ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングジャンプ > リアル

8.02点(レビュー数:83人)

作者井上雄彦

巻数15巻 (連載中)

連載誌週刊ヤングジャンプ:1999年~ / 集英社

更新時刻 2011-01-18 06:05:07

あらすじ バスケをやめてから何をやっても上手くいかなくなった男、野宮朋美が古ぼけた体育館で車イスの男、戸川清春と出会ったことから物語は始まる。彼らが直面する現実(リアル)とは…?

備考 5年の休載期間を経て連載が再開された。

シェア
Check

リアルのレビュー

点数別:
26件~ 30件を表示/全83 件

6点 キラーマシンさん

本当に「リアル」なマンガです。
時にはとってもやるせない気持ちになりますが、何か大事な事を教えてくれているような、思い知らされるような、そんな重厚な作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-20 11:16:00] [修正:2011-07-20 11:16:00] [このレビューのURL]

10点 左手さん

 「スタート位置」
 なぜ主人公が3人いるのか。人生を前向きにする(スタートする)ことを軸にして、それぞれの主人公を並列して考えると以下になる。

  野宮…高校を中退、その後いろいろするが失敗ばかり。そしてバスケ選手になるためスタートする。
  戸川…脚が不自由ながら車椅子バスケとしてスタートを切っている状態。  高橋…事故で下半身不全でまだなにもスタートを切っていない。

 それぞれ健常者や障碍者と立場は違うが、スタート位置を考えると、スタートをすでに切っている者、今まさにスタートを切った者、まだスタートを切っていない者。この3人がそれぞれのゴールに向かう姿勢がこの漫画の真髄であり、そこを描く井上雄彦はすごいの一言です。
 まだ漫画は途中ですが欠点が見つからないので10点で、オススメです!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-10 23:31:33] [修正:2011-04-10 23:31:33] [このレビューのURL]

9点 鋼鉄くらげさん

非常に評価の難しい作品です。

何故なら、エンターテイメントとしての「面白い」という言葉の概念では、この作品の評価としては不適当なものだと思うからです。

この作品は、いわば三人の若者達のドキュメンタリー作品で、現実に苦悩し、葛藤する若者達の等身大の姿を、ありのままに描き出し、大衆社会へ提示することで、あなたはどう感じるか?を問うているものなのではないかと、私は思っています。

おそらくそこに答は無く、どう感じるかはその人次第。それ故に「娯楽」としての「面白さ」を物差しとしてこの作品を評価する事は、少しズレがあるのではないかと感じます。

もう一つ、この作品の正当な評価を難しくしているのが、この作品が「井上雄彦先生の作品だから」です。

有名作家が描いた作品という一般的事実が、また一段とこの作品に対する客観的な評価を難しくしています。

しかし、そうは言っても当の井上先生はこの上ない画力、構成力を持つ作家であり、「魅せる漫画」を描く作家の一人だと私は思っています。

圧倒的な画力と、キャラクター達の持つ魅力、そして読者一人ひとりを作品の世界観へと引き込ませる力、しかし一方で今後一つの作品として完成度の高いまとまりを持った作品となるかどうかは、まだ未知数である。という、以上の理由から、9点という評価を付けました。

<2011年1月 追記>

10巻まで行っても(10年経っても)未だに一念発起してやる気を見せようとしない高橋に対しては正直8巻辺りからイライラしていたんですが、しかしよくよく考えれば、それこそがごく普通の人間としての「リアルな姿」なのではないかと、そんな事を最近になって考え始めました。

普通の物語ならば、絶望の淵から再起して、社会復帰を目指そうとする高橋の挑戦物語が始まりそうなものなのですが、彼はいつまで経っても再起の一歩を踏み出せず、自分に言い訳をしたり、逃げる場所を探していたりしています。しかし、その高橋の姿こそが本来の人間が持つ姿であり、絶望の淵に堕ちた人間心理そのものではないかと私は考えました。

物語たりえない人間らしすぎる行動。それは、物語を構成する上では非常に大きな欠陥とも言える要素かもしれませんが、「リアル」を写実する上では実に重要な要素です。その意味で高橋は非常に魅力的な行動を取ってくれるキャラクターであり、この物語の中で誰よりも「リアル」の世界を生きているように思えます。高橋が今後どうなるのか。その行く末がとても興味深いです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-11-13 20:21:16] [修正:2011-01-23 23:59:24] [このレビューのURL]

8点 ginziさん

この漫画には退屈なシーンが一切無いと思う。
とにかく、キャラの普通の日常とか出来事とか全てのコマにおいて
読者を引き込ませる、作者の話の構成力や想像力、考察力がものを言わせているというか。
また全てのキャラが魅力的に描かれているし
キャラに感情移入できる。
作品自体に押し付けがましさとかは一切無く、
気軽に読めてしまうが、その理由の一つはキャラの一人一人が
自分の持ってる力を全て出して必死に人生を歩んでるからだと思われる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-17 02:25:14] [修正:2010-11-17 02:25:14] [このレビューのURL]

9点 4123さん

読みながら何度もうるうるきた。

挫折しても力強く生きている登場人物に共感でき応援したくなる。

野宮と夏見の関係が今後どうなっていくのか楽しみ。

ヤル気と希望を思い出させてくれる漫画だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-09 13:16:38] [修正:2010-10-09 13:16:38] [このレビューのURL]

PR


リアルと同じ作者の漫画

井上雄彦の情報をもっと見る

同年代の漫画

  • GANTZ

    総合点:6.32点

    レビュー数:137人

  • ARCANA

    総合点:7点

    レビュー数:3人

  • 妹−あかね−

    総合点:3.66点

    レビュー数:3人

  • ALIVE

    総合点:5.5点

    レビュー数:2人

  • 01 ZERO ONE

    総合点:4点

    レビュー数:2人

週刊ヤングジャンプの情報をもっと見る