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7点(レビュー数:21人)

作者佐藤秀峰

巻数12巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー:1999年~ / 小学館

更新時刻 2011-01-12 13:00:39

あらすじ 主人公、仙崎大輔は海上保安庁へ入庁。 第7管区福岡保安部所属PS型巡視船「ながれ」の中で人命救助や密輸事件の摘発、そして不審船への対応等を経験する中で、たくましく成長していく。

備考 原案取材:小森陽一

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海猿のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全21 件

8点 朔太さん

映画化された「海猿」との比較で言えば、全然別物でした。
映画の方は、海難事故の怖さ、絶対絶命の状況からの
生還だけがクローズアップされていましたが、
漫画原作の方はやたらと仲間、先輩が死んでしまいますし、
婚約者がいる恋人を寝取ってしまう結末なので、相当複雑ですね。

単純な海難事故だけではなく、銃や武器を持った海賊と対峙
しながらそれでも攻撃は無論不可能だし、救難すること
しかできないとか、国籍不明の不審船への政治的対応の
限界など、海上保安庁の現実の悩みが良く理解できる構成でした。

「め組の大吾」を連想する方も多いようです。
大吾の病的なレスキュー魂とはちょっと違う使命感に
突き動かされる大輔の方が、同じく超人的ではありますが人間味がありました。
主人公の人間性で言えば、「ブラックジャックによろしく」
とは共通するものがあります。
佐藤秀峰氏の価値観が反映されているのでしょうか。

本作品の価値を決定づけているのは、最後の航空機事故編ですね。
御巣鷹山に激突墜落した全日空機事故に着想を得ている
ことは誰の目にも明らかです。
生き残った機長の生きざまに焦点を合わせたドラマ性は
圧倒的な迫力で迫ってきました。
大団円という言葉がしっくりくるぐらい、ここの出来が
大変すばらしいと思います。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-02-13 00:36:59] [修正:2019-02-13 00:36:59] [このレビューのURL]

3点 デビルチョコさん

どこかで見た事のある物語の連続。
主人公の心情もブレブレで最後までストーリーに入り込めず。

この作品の良かった所は、
「海上保安庁を題材にしている」という所だった。
もっときちんと取材等をして欲しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-02-13 11:25:14] [修正:2015-03-15 11:08:43] [このレビューのURL]

6点 pazzoさん

佐藤秀峰らしい作品で、ハイテンションで物語が進んでいく。

ただ、そのテンションを維持するために人命が失われていくのはちょっと・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-11 17:56:17] [修正:2013-03-11 17:56:17] [このレビューのURL]

6点 gundam22vさん

画力も演出も凄まじく緊張感のある展開が続きます。
海上保安庁職員の仕事の内容、厳しさはこれ以上ないくらい
描いているところは長所だと思います。
ただ、面白いことは面白いですが、最初の方をのぞくとすっきり
しない結末の事件ばかり続いてレスキューものが持つカタルシスがやたら薄く感じました。同作者の「ブラックジャックによろしく」
と違いギリギリで踏みとどまりますが主人公は
途中から終始苦悩してばかりです。

恋愛面にも結構ページ割いているわけですが、結婚を
前提にした婚約者(これがお人良しの好人物だけに心が
痛みます)がいる
ヒロインが主人公に寝取られる系でそこへの裏切り
も強調され当然ですが作中でも殴られるほど非難されて、そっち
の方で後ろめたさや重さが抜けないのも作品を救命を
関係なくやたら重くした要因に感じました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-19 07:43:23] [修正:2012-09-19 07:43:23] [このレビューのURL]

6点 torinokidさん

良作。夢中で読んでしまいますな。

こういった日本のために働いている職種の方々を
ちゃんとリスペクトしているマンガは良いですね。

近年、日本近海はなかかなか物騒な状況になってるので
現実世界の海保の方々も応援したいですな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-18 18:44:59] [修正:2012-09-18 18:44:59] [このレビューのURL]

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