アカギのレビュー
9点 rokaさん
まことに失礼なことを言うが、少なくとも絵を見て「読みたい」と感じさせる漫画では全くないと思う。
漫画は、雑に言えば、絵と文字だ。
その絵に、魅力はない。
正確には、この絵に「味がある」と感じるのは、実際に読んで、漫画の世界に引き込まれた後の話であって、「入口」での魅力ではない。
そういう「飛車角落ち」のような勝負を漫画という賭場で仕掛け、それに勝利した福本氏は、本当に凄いと思う。
「そんなギャンブル、ありかよ」と作品の中で何度も感嘆したが、そもそもの尋常ではないギャンブルは、福本氏が「漫画」を選んだ、というその事実ではなかろうか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-06-26 00:08:05] [修正:2017-06-26 00:08:05] [このレビューのURL]
9点 朔太さん
”天”で壮絶な人生観を語った赤木しげるのスピンアウト作品。
圧倒的な強運、豪腕、支配力の権化である鷲巣 VS 悪魔的知略天才アカギの麻雀勝負。
本編の面白さを麻雀の心理戦と捕らえる一面もありますが、むしろ神の領域にある
モンスター鷲巣を絡め獲る知略戦にあるでしょう。
二人の周囲にいる脇役達も一流の勝負師だけれど、彼らに真っ当な戦略を語らせた
上で、さらにその上を行く知略を重ねて読者の驚きを誘うわけです。
また、重要なのは、赤木しげるを通して語らせる死生観、ぎりぎりのところで命を
やり取りする精神の高揚こそ生きがい、
こんな狂気が究極の潔さとしてオーラを放つアカギの魅力です。
勝負の行方もさることながら人間アカギをいつまでも見ていたい。
175話まで所持。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-07-28 11:21:21] [修正:2012-07-28 11:21:21] [このレビューのURL]
9点 majikoloveさん
麻雀好きの間では知らない人はいない、超有名漫画。
どれだけ人気漫画かというと、女性キャラが全くいないのにアニメができちゃって、更にそのアニメが大人気になり後続としてカイジアニメも放映されちゃう程。
「物事の考え方が変わったりするほど」=麻雀をはじめちゃって、更におもしろい、って思うようになりました。
全く麻雀を知らないけど彼氏がおもしろいというから読み始めた頃は、ただ13歳の少年がヤクザを相手に麻雀でどんどん勝っていくのが面白いなという漫画でした。
麻雀を知ってからはもちろん段違いに面白い。
更に「こんな牌で待つなんて常人じゃないだろ!」と普通に思います。
しかしその変則で待ち、そして勝つのがアカギ。
この漫画はこの天才アカギの超人っぷりを楽しむだけの為の漫画といっても過言でもありません。
もう存在自体がチートというキャラです。
その台詞回しがすごい。
悪魔か神か、狂人の大の大人たちが震え上がる局面で汗ひとつかかずイケメンセリフを吐きまくります。
絵が大昔のファミコンみたいな感じなのが更に良い。
この漫画を読んだ後、「今まで読んだ漫画の中で随一かっこいいカリスマ性のあるキャラは?」という質問に苦なく答えられます。「赤木しげる」と。
鷲巣様はアニメで終わったあたりでちょうどよかったのでは…。長すぎます。作者も終わり方を決めかねているのでは。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-02-28 02:47:56] [修正:2012-02-28 02:47:56] [このレビューのURL]
9点 即身仏さん
麻雀漫画としての完成度も高いですが、この漫画は天才・赤木しげるの生き様にこそ魅力がある漫画だと思う。赤木しげる自体、まるで麻雀版・矢吹丈とも言える。痺れる勝負をするためならば己の命を守ろうともしない様が凄い。
今現在、鷲頭麻雀の長さには確かに辟易しますが、決して手を抜いてると言う訳では無いというのは理解できます。けど、そろそろ先を見たいな、とは思う。そう思わせるだけでもこの作品は凄いものだとも感じます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-15 23:58:45] [修正:2010-11-15 23:58:45] [このレビューのURL]
9点 りんごさん
クククッ…カカカッ…キキキッ…
読むと麻雀が強くなった気になります
実際、ど素人の僕は読んで強くなった
アカギのかっこよさが全てです
※厨二全開でもアカギなら許す
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-11-16 23:03:32] [修正:2010-01-23 22:23:47] [このレビューのURL]
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