ONE PIECEのレビュー
5点 blackbirdさん
今更書くまでもない「世界中で読まれている」漫画。
読まれているから名作、名作だから多く読まれる訳ではないのだろう。
でもここまで大きくなったら、この路線で突き進むしかないでしょう。
多くで語られるように、これからありとあらゆる布石を拾っていくそうですが、それにしてもあまりに長い。拾いきるまで、何年かかるのかなあ。
人物も、突っ込みどころも多い。
絵は込み入り過ぎて疲れてしまいますが、キャラがたってて、ところどころ笑える。
仲間というキーワードがくどいほど出てくるのは、そういう仲間が希薄な世の中だから?
感動しまくる人がこんなにいるのかと思うと、やはり今は安っぽい話で涙を流せるんだなあと思う。簡単なものだなと正直思ってしまう。
ごちゃごちゃした絵の書き込みも、キャラの多さも、いかにそういうのが好きな読者にいろいろ探させてあれこれと推理させたりするため、と思ってしまう。
ナイスレビュー: 5 票
[投稿:2011-04-14 23:15:39] [修正:2011-06-18 12:17:10] [このレビューのURL]
8点 GAGAさん
俺は好きです。
アンチ多いなぁ。有名作の宿命か。
これがマイナー作品ならもっと評価高いだろーに。
まぁかく言う自分も首をひねる所は多々あるんですが。。。
でも総合的に見て面白いでしょー絶対。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-06-15 12:43:09] [修正:2011-06-15 12:43:09] [このレビューのURL]
8点 拙僧若輩にてさん
所々(主にキャラクターの部分)に不具合が見られ、十点をつけられるほどの完成度では無いということを踏まえた上で……
これほど点数をつけるのが難しい漫画は他に無いかと思う。
まず第一に、この漫画の知名度があまりにも高すぎるという点。
これだけ売れていて、読んだことも無いのにキャラの名前を知っているような漫画になると、どうしても「一体どんなもんやろ」と構えながら読み始めてしまい、意地悪感情(アンチ感情とも言う)が前に出て粗を探す読み方になりがちになる。
そうなると、完成度においては今一つなこの作品の悪いところばかりが目に付いてしまい、素直に味わうことが出来なくなる。
上記の理由により「売れている作品」は「非の打ち所の無い作品」であることが求められがちになり、決して「完璧さ」だけが売れる理由では無いというごく当たり前のことを私達に忘れさせる要因になっている。
そして第二に、ジャンプの黄金期をよく知る世代が今、二十代後半から四十くらいの年齢であるという点。
ワンピースとよく比較されるドラゴンボールをジャンプで読んだ世代ならば、その多くがドラゴンボールの方が面白かったと言うだろう。私もその一人である。
しかし、ドラゴンボールを読んだ私は当時小学生で、当然ながら子供の感性をしていた。そして、今ワンピースを読んでいる私は大人で、当然ながら大人の感性をしている。
少年誌が、子供の時代に読んだ方が面白いのは当たり前の話(読んで字の如く少年向けに作られているから)だから、私がドラゴンボールの方が好きなのは言わば仕方の無いことと言える。
だからこそ、気をつけなければならないのは、私と同じような世代の人がこの作品に評価をつける時には、同じように大ヒットしていたからといっても決してドラゴンボールは比較の対象にしてはならないということ。ここを踏まえずに評価をすると総じてワンピースの評価が下がる要因になる。
両者を比較して良いのは最近までドラゴンボールを読んだことが無かった大人であるか、今まさに現役で子供の人に限る。
以上二つが、なかなか点数がつけにくい理由である。
ここから先は極力間主観的な私的見解を含めて。
まず短所
1.結構な比重を占めるギャグが軒並み寒い。
普通に笑えたのはそげキングがゾロに刀にされるところだけだった。
2.見せ場に「ドン!!」が多すぎる。正直他に無いんかと思った。
3.絵が雑然とし過ぎてかなり読み辛い。
少し気を抜いてページをめくると何が起きていたのか分からなくなる時が多々ある。
4.キャラ、設定が所々破綻している。
(1)動じない性格でクールさが売りのゾロが、いつの間にか要介護状態になっている。目の前の階段が分からないのはあまりにもひどい。らしさを出したかったのだろうが、ただ格好悪いだけだった。
(2)でんでん虫を奪われたことに気付かないクロコダイル。サンジの声で分からないのはまだ許せる。だが、喋り方で気付け。お前は普段から部下にあんな喋り方を許しているのか? ストーリーに絡む所にああいう矛盾点を残すと話が白けてしまう。
(3)そげキングの正体に気付かないルフィ。ネタでやっている分にはベタながらもまだ許せた。タチが悪いのはノリでそのまま続け、話のかなり重要なところまで食い込んで行ってしまったこと。繰り返しになるがストーリーに絡む所で矛盾があると話が白けるからやめて欲しかった。ここで読むのをやめた人もかなりいるのではなかろうかと思う。
