に似たものを感じて共感する琉花であったが、その頃世界各地の海で不可思議な現象が起きて・・・。

この独特の絵柄と圧倒的なまでの世界観を見よ!
ボールペンが平面の原稿上に描く軌跡は、白と黒の色だけで「海の青」を「空の青」を表現し、
海中に星の如ききらめきにも似た魚たちを、海獣たちを躍らせ、生命の誕生を内蔵する宇宙へと変貌させる。

原始、地球初の生命体は海から生まれたという。
そこから海は生命の「ゆりかご」と呼ばれるのである。

物語はゆっくりと着実なスピードで進行していく。
どこまでも広がる大海原のように、途方も無い深さを持った深海のように、
この作品も我々の想像を絶するような着地点を踏むのではないかと期待させる。

「漫画の神様」故・手塚治虫氏の名作「火の鳥」にも匹敵する圧倒的なまでの世界観でお届けする「海洋浪漫」!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-11 22:54:12] [修正:2010-07-11 22:54:12] [このレビューのURL]

8点 黄色ヨッシーさん

五十嵐さんは魔女を読んだときに間違いなく面白い漫画を描く人だと思い、この海獣の子供も期待して読んでいます。

海を舞台に繰り広げられる冒険ものなんですが、五十嵐さんの世界観は独特で好き嫌いが二分するかもしれません。

ですが、この漫画で描かれる神秘的な海には感服します。

主人公琉花の心情が絵と台詞で以てすばらしく丁寧に表現されていて、自然にストーリーに入っていくことができ、あとは思考を話の展開に委ねていれば、この漫画の世界に浸っています。

物語は小説でよく扱われていそうですが、こういう作品を目の当たりにすると漫画の力を感じてなりません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-10 03:09:10] [修正:2010-02-10 03:09:10] [このレビューのURL]

6点 三蔵さん

はっきりいって今の段階では何とも言い難い作品。
それゆえ期待度は高いです。

海を舞台にした神秘的な世界観にはどっぷりはまってしまいます。
謎めいたストーリーにも今後の期待が込められます。

静かで温かみのある画風で、
海の世界をここまで豊かに描いた作家は観たことありません。

絵を観ているだけで、水族館にいるようで
とても心地よくなる作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-06 19:38:17] [修正:2010-02-06 19:38:17] [このレビューのURL]

7点 DEIMOSさん

この神秘的な世界観を描き出せるのはこの作者だけだろう。

海の描き方を何パターンも持っているのは凄い。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-07 22:28:52] [修正:2009-06-07 22:28:52] [このレビューのURL]

7点 居酒屋さん

発想というか世界観は凄い 素晴らしい
 
残念ながら私は今、海をテーマとしたものにさほど興味がなかった
興味がある時期に読んだならもっと思考の海に浸れただろう 悲しい

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-22 12:24:32] [修正:2009-02-22 12:24:32] [このレビューのURL]

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