孤高の人のレビュー
5点 ランドネさん
とにかく絵が綺麗じゃないと読む気が起きない自分なので
この作品はまさにガチンコ。
主人公 森文太郎のキャラはバガボンドとかぶる所、多々ありと見ました。
本作の良い点・・・物語の進み方はテンポ良く1巻平均30分程度で読める。
絵がとにかく綺麗。いわゆるビジュアル系漫画。
本作の悪い点・・・サブキャラの扱いが雑ですぐに切り捨てられる。
ある意味、作品の中でも主人公は孤高な扱い。
山登りという軽い視点ではなくアルピニストとしての心情を汲み取る作品としてはストイックであり非常に評価できる。
漫画そのものとしては従来の作りを踏襲して居らずイメージを増幅させながら読み進めない人にはお奨めできない。
それと時代性の背景なのか、わりと欝っぽい展開が多く性格的にだれる人にはお奨めできない。
悪く言えば【孤高=欝】とも取れる様な安易な展開にも感じられた。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-07-27 22:26:38] [修正:2013-07-27 22:26:38] [このレビューのURL]
7点 polojoさん
ノンフィクション小説をもとを現代風にアレンジした漫画です。
もう一言でいって絵が上手です。特に山などの自然のコマの完成度はとても週刊連載でできるものとはおもいません。
同時期にビッグコミックオリジナルで、『岳』という登山漫画がありましたが、雰囲気は全く違います。『孤高の人』は、山に取りつかれたような男たちが山に登ります。山という麻薬に侵された中毒者のような雰囲気さえします。もはや、喜びなどや爽快感などを求め山に向かうのではないのです。
山の自然の残酷さと美しさは、一見の価値ありですが、多分これを見てアルピニストを目指す若者はいないでしょうね(笑)おすすめです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-05-15 23:40:26] [修正:2013-05-15 23:40:26] [このレビューのURL]
7点 森エンテスさん
1人の孤高の天才登山家を描いた作品で、序盤はマンガらしいマンガだったのが、中盤以降は完全に雰囲気漫画となり、読者の選別が行なわれます。
ハマった読者には至高の作品となったことでしょう。
曽田正人と天才の定義はいっしょですが、こちらの方がリアルです。
とにかく、絵があり得ないくらいに上手いです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-12-28 21:44:56] [修正:2011-12-28 21:44:56] [このレビューのURL]
7点 ジブリ好き!さん
言葉より画で語る作品。
それだけの画力があり、画に命かけてますくらい卓越してます。
後半抽象表現のオンパレードですが、それが言葉では伝えにくい森の心理をダイレクトに教えてくれます。人物の表情なんかもインパクト大。
専門用語も多々ありますが、読み飛ばしても問題ないです。
心に響くか読みにくいと思うかで評価は分かれそうですが、少なくとも前半の熱いスポ根は誰が読んでも面白いはず。自分もこれの影響でロッククライミングに挑戦しました。
後半のドロドロの人間ドラマはきついものがありますが、あのラストは作者の最大限の優しさを感じました。
原作とは別物として楽しめる作品。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-12-11 02:35:06] [修正:2011-10-27 17:14:37] [このレビューのURL]
7点 columbo87さん
始めは結構横道な青春スポコン風味なストーリーになるのかと思いきや
タイトルの通りあくまでも孤高になっていく主人公の姿に胸を突かれます。
もうすぐ終わるそうですが、最近は誌面で読むにはあまりに精神面の領域にいってしまいなんのこっちゃわからんというところがありますので単行本で読むべき作品だと思われます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-07-11 12:52:52] [修正:2011-07-29 04:02:09] [このレビューのURL]
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