ゴーイングメリー号を感動的にファイガする方法は、何もそげキングを出さずともあっただろうに、なぜこの展開を選んだのか理解に苦しんだ。
次に長所
1.破綻している所を除けば、キャラの心情がしっかりしている。
村を人質に取られ現実と良心の間で葛藤を見せるナミ、土下座をしながらレストランを去るサンジ、ミホークに負けた直後のゾロ。場面場面でのキャラの心情が真っ直ぐ入ってきた。ドクターの最後のセリフ「良い人生だった」は本当にそうだったんだろうなと素直に思えた。
2.要所要所をきちんと締めるルフィの主人公力。
基本おかしげな主人公だが、要所要所はきちんと締めている。チョッパー編で攻撃された海賊旗を支えながら「ほら折れねえ」は痺れる啖呵の切り方だった。
3.ここ一番での演出力。
伏線がこの作者の最大のウリであろうが、中でも一編まるごと使う大伏線には他の作者の追随を許さぬ力がある。
雪に咲いた桜や、流されたメリー号が姿を現すシーンなど、ここ一番、今がその時という所の盛り上げ方をこの作者はよく知っていると思う。
その中でも圧巻だったのがアラバスタの最後のシーン。
仲間を識別するための包帯が、実は包帯を取ってペケを見せるというのが正解でしたという伏線に見せかけて、最後の最後、国を出る時のシーンに使うとは恐れいった。
振り向かず、無言で、ただ腕を突き上げただけで、どんな言葉よりも「仲間」への想いが伝わってくる、鳥肌の立つワンシーンだった。
この演出力こそがワンピースが売れている理由、つまりワンピースの最大の魅力なのだと思う。
そして、グレーなところ
1.覇気の後付けについて。
覇気という言葉を使ってから物語が大きく変わったのは確かだが、覇気の設定が後付けかというとそうでもない。結構早い段階からシャンクス達が名前を出さずに覇気らしき物を使っていたことを考えると、極力後付け設定に思われぬよう気を使った作者の努力が垣間見えるので、後付けと批判するのはいかがなものかと。
最後に
点数をつけるのが難しいので、このサイトの平均が6点半ばであることを基準にし、最初に述べた理由で下がっている分を考慮して7点とした。
そして、もう一つ考慮したことがある、それは作者の意欲である。
この作者は億単位で単行本が売れて、もう描かなくても一生困らない立場にある。それでも質を落とさずに続けているのは作者の熱意であると思いたい。
多少のマンネリはあるかもしれないがそれでも、フリーザを軽く切り倒したトランクス、ラオウを倒した後のケンシロウのような異質感は無い。
六十巻を超える長さで、且つ、ストーリー物でこれだけの質ならばむしろ上出来であると言える。
人気のせいでやめられずに描いている作者の作品ではなく、六十巻を越えた今となってもまだ読者を楽しませようという気概を感じさせる作品であり作者であることを私は素直に褒め称えたい。
以上により、最終的に私はワンピースを8点とした。
ナイスレビュー: 5 票
[投稿:2011-06-14 17:20:52] [修正:2011-06-14 17:20:52] [このレビューのURL]
7点 CatAkiraさん
マンガを読まない人でも読めるマンガ!
王道少年マンガでここまで伏線・設定が深く読者を引きつけるのはこのマンガだけかも!!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-22 00:08:59] [修正:2011-05-22 00:08:59] [このレビューのURL]
6点 yoshiさん
感動させる要素もあり笑いもバトルありと今まで人気があった少年漫画のいいとこどりしたような作品。
ただ巻数が多いせいか進むごとにところどころだれる部分が目だってきてしまってる
あと巻が進むごとに文字が無駄に多くなってきって読みにくくなってるきもする
個人的にはバロックワークスのメンバーとのバトルやデービーバックファイトはただ長引かせてるようにしか感じなかった。
あと悪魔の実でせっかく能力もたせてるんだからもっと駆け引きがあるバトルが見たかった。
唐突にルフィのゴムゴム・・・のでやっつけてしまうのは違和感を感じてしまう
麦わらの一味の成長していく姿があまりみられないのも残念
とはいいつつも話の内容はやはり素晴らしい。また回想のシーンからのくだりかよといつも思いつつも感動させられてしまう。
とくにサンジとチョッパーの仲間になるまでのくだりは涙なしには見られない。
麦わらの一味の熱い絆にはいつも勇気付けられる
無難に誰にでもおすすめできる作品
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-13 07:18:34] [修正:2011-05-13 07:19:19] [このレビューのURL]
PR