賭博破戒録カイジのレビュー
9点 朔太さん
本作品の最大の魅力は、手品のようなイカサマのからくりを解明すること、
ならびにそのイカサマを逆手にとって賭博そのものを攻略してしまう逆転劇です。
要するに、カジノを含む賭博は、受け手が絶対負けない仕掛けが必ず存在
しているってことなんですよ。
福本作品では、賭博のイカサマを見破ることを出発点に勝利を狙う場合が、
やはり多いかな。
賭博者の心理について、福本伸行氏の考察なのか研究なのか、本当に心理を突いている。
賭け金の高ではなく、また単なる欲望だけでもなく、自身の人生の意味を
賭けて勝負する者の心理が、極めてよく描けています。
さらに言えば、一条や班長らのような受け手側の心理も実によく描けています。
賭博漫画には不可欠な心理描写に、福本氏の右に出る者はいないと断言できますね。
さらには、相互のネタばらし後も、逆転につぐ逆転のアクシデントと罠が二重三重に仕掛けてあって、決着まで手に汗を握ります。
しかし、ギャンブルはイカサマと知ってはいても止められないのが、人間と
いうことが結論でしょうか。
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[投稿:2025-01-08 09:18:27] [修正:2025-01-08 09:18:27] [このレビューのURL]
8点 勾玉さん
チンチロ編の濃密な面白さが素晴らしい、個人的にはカイジで一番面白いのがこのエピソードだと思う、
前作の限定ジャンケンも良かったが、相手をやり込める痛快さでこのチンチロ編に軍配が上がる。
続く沼編が長すぎるのは玉にキズだが、全てが結実するラストで全部吹っ飛ばしてくれた、
これ以上無いくらいのエンディングだけに、ここで終わっておけばなあという思いは拭えない。
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[投稿:2020-03-07 19:59:33] [修正:2020-03-08 16:26:10] [このレビューのURL]
8点 ゆーやさん
チンチロの終盤の怒涛の展開はお見事。
パチンコ編は少し長すぎる。。。
けど、最後のあのカタルシスを得る為に妥当だったのