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6.63点(レビュー数:87人)

作者村田雄介

原作稲垣理一郎

巻数37巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:2002年~ / 集英社

更新時刻 2012-08-21 12:47:13

あらすじ 泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?

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アイシールド21のレビュー

点数別:
21件~ 25件を表示/全87 件

8点 えりくらさん

 それはもしかしたら、かけっこであったかもしれない。

 勉強でも、スポーツでも、ゲームでも、図画工作でも、少し出来るようになってくると楽しい。楽しくなれば、もっと上を目指したくなってくる。仲間内で、クラスの中で、学校の中で、同じ地区の中で。やったからには、それを志したからには、どうしようもなく湧き上がって来る譲れない思い。

「一番になりたい」という思いだ。

 その欲求を満たすため努力をし、積み重ねた努力をもってして勝負をする。そして、勝つ。勝ったら、次。勝ったら、次。どんどんと高みを目指して邁進する。

 だけど、それをくり返すうちに段々と現実が見えてくる。世の中には凄い才能を持った人たちがいて、その人たちも自分と同じように「一番になりたい」と思い、日夜努力を続けている。負けたくない。だけど。ある日胸の内に一つの懸念が宿る。どんなに努力をしても、どんなに必死にそれを願い続けても。才能の差で、体格の差で、頭脳の差で、努力の差で、ちょっとした運の差で、それは叶わないのではないか。

 ひょっとしたら自分は「一番」にはなれないのではないか?

 そこで、自分の可能性を見限り、一切を諦めて生きていくことも出来るだろう。多くを望まなければ、泥沼に浸かっているような毎日でも、それなりになんとかやっていける。

 だけど。

 これは、そんな泥沼の中から力強く立ち上がった少年達の物語です。






 批判の多い終盤の展開も作者の「書きたかったこと」を考えると充分に頷けるんだけど、もう少し上手くやってくれたらと思わなくもありません。編集側の思惑もあったのかもしれないけど。アメリカ戦は最後に引き分けになったのは良かった。圧倒的な才能を持った阿含や峨王、大和ですら敵わないアメリカの選手達も実は同じなんだよ、と。

 それよりは、試合の終盤に差し掛かった所で敵側の選手が泣き言めいたことを言い出すシーンが何回かあるんだけど(巨深戦の水町、白秋戦の如月とか)、その方が気になった。アスリートとしてどうなのよ。

 あと、終盤になって突然次の対戦相手のことを喋りだす奴。やられる瞬間、急に饒舌になって負けを認めだす奴。漫画的表現というのはわかるけど、うーん。ジャンプ漫画全体にいえることかもしれませんけど、そういった漫画的表現のマニュアルに沿った手続きを踏むことに一生懸命になりすぎてやしませんかね?

 色々文句もありますけど、これを越えるジャンプ系スポーツ漫画は近年見当たらない、というレベルの漫画であることは間違いありません。おすすめ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-20 05:36:45] [修正:2010-09-20 06:17:48] [このレビューのURL]

6点 トトさん

アメフトを一般の人たちにも広げた作品かな?

「キャプテン翼」級の超絶部分があるものの、コミカルな絵でそれをあまり変に見せず、それでいて熱い部分を描けてるのがよいところ。

ただ試合それぞれにおもしろさの差があるのが欠点。
あまりにもインフラというか、作者の煽りがすご過ぎて、あれだけ目指していたクリスマスボウルや、引き伸ばしも合ったのだろう世界ジュニア選手権があんなにおもしろくないものになってしまうとは・・・

でも良作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-12 16:24:27] [修正:2010-07-23 12:16:18] [このレビューのURL]

6点 やはうぇさん

アメフトという日本ではあまりなじみのないジャンルでこれほどまでに人気を博しただけでも凄いと思います。

試合を通じて自然とルールも覚えられるし、読み終わった後アメフトがしたくなる人もいるはず。
それくらい読みやすい面白さです。

ただ後半になるにつれキャラの人間離れ化が進んでいってしまった感があります。

それが無かったらもっと高得点になったかな・・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-16 18:25:20] [修正:2010-06-16 18:25:20] [このレビューのURL]

7点 rankyさん

連載開始当初は
個人的に評価は低く
同時期に開始された他の作品の方が
好きでした。
それが、現段階ではダントツ。
一試合の短さや
キャラの立て方とか
バランスがうまい

まだ読んでない人は
好きなキャラクターを見つけてください。
そして、彼らが活躍する日を楽しみにして
ひたすら応援してください。
そうすれば、きっと楽しく読めると思います。

-----------------

連載終了後に再評価。9点→7点。
くどくないあたりが、テンポが良くて好きだったのだと思います。
その分、一人のキャラを語り尽くすのが早く、
キャラがあふれる一方になってしまい・・・。

少年漫画、スポーツ漫画の落としどころの難しさを感じました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-05 08:48:17] [修正:2010-05-21 00:54:11] [このレビューのURL]

7点 とみーさん

 まだ、完結してないので、駄作にも良作にもなりえるでしょうがとりあえず8点の良作!

 まず、キャラの個性を生かしきったストーリー。キャッチだけしかとりえの無い選手が速くはしることは無いし、チビの俊足ランナーが完全なフィジカル勝負で勝つことは絶対無い。 
 決められた制限の中で、俊足ランナーをどう生かすか、レシーバーにどう取らせるか、鈍足巨体のラインをどう使うかという構成でストーリーが進む。よく練られている作品だと思う。

 ただ、都合が悪い試合には負けないっていう点は減点。 

 ほんとに上手く完結させることがどれだけむずかしいことか…

 5月25日 8→7点
 3月24日 7→3点 
 
 世界編はまぁ皆さんが言うように蛇足どころの騒ぎじゃなかったですね。あと、結局主人公セナがフィジカル勝負で敵をねじ伏せましたね。技術やなんやはいいんだけど足が速くて自分の体格以上のプレイヤーをねじ伏せるて・・・
 成長のスピード考えたら、スラムダンクなら花道が仙道とかそのあたりのプレイヤーをドリブルで抜くようなもんですよ。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-23 23:01:00] [修正:2010-03-26 15:28:07] [このレビューのURL]

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