レベルEのレビュー
9点 indigoliteさん
幽遊白書で化けた冨樫義博の月一連載。
この作者は作画に関しての拘りが強く、幽遊白書時代から自分ひとりで原稿を上げたいという気持ちが強かったようで、その願い叶って「レベルE」はアシスタントを使わず一人で仕上げまで行ったらしい。
全3巻のオムニバス形式で展開される物語は、舞台が山形県だったり主役が宇宙人だったり登場人物がTVゲームの中に入ったりと、冨樫義博という漫画家の人となりを多少なりとも知っている人にとっては、「冨樫好き勝手やってるな?」とワクワク・ニヤニヤしながら読める作品。
描き込みが凄く、見開きで字がびっしり(ちゃんと話に関わる内容)あったりグロテスクなエイリアンをこれでもかと丁寧に描き込んでいたりと、作画も楽しそうに好き勝手に描いているのが伝わってくる。
内容は基本的に一話完結型で、この作者らしく少し捻くれた展開、結末、シュールな笑いやアイロニカルな悲劇が多いけれど、読後感はいい話が多いと思う。
最終話はトーンもほぼ使わず絵が荒れ気味になっているページが多いのが残念といえば残念だけれど、一話一話の完成度、構成、一癖も二癖もある魅力的なキャラクター、冨樫らしさ全開のストーリーと絵柄、そして全3巻という短さで終わっているからこそ、「レベルE」という作品はこの単行本3冊で過不足一つなく美しく完成していると感じる。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2017-01-04 16:11:10] [修正:2017-01-04 16:11:10] [このレビューのURL]
10点 ktrさん
天才冨樫ののびのびSF?作品。
冨樫好きにはたまらない、彼独特のファンタジーだけどリアルで若干グロテスクな世界観で構成されている。幽☆遊☆白書後の連載なので、絵は安定してうまい!
一応オムニバス形式だが、話は全体としてつながっている。
とりあえず、冨樫好きにはたまらない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-02-20 01:13:37] [修正:2016-02-20 01:16:32] [このレビューのURL]
8点 わたなべさん
冨樫の妄想大爆発。
ハンターハンターも元ネタになったであろう話も盛り込まれているオムニバス形式の作品。
ノビノビと描いているのが伝わって読んでいる方も楽しくなれる。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-07-16 23:10:55] [修正:2015-07-16 23:10:55] [このレビューのURL]
10点 テムさん
非常にキメが細かく完成度の高い漫画。
珠玉って言葉を聞くと個人的にはこの漫画が想起される。
各話、すべてにおいて構成のうまさがハンパない。
伏線が張りめぐらされている漫画だからネタバレ厳禁ではあるけれど、
本当に面白い映画や小説、漫画ってストーリーを全部ばらされても
面白いと思えるものだったりすると思う。
この漫画はまさにソレ。何度でも楽しめる。
少なくとも、この頃の冨樫義博は完全に天才。
短編マンガとして最高峰。
とどのつまりお勧め。
RPGツクールやってない人が読むとポカーンなところがあるのかどうかは
正直わからないけど。
・・・あと作中に出てくる日記はぜひ読んでほしいです。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2014-04-09 21:16:53] [修正:2014-04-09 21:16:53] [このレビューのURL]
4点 100円さん
う?ん・・・結局何が書きたかったのか分からないし、あとにはあまり何も残らない漫画・・・
終わり方も本当にこれで終わったのかって感じだったし・・・・・
はっきりいってハンターのほうがずっとおもしろいけど、退屈しのぎにはなるかなってレベルです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-03-10 22:44:14] [修正:2014-03-10 22:44:14] [このレビューのURL]
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