ドラゴンボールのレビュー
9点 即身仏さん
この漫画の凄い所は鳥山明の表現力・見せ方の巧みさに尽きる。
漫画のコマの見せ方に躍動感が感じられ、それが痛快に感じる位。
ただ、フリーザ編以降の展開が段々とドラゴンボールで死者が甦らせられる設定が当たり前になって、生死に関する倫理観が無茶苦茶になってしまっているのが残念ではありますが、連載当時はそういう風には感じなかったですし、週刊連載でガンガン行かなければいけない週刊少年ジャンプの看板漫画としての立ち居地にあった以上は仕方の無い面があったと思う。その中でのミスター・サタンの存在はある意味一服の清涼剤みたいな存在だったと見ておりました(笑)
長期連載の弊害が出てしまったのは画竜点睛を欠くといった具合ではありますが、単純にアクション漫画としても非常に高いレベルの漫画であるのは疑い様の無い作品なのは間違い無いと断言できます。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-11-16 00:19:01] [修正:2011-01-29 20:01:27] [このレビューのURL]
9点 メカガメラさん
鳥山明は正真正銘のプロだ。
あくまで読者に娯楽を与えることを考え、ビジネスライクに使命をこなしている。
だから、読者に余計な笑いや感動の押し付けをせずに、淡々と漫画を描く。
人を選ばず楽しませるには、創り手はあくまで創り手として、その影を受け手に悟らせないことが重要だと思う。
誰にも媚びず、誰も拒まない中立性が、単純明快に万人に受ける娯楽性になるのだから。
そしてその中で垣間見せる、さりげない笑いや感動がこの漫画の娯楽性に付加されることで、この漫画を最高峰の少年漫画に押し上げていると思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-01-29 11:24:50] [修正:2011-01-29 11:24:50] [このレビューのURL]
4点 ひいろさん
人気作品ではあるが、名作ではないと思う。
「実はもっと強い敵がいました」を繰り返す、付け足し感丸出しの話の作りがとにかくいただけない。
この強さのインフレ現象を「おー、また凄いのが出てきた!オラわくわくしてきたぞ!」と思って読める人なら楽しいんだろうが、「おいおい、今までの闘いは何だったの?」と思った人は、その時点でこの漫画は終了である。
名作という噂を聞いて読んでみて、がっかりする人も多いんじゃないだろうか。
最初の天下一武闘会あたりまでは、冒険劇・アクション漫画として気楽に楽しめるかもしれないが・・・。
あまり持ち上げすぎない方が良いと思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-11-22 08:27:08] [修正:2011-01-28 21:54:59] [このレビューのURL]
8点 軍人さん
いわずと知れた世界中で大ヒットした名作ですね。
ストーリーに重点をおいた漫画ではないのでそこを批判するのは御門違いかと思います。とにかく何も考えずに楽しめる漫画です。
多くの方が仰られるようにどうしても引き伸ばしが難点ですね。
サイヤ人編やナメック星はもちろんセル編も個人的にはかなり楽しめました。ただ、ブウ編は完全に蛇足でしたね。最終回も納得いきません。
セル編終了後トランクスとべジータとの別れのシーンが最高でした。
べジータ、バーダックが好きでした。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-01-23 16:33:19] [修正:2011-01-23 16:52:01] [このレビューのURL]
3点 はまおーさん
このマンガ、改めて読むと、めちゃくちゃな話だと思う。
確かに、この作者の技術は素晴らしい。
絵の見やすさ、キャラの多様さなど、漫画家としては満点もの。
けど、ちょっと気にくわない作品。
ジャンプでよくあるギャグ→バトルのシフト変更に加え、キャラが全体的に強くなりすぎていったり、地球人の扱いが雑になってきたり、しまいには、「ドラゴンボールあるからいっかー。」みたいなかんじになっていく。
人の命を軽く見すぎ。
地球爆発とか、ダメでしょ。人類ほぼ滅亡じゃん。
最初の悟空が子どもの時は、とても楽しく読めるのに、この違いは何だろう。
悟空が子どもの時と大人の時とでは、別の作品と考える方が良い。
このマンガを実写化しようと考えた人もどうかしている。
その結果、ファンもびっくりするほどの駄作になった。
このマンガは、暇つぶしに読むのが一番。
たぶん、細かい事を考えながら読んではいけないだろう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-12-14 15:53:20] [修正:2010-12-15 14:49:04] [このレビューのURL]
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