ホーム > 少女漫画 > 花とゆめ > ぼくの地球を守って

7.52点(レビュー数:17人)

作者日渡早紀

巻数21巻 (完結)

連載誌花とゆめ:1987年~ / 白泉社

更新時刻 2012-01-19 13:31:26

あらすじ 植物と親しくする少し変わった女子高生・ありすは、隣に住む生意気な小学生・輪にからかわれ、学校では親しい友達ができずにいた。
そんなある日、クラスメートが不思議な体験をしている事を知り……。

シェア
Check

ぼくの地球を守ってのレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全17 件

7点 いーらびさん

描かれている独特の世界観には惹き込まれる物があるが、
精神世界に酔い過ぎた様な無駄を所々に感じた。

何よりも、登場人物が沢山いる割に惚れ込めるキャラが殆どいない。
というより、キャラの描き方が苦手。
BLには虫唾が走る。
ゆえのつまらなさと物足りなさが終始気になった。

ただ、輪という少年の描き方は素晴らしい。


萩尾望都の『11人いる!』から設定を多少拝借していると思えてならない。


 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-04-01 14:45:05] [修正:2013-04-01 14:45:05] [このレビューのURL]

8点 kuroneko3298さん

何かに導かれるように集いだした
同じ前世(異世界)の記憶を持つ高校生たち。

一体ソコで何があったというのか?
この記憶は 何を伝えようとしているのか?
彼らとともにその謎に挑むことになるのですが----
次第に前世の人格に囚われてしまう彼らに--ドキドキ。

繋ぎ合わせた記憶の中に浮かび上がるキーワード。
17歳の彼らの中でなぜ輪だけが9歳なのか???
ソコに眠る驚愕の真実に--
誰もがビックリ涙するに違いありません!!
(・とはいえ年の差は5年位にしてほしかったけどね。)

登場人物の美しさも前世の世界観も魅力的。
生まれ変わりだけど別人格を持つ彼らを見事に描き分け
苦しみや葛藤までをも見事に描き切った作者に拍手。
目線を変えると同じ状況がこんなにも違う--など。
うならせる展開にも脱帽だ。

後悔も悲しみも----
すべては未来に生かすためのもの。
それに囚われ道を見失う事無く生きることの大切さを教えてくれる-
ファンタジーながら壮大な愛の物語。
未来へ思いを繋げる---。
それこそが「地球を守る」ことなのかもしれませんね♪


ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-18 13:01:15] [修正:2013-02-20 15:07:30] [このレビューのURL]


期待以上

読み終わったあといー気持ちになる

絵も内容も良いが…少女漫画だ!




ぼくの地球を守って!!!!!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-14 02:18:15] [修正:2013-02-14 02:18:15] [このレビューのURL]

10点 臼井健士さん

前世から現世と移り変わっても続く7人の男女の愛憎劇・・・。

同じ場面も視点を入れ替えることによって、そして夢を利用して度々「前世」と「現世」とをリンクさせることで話を盛り上げ感動的な展開を演出している。
登場人物を役者とするならば、男優がそして女優が極上の「演技」を見せ、時に叫び、時に罵り、時に泣くことで現実を超えたドラマチックな展開を紡いでいく。

作者自身「全く先のことを考えずに描き始めた」というのに、最終的に何の「破綻」も「矛盾」もなく終わらせた手腕は天才的。
画の美しさも特筆で幻想的な雰囲気が作風と良く合っている。
少女漫画に留まらず、SFファンタジーでは1・2を争うであろう傑作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-21 19:04:52] [修正:2010-11-21 19:04:52] [このレビューのURL]

9点 ジブリ好き!さん

電波でオカルトなんだけど、読み進めていくと、輪廻転生って設定をこれほどうまく使えた作品って他にないんじゃないかなって思ってしまいました。
内輪なようで地球を巡る壮大なスケール
長いようで無駄のないストーリー展開
はっきりと、面白いです。

少女漫画って、少年漫画と違って敵役を絶対悪として描かないことが多いように思えます。敵も味方もみんな救ってみんなで成長、すると自然と捨てキャラなんてものはなくなり、登場する全てのキャラクターに魅力が生まれるんですね(もちろん、全員がハッピーエンドなわけではないけれども)。

京都でのバトルシーンも迫力あったし、紫苑の回想以降はぐんぐん引き込まれて、最後その紫苑の回想を木蓮視点でやった日にはもうお見事の一言。
目まぐるしく変化する心理、各人によって異なる受け取り方・捉え方、それによるすれ違いがしっかり描かれてます。
設定こそ現実離れしてますが、描かれる心情は超リアル。
はっきりと、一級品の心理・恋愛描写です。

ストーリーは、一切の破綻もなくきれい過ぎるほどにまとまっていて、恐らく作者の初期構想の賜物だと思います。様々なパロが出てくるのも作者の遊び心。
でもキャラは、この作品を傑作たらしめた最大の要因であろうキャラは、作者コメを見ても、間違いなく「キャラが勝手に動いて話を作ってくれた」タイプです。
はっきりと、この作品では作者に漫画の神様が降りてきています。

最後に余談となりますが、この漫画がヒットした連載時、前世や生まれ変わりを信じた自殺願望ともとれるファンレターが作者のもとへ何通も届いたそうです。それに対する作者の返事は、作中のテーマにもなってゆくこの一言。

「人は何も死ななくても、その人生の中で何度でも生まれ変われる」


オススメの名作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-21 16:19:44] [修正:2010-11-21 16:19:44] [このレビューのURL]

PR


ぼくの地球を守ってと同じ作者の漫画

日渡早紀の情報をもっと見る

同年代の漫画

花とゆめの情報をもっと見る