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7点(レビュー数:6人)

作者八坂考訓

原作高嶋哲夫

巻数4巻 (完結)

連載誌週刊ヤングジャンプ:2006年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 00:45:19

あらすじ 中途半端でさえない高校生・高槻は、ある日新聞部の取材で、天才チェロ奏者・石井あゆむに出会う事に…。
自分との格差を痛感し落ち込む高槻に、石井は励ましの言葉をかける。
だが、次の瞬間二人は原因不明の衝撃に巻き込まれた!事故?テロ?それとも…!?
極限状態の中、迫りくる死の恐怖と戦いながら高槻と石井は懸命に脱出を試みるが!
<巻末紹介文より>

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anim. アニマートのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

8点 gundam22vさん

東日本大震災があった今だからこそ余計に価値があがる漫画だと思います。災害パニック漫画ですが、原作者が理系専門家兼小説家なので説得力のある考証で、巻末にある解説を合わせて相当に勉強になります。おそらくこの手の漫画で一番深いのでは。かといって漫画としても成り立っており、少し古いキャラデザながらも一定の画力、続きが気になるストーリー展開、タイトルに繋げる結論など見所があります。

ヘタレながらいざという時に頑張る主人公とその契機となるヒロインの描写、微笑ましい関係も良かったです。本編3巻、外伝(オムニバス)と後日談の1巻、でダラダラせずちゃんと終わっているところも良かったと思います。

ただ主人公周辺だけはご都合が続く訳ですが(災害漫画の必然かも)、読むのが苦痛な鬱漫画だけになったかもしれないから、否定しませんが擁護要素はあると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-06 18:54:42] [修正:2015-07-06 18:54:42] [このレビューのURL]

9点 そうすけさん

自分が読んだ中ではこのジャンル(災害パニックもの)で一番面白かった。

3巻までの話もよかったが、4巻の台詞無しの話があまりに素晴らしかった。一話読みきり形式の話では読んだ中でも最上。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-23 04:19:21] [修正:2011-05-26 05:18:33] [このレビューのURL]

5点 とろっちさん

本編(3巻まで)とオムニバス(4巻)から成る大災害パニックもの。
常にその可能性が取りざたされている、東京で大地震が起こったら、という設定。
災害の恐ろしさ、パニックになった人々の醜さ、そういう状態でのちょっとした親切のありがたみなどが
リアリティをもって描かれています。
トイレの確保や配給物のもらい方等、災害時のトラブル対処法として役に立つかも。

政府や自衛隊、地質学者などを絡めたマクロな視点もあるにはありますが、
主に描かれているのは、災害のなか道端で右往左往する人々の動向といったミクロな話。
東京壊滅といった大きなテーマを扱っているだけに、話の展開としては物足りなさを大いに感じます。
見せ方にしても、「災害時はこんな大変なことが起こりますよ」というのを見せつけるのが
目的であるかのように感じられてしまい、話にそれほどのめり込めなかったのが正直な感想です。

4巻のオムニバスはあまり存在意義を見出せませんでしたが、台詞なしの話はとても良かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-11 20:12:26] [修正:2010-04-11 20:15:01] [このレビューのURL]

7点 ITSUKIさん

ヤンジャンの隠れた良作だと思います。
(単に自分が普段YJを読んでなくて知らなかっただけですが)
へーこんな作品がYJにあったんだ。という第一印象です。

今、もし東京が巨大な地震にみまわれたら・・・という災害ものです。
ifの世界の設定なのですが、理論は一応とおっていてリアリティを感じられました。

主人公はいかにもヘタレな奴なのですが、チェリストの少女石井あゆみとの出会い等をきっかけに大震災の最中勇気を振り絞り成長していきます。
ヘタレだけど困ってる人は見捨てられない人の良い主人公なので、イラつきはしませんでした。
それと結構石井さんの為に無茶をするので「よく生きてるなぁ」とよく思いました(笑)
もちろん、主人公をメンタル面で成長させるきっかけとなった石井さんの魅力も欠かせません。

画風は一昔前な感じもしますが、パッと見で読みやすく、自分がこの作品を知ったのも立ち読みからでした。
全4巻となっていますが、1-3巻と4巻で別の話です。
4巻はオムニバス形式のストーリーとなっています。
自分はやはり3巻までの内容が大好きで、4巻は読んで正直微妙でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-24 17:54:13] [修正:2009-12-24 17:54:13] [このレビューのURL]

5点 ごまあぶらさん

臨場感があって好きでした。
少し荒れた画風もいい方向に転んでいて丸。
リアリティある描写ばかりでいい反面、劇的なことに「やっている感」「こなしてる感」があり、ドラマを見ているようでした。それを欠点と見るか、いい効果とみるか。したがって点数的には平均に落ち着くくらいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-19 00:25:04] [修正:2009-05-19 00:25:04] [このレビューのURL]

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