センゴクのレビュー
6点 bugbugさん
合戦に相当な思い入れがあるようで
再考に再考を重ね、定説とは異なる描き方を好んでいる
人物像の解釈も斬新で、それらの点が
戦国時代を題材としたいくつもの作品の中で、特に選ばれて読まれている理由だろう
ただ、歴史的なロマンの演出に気を取られがちで
主人公をめぐる本筋のストーリーがおざなりになりがち
バランスをとるのは難しいだろうが、主人公の半生に興味をかきたてられることはなかった
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-02-03 20:05:30] [修正:2009-02-03 20:05:30] [このレビューのURL]
7点 たにやんさん
歴史は勉強不足で予備知識が情けないくらい無かったけど、
全然楽しめました。
個人的にはヤンマガの良心・・・笑
この漫画の説明をするにおいて、
このキャッチフレーズが秀逸すぎる。
「戦国史上、最も失敗して、挽回した男」
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-28 23:36:32] [修正:2008-01-28 23:36:32] [このレビューのURL]
7点 朔太さん
合戦の戦術戦略の巧妙さで、途中で読むことを中断できなくらい引き込まれる面白さがある。
織田信長はその冷徹な戦いぶりで、順調に領土を拡大したくらいの知識だったが、
武田信玄や本願寺、浅井・朝倉側の事情で運良く勝ち残った背景が理解できた。
一度は朝倉和睦のために土下座して謝罪したくらい。
それぞれの武将の知略の見事さは秀逸である。武田の三方が原の戦い、木下藤吉郎の金ケ崎の退き口など史実をメイキングしたかもしれないが、ドラマチックである。
朝倉の一乗谷、浅井の小谷城の難攻不落の構造もさることながら、
一夜にして攻め落とす知略も読みごたえが有る。
仙石秀久のキャラやお蝶、斉藤龍興ら傍流話は、添え物であって評価の対象外。
大人買い、一気読みにて15巻読破の価値あり、でした。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-12-12 11:19:51] [修正:2015-12-12 11:25:04] [このレビューのURL]
4点 デビルチョコさん
著者が実際に現場に行き、
史実を検証して考察を描いているのは興味深かった。
しかしそこまでしているにも関わらず、
必ずしも史実に沿っているわけではない内容に違和感を感じた。
その違和感が最後まで残り、ストーリーに入り込めませんでした。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-15 10:25:58] [修正:2015-03-04 19:43:06] [このレビューのURL]
6点 gundam22vさん
「その定説には疑問がある」が口癖の
通説と違った形で描くマイナー武将の戦国歴史漫画。
絵柄が丁寧で合戦シーンが盛り上がるところは長所です。
通説に疑問を呈するシーンの考察も面白く、
ところどころグッと来たり、
考えさせられるような力のある描写があります。
だが、この漫画が結局弱いのは主人公関連のドラマがつまらない
の一点でこれが大きいです。主人公は史実がやはり
マイナーで全然大した武将
ではないため、この漫画では異常に歴戦の勇者的に持ち上げまく
っています(これだけ頑張るとむしろ秀吉の片腕でないと
おかしいほど)。ライバルにされたキャラは史実は山崎某含めて、
全員無名同然です(山崎は浅井の要みたいにされてて笑ったw)。
主人公持ち上げのために相手を異様に強くしたり、交流を嘘
臭い人情ドラマ入れたりして、有名人物の史実的にやってやろう
という部分に凄くアンバランスに見えてしまうわけです。
ゴンベエの最初の恋人なんて何のために居たの?状態ですし、
それ関連の三角関係の鳥居某とのがまた面白くなくてですね。
主君の秀吉がこの漫画の現時点の主流なので、彼を主役
にして、死後をやるなら次の主君の家康に引き継がせるなど
にして、有名人物を異説により別角度で描くというくらいのが
面白かったように思うのですが(信長、秀吉はこの漫画では通説
的キャラです。家康が男臭いイケ面熱血漢という独自設定なので
こういう感じで、史実を足跡は整合とって切り込むとかで)。
良い漫画ですが、以上の一点が残念です。短編
ではない以上やはり主人公の
選定が長編歴史漫画は特に大事ということを感じます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-02-04 13:14:28] [修正:2011-02-04 21:26:58] [このレビューのURL]
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