七夕の国のレビュー
7点 コステロガーデンさん
1度目より2度目が面白い。
同作者の「寄生獣」同様、
最初からぐいぐい引き込まれていきました。
日常の中の非日常がとてもうまく表現されていて、
相変わらずの天才ぶりを見せつけてくれます。
寄生獣ほどの魅力はありませんが、
間違いなくレベルの高い作品です。
全4巻という短さで、まとまりはよかったのでしょうが、
もう少し見たいという欲求から
点数をこのくらいにさせてもらいました。
◇この作品の個人的価値=全4巻で 2000円也。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-06-09 22:53:57] [修正:2005-07-03 22:48:40] [このレビューのURL]
7点 noriさん
骨組みが非常にしっかりしている作品。
最初の段階からかなり細かい設定を考えていたんだろうなぁ。
独自のミステリアスな雰囲気と謎だらけのストーリーでぐいぐい読ませる。
ささいな事件から物語は始まるが
最終的には壮大なスケールのSF漫画になっている。
この漫画のもうひとつのみどころは丸神頼之の存在力。
物語の最終段階まで彼の真の目的がわからなかったけど、4巻での
「つまりこれは『窓』ではなく、『玄関』ではなかったのか、とね」
このくだりだけで自分の中の丸神頼之の印象が一変した。
何百年にもわたる常識や悪夢に縛られず、自らの仮説を信じ命を賭ける。
思考停止をし歴史に従うよりは命を賭けてでも真実に近づこうとする頼之は魅力的だ。
はてして頼之は異星人の住む星へと行くことができたのだろうか。
もし会ったとしたら彼は異星人に何を話すだろうか?
あるいは彼がしたことはただの自殺だったのだろうか
読み終わってもいろいろと想像させてくれ余韻を残す名作
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-04-07 17:17:16] [修正:2005-04-07 17:17:16] [このレビューのURL]