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5.51点(レビュー数:45人)

作者満田拓也

巻数78巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1994年~ / 小学館

更新時刻 2011-12-05 03:21:59

あらすじ 父の死、肩の故障など、さまざまな苦難を乗り越え成長する主人公・本田吾郎のメジャーリーグ挑戦までを描く物語。

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MAJORのレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全45 件

5点 電光石火さん

 この長さで割と読み手のテンションを保てている時点で素晴らしい。画力もよく、主人公のボールの凄まじいスピード感も表現できている。それなりに人間関係のエピソードも盛り込まれていてバランスがいい。

 しかし大問題が一つ。主人公の性格に納得がいかない。主人公とはその存在だけで読み手の興味を引いたり、感情移入させたりするのが理想だと思うが、性格が我侭すぎる。子供の頃とメジャー入りした頃を比べてもあまり成長していないように思える。

 色々総合してこの点数。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-15 19:37:04] [修正:2008-04-15 19:52:21] [このレビューのURL]

10点 じゅげむさん

間違いなく今やってる野球漫画では一番。
ただ少年誌連載の宿命でだらだらとやるところがだめ。
しかし現在64巻まで単行本出てるが、まだ本題の「メジャー」
にたどり着いていないとこが、また良い。結局言いたいことは
だらだらでもいいからまだ連載続けてほしいと言うこと。
主人公の逆境を乗り越えていく姿と、家族愛が泣かせます。
主人公の成長の過程がしっかり描かれているので、今や
超人的な野球選手になった主人公でも私は許せます。他の
野球漫画のようにチーム全員が超人的な選手だったり、弟の代わりに高校途中から野球やりだして甲子園へ、のような従来の野球
漫画とはあきらかに違います。
この作品は多分1巻から読み出すと20巻くらいのとこで飽きてしまうが、そこは我慢して46巻ぐらいまで一気に読むと納得できる
面白さだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-14 17:45:48] [修正:2007-08-14 17:45:48] [このレビューのURL]

4点 三助さん

面白いんですけど長いのでところどころ微妙な展開がある気がします。

まず都合良くホームラン打ち過ぎ。
9回ツーアウトから相手のエラーorイレギュラーで出塁してホームラン打って逆転みたいなのが多すぎです。

あと登場人物の性格がコロコロ変わりすぎ。
出会い頭ではとんでもない奴だったのに直接対決して好勝負を演じると途端に改心して硬骨漢になります。
親友である寿君ですら再会する度に嫌な奴になってる。でも試合すると元に戻る。

それと疑問も多いですよね。
幼少期に出会った初恋の少女は何だったのか、海堂一軍の早乙女監督は普段どこで何をしているのか、おとうさんのことをなぜ「おとさん」と呼ぶのか。
色々謎が多いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 17:54:12] [修正:2022-08-25 00:06:22] [このレビューのURL]

9点 朔太さん

[ネタバレあり]

少年誌連載の高校野球漫画といえば、ドカベンやキャプテン、名門第三野球部、4P田中君などです。いずれも高校野球大会を予選から順番に強敵、ライバルたちと凌ぎを削って、何とか勝ち上がっていきます。
さらには、その先にさらなる強敵が待っていて、これを順番に倒しては、これを繰り返していくパターンが定着していました。そういう意味では、本作品は少しはずしつつも、王道路線を守っているような二面性をもっていますね。

MAJORというタイトルから想像してしまうのは、最終的にはメジャーリーグを目指すんだろうと思ってしまうのですが、幼少期、リトルリーグから始まって、とにかく長い歩みです。
中学に上がる頃にはすでに、肩を壊していますから、これからどっちを向いて展開するのだろうかと心配になるほどです。
中学では軟球野球はやらないと言いつつ、結局どっぷり時間を費やし、高校進学にあたっても名門海堂高校を巡って二転三転で、とんでもない長期化の原因になります。
ただし、首尾一貫して、主人公茂野吾郎のスタンスが変わらず、一球入魂というか、自身の選手生命を顧みず、常にその時の目の前の敵と全力で戦うことを優先しています。
最初から、プロ野球もMAJORも、ありきではないのですね。
他のライバルたちは、ほぼ全員がプロ野球選手になることを視野に入れて、現在の野球に取り組んでいました。
その差が、吾郎の魅力となっています。

長期連載でしんどいかと言えば、これがそうでもなく、一話を読めば、必ず続きを読みたくなるような仕掛けがしてあります。
この辺りは、極めて巧妙であり、連載漫画としては最高の出来ではないでしょうか。
私は、聖秀高校編を終え、マイナーリーグ編の途中まで読みましたが、50巻近くを息つく暇もなく、一気読みさせられてしまいました。
面白い作品だと思います。

<追記>
なんとか78巻最終話まで読み切りました。超長編ですが、他の長編漫画よりは最後に至る展開がチャンと思い出せます。要するに、高校は高校でプロはプロでキチンと区切った展開があるんですね。
W杯でのライバル出現によりMAJORでの戦いが鮮明になってきます。最後のワールドシリーズでの展開も最高の盛り上がりでした。最終話へのまとめ方も腹に落ちるものでした。吾郎の性格、姿勢、考え方は連載開始から終始一貫しており、ブレがありませんでしたね。最終話でも強くそれを感じました。少し粗忽な吾郎ですが、美しさを感じさせました。長編ものの終わり方としては最高点をつけられると思います。ということで、1点加点致します。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-08-28 08:12:06] [修正:2022-06-15 10:31:10] [このレビューのURL]

6点 kaineさん

最近続編を見たので再読。
野球漫画としては標準以上のものがあると思います。

絵はスッキリとしていて見易いし、特に試合中のカメラワークが抜群に良い。
日本・アメリカ戦あたりまでは試合展開も面白い。

ただ主人公が終始非常に共感を持ちにくいキャラなのが難点ですね。
いい大人になっても幼稚な言動が多いし。

そんな主人公の性格の悪さをカムフラージュするためなのか何なのか、敵チームの選手に嫌味なキャラが多すぎます。というかほとんどの敵キャラが、最初は見下すような態度で接してくるひねくれた連中ばかりなので、野球選手ってこんなんばっかりなんかいと思ってしまいそうになりますね。

まあ作品の本質にはあまり関係ありませんけど、時折うんざりしてきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-11-05 00:55:02] [修正:2015-11-05 08:49:18] [このレビューのURL]

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