ぼくらののレビュー
9点 みかんaさん
ほんとにまあ鬼頭先生はよくここまで理不尽な話を思いつくもんだなと感心する。
正直な所普通ならこんな話は思いつかない。
やはり鬼頭先生は天才だと思う。
他のレビューにて、
「キャラについてあまり深く掘り下げられて描かれておらず感情移入し辛い」
というのがあったが、
今思うと確かにそんな所はある。
物語の進行上子供達は次々死んでいくわけだから、一人一人にそこまでの背景を詰め込めないのは仕方ないのかなぁと。
しかし、8巻で変わる。
カンジ編は"ぼくらの"の中でも屈指の出来だと思う。
カンジの、これまで戦ってきた仲間に対する気持ち。
「あいつらは立派だったよなあ」
この一言。
これで思わず泣きそうになった。
なんら死ぬ理由のない子供達。
しかし自分達が戦わなければ全てが消える。
子供たちは、抱えきれないほどの恐怖や不安とも戦ってきた。
寛士のあの一言の意味は凄く重かった様に思う。
本当立派です。彼らは。しかし救いがない。
作者が伝えたいのは命の重さではないかと私は思う。
戦闘描写も深い。一切情報の無い未知の敵との戦いは必見。
様々な思考が交錯して、引き込まれる。
戦いは次第に熾烈になっていく。同じく敵も強くなっていく。
続きが待ち遠しいです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-30 21:43:58] [修正:2008-01-30 21:43:58] [このレビューのURL]
6点 たにやんさん
戦闘が分かりにくいなぁ。
そして救いが無いけど、
こういう作品はこの作者にしか描けないね。
締め方も気になる。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-01-26 12:29:13] [修正:2008-01-26 12:29:13] [このレビューのURL]
6点 パンダマンさん
死臭がする。これは漫画なのに死臭がしてくる
少年少女が世界を守るために使うのは命。命をつかって動かすロボットを使ったゲーム。負けは即世界の死を意味する。
主人公達は行けども戻れども逃れられない絶対的な死がすぐそこまで待ち受けてる
生は死が近いほど輝くが、人間が生を感じるのは死から遠ざかろうとする力。死を感じさせないほどのエネルギーにこそ生を感じる。
だけど、これは死に向かって生きていく、生きなければならない状況に追い込まれる絶望的な話。感じられるのは生ではなくやっぱり死だった。
この状況が受け入れるかどうかでこの漫画は変わってくると思う。正直死臭の濃さはかなりのもの。普通に読むと気持ち悪くなる人も多いかもしれない
命を考えるにはいい作品。でも読んでも気は晴れない。そこが逆に先を読ませる原動力なのかもしれない
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2007-09-23 18:44:40] [修正:2007-09-23 18:44:40] [このレビューのURL]
3点 leoさん
友人に勧められて読みましたが、正直、展開についていけませんでした。心理描写の薄い淡々としたストーリー展開、リアリティのなさなど、いろいろ理由はありますが、一番大きなのは無意味に人が死にすぎる点ですね。
まぁあのストーリー展開じゃしょうがない気もするけど、もっと登場人物について掘り下げてから死んでもわらないと、したくても感情移入できない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-09-12 14:46:51] [修正:2007-09-12 14:46:51] [このレビューのURL]
4点 !根こそぎ般若!さん
無知な子供達が遊び半分で契約を交わした事によって、地球の運命を背負って戦わされる羽目に、、、。勝とうが負けようが戦闘が終わると操縦士は死ぬ。その狭間で子供たちは「人生」「生まれた意味」「生と死」等に向き合い答えを模索していく、そんな無慈悲で絶望的な漫画。
さらにガキのくせにやけに冷静だったり、物事を客観的に見れたり、ボキャブラリーが豊富すぎたり、思考が深すぎたりで感情移入も出来ないため、鬱になるといったような感動も自分は感じなかった。本当に紙の上での出来事。
それでも読み続けているのはそれなりにエンターテイメント性が高いからか、それとも半年に一冊程度の刊行ペース故に出費が少ないからか、とにかく今はこの点数かな。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-08-25 14:41:00] [修正:2007-08-25 14:41:00] [このレビューのURL]
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