ヒストリエのレビュー
9点 あおはなさん
良いです。エウメネスが実際どうなっていくのか史実を知っている人間としては正直この話どのようにまとめていくのだろうと興味津々ですが、そういう歴史的知識を抜きにしてもかなり面白い部類に入ります。ただ連載スピードがあまりにも遅いのでコミックが出るたびに1巻から再読しなければならないかな?もし大王親子の末路までではなくエウメネスの生涯まで本作品が描くつもりなら・・・うーん完結まで一体どれくらいの年月を要するのだろう・・・ベルセルク並みに未知数であります。
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[投稿:2010-11-03 21:33:12] [修正:2010-11-03 21:33:12] [このレビューのURL]
7点 即身仏さん
この作者の漫画らしく、淡々とした描写ながらえげつない事をさらっと描いているのが印象でそこが魅力。しかし話の流れがスローでいつ終わるのか分からないのがちょっと残念。良作なのは間違い無いけど、ずっと追いかけていく程の漫画かというとちょっと違う。そこら辺が惜しい漫画。
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[投稿:2010-10-30 13:40:02] [修正:2010-10-30 13:40:02] [このレビューのURL]
6点 s-fateさん
そんなにインパクトがあるわけではないのですが、話の進め方がうまくてスイスイ読めてしまいます。ただ、気にかかることは、2003年から今まででまだ6巻しか刊行されていないということです。一気読みできる引き込まれ感と相反するこの発刊ピッチ。ちゃんと終わるかどうか、が不安ですので、今のところ6点。
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[投稿:2010-08-07 18:30:31] [修正:2010-08-07 18:30:31] [このレビューのURL]
8点 notatallさん
歴史フィクションにおける、説得力という点では◎
ギリシャ世界という、日本人になじみの薄い分野を開拓した(らしい)点でも高評価。
主人公が万能すぎる点は確かに若干説得力を欠く。しかもそれが出生による特性??て。。。
寄生獣のように、主人公が葛藤しながら成長していく部分を描ければ、その部分でも読ませる作品に化けるだろう。
今後への期待も込めて、8点。
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[投稿:2010-07-18 22:01:12] [修正:2010-07-18 22:01:12] [このレビューのURL]
8点 臼井健士さん
「寄生獣」の作者による古代ギリシャを舞台にした物語。
日本人にとってはホントに馴染みのないお話で、資料収集にしても世界観の構築にしても難しかったろうなあ・・と作者の苦労が偲ばれてしまう。
冒頭、1人の青年が生まれ故郷の町に帰ってくるところから話がスタートする。
主人公にとってはどうやら久しぶりに見る故郷らしい。さぞ懐かしさがこみ上げてくるかと思いきや・・・町はいきなり軍隊に取り囲まれていた(笑)。
このままでは町にも入れない。困り果てる主人公と同じく街に入りたい老女。
そこで、主人公は一計を案じてまんまと町の城門を開かせることに成功する。
久しぶりの我が家・・・は建物からしてなくなっていた(笑)。
主人公はかつての自身の部屋のあった場所で「物思い」に耽る。そして、ここから主人公の幼年編がスタートするのである。
かつては裕福な家のおぼっちゃまであった自分。使用人や奴隷を多く召抱え、父は町の有力者で、母は美人だがどうにも出来のいい自分よりも不出来な兄のほうを可愛がっているような素振りが時折見える。
好きな書物は読み放題。成績も抜群で、兄弟仲はいいとは言えないものの、何不自由もない生活。
いずれは学者にでもなって・・・・などと呑気に構えていた主人公の人生が父の死によって一変する。
父は父を快く思わない連中の謀略で暗殺されていたのだ。そして主人公は自身が両親の実子ではないことを知る。しかも奴隷の息子であることを!
母や兄からも見放され、商人に身を売られて故郷を離れなければならなくなる。
ここから始まる主人公の運命の流転。折しも出航した船は嵐に遭い、木の葉のように浪間を揺れ惑う。
「主人公の嵐の人生の大海原」はここに開幕のベルが鳴ったのであります。
果たして沈没するか、堪えるのか?
「さては、皆様お立ち合い」でございまする?(了)。
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[投稿:2010-06-18 23:56:47] [修正:2010-06-18 23:56:47] [このレビューのURL]
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