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7.81点(レビュー数:32人)

作者尾瀬あきら

巻数12巻 (完結)

連載誌モーニング:1988年~ / 講談社

更新時刻 2011-08-27 01:12:06

あらすじ 東京でコピーライターの仕事をしている佐伯夏子の実家は佐伯酒造という造り酒屋。
コピーライターの仕事が波に乗った矢先、兄が急死。亡き兄の意志を継ぎ、実家に戻った夏子は伝説の米「龍錦」で最高の酒を造ろうとする。

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夏子の酒のレビュー

点数別:
26件~ 30件を表示/全32 件

9点 ちょうあんさん

泣かせやがって
こんちくしょーめ

「亀の翁」検索…
売ってねぇ…orz

追記 ここの酒飲んでみた
日本酒苦手なんだけど、うまいうまい
なるほど七色の味

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-27 01:05:53] [修正:2009-04-27 01:05:53] [このレビューのURL]

8点 ガクちゃんさん

酒が好きである。しかしその世界の奥深さには無知な酒のみである。
本作を読んでますます酒が好きになったが、安酒でなく吟醸を味わってみたいと思うようになった。
吟醸とは何々とかうんちくを語るだけでは興味は惹かれない。
酒造りに賭けた人々の思い、有機農業に賭けた人々の思いなど、魅力的な導入があってこそだ。

作者はよくもまあ、このような地味な素材で長編を書きあげたと驚く。
人によってはこの内容であれば、漫画でなくてもいいのではという意見が必ずあると思う。
夏子にとって超えるべき酒を造るライバルなど普通の青年である。ある意味この辺、妙にリアルである。
漫画だからといって強烈なキャラがライバルである必要はない。
蔵元を描いているだけあって、礼儀がとても大切なものとして扱われている。夏子の義姉が里帰りする際、酒販店が月の露を飲んで、杜氏のじっちゃんを迎えにきたおばあちゃんが社長に対して、みながみな、深々と頭を下げる。
こういった小津安二郎的な味付けが、作品の世界観を表現すると同時に、背骨を強固にしている。。

音楽マンガの音楽、料理マンガの料理にあたるのが、本作では酒である。
絵では伝えにくい魅力に作者と読み手のイマジネーションが、色を付け、味を深くし、香りを立ち上らせる。
人の思いの強さが人間の弱さを超えていく。素直に感動できる。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-02-08 21:36:03] [修正:2009-02-08 21:36:03] [このレビューのURL]

8点 ブランカ傘さん

絵3点
ストーリー5点
良い漫画だよね。ストーリーにも一本筋が通っていて飽きない。日本酒のウンチクもよく取材されているのが伝わってきて興味深く、それに引っ張られて作品自体が非常に上品に仕上がっている。職業漫画とはこうあるべき。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-01-01 11:39:45] [修正:2009-01-01 11:39:45] [このレビューのURL]

9点 橙木犀さん

[ネタバレあり]

お酒の良さが全く分からなかった私に、その世界の奥深さと魅力を教えてくれた漫画。
父と一緒に、先を争うようにして読みました。

理想を追うということが、自分の信念に忠実に生きるということが、こんなに辛いものだということを始めて知りました。
周りを傷つけたり、苦しめたりすることなく素晴らしい働きを残せたらと、思わずにいられない。

夢を追うためには、見返りを求めず支えてくれる人が不可欠。
主人公の夏子を支え、彼女に想いを寄せ続ける草壁が、良い意味でいい男すぎ!
夏子にはちょっと勿体なさ過ぎるんじゃないか?と、一瞬思っちゃいました(汗)
でも、草壁の想いが実ってくれて本当に良かったです。読みながら、彼を応援していましたから(笑)

これを読んでから、日本酒のメニューを見るたびに「夏子の酒」で登場した酒を探してしまいます。
父と二人で、清酒について語り合うようにもなりました(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-15 02:09:39] [修正:2007-07-15 02:09:39] [このレビューのURL]

10点 マンガずきさん

素晴らしい作品。
「日本酒」のことを尾瀬さんはかなり勉強し、とても好きだということが読むと伝わってくる。数少ない漫画の職人と言えるだろう。まだ全作品を読んだわけではないからなんとも言えないけれど、きっとこの人の作品なら安心して読めると思う。
尾瀬さんを知らずして漫画は語れない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-06 16:55:04] [修正:2007-07-06 17:51:22] [このレビューのURL]

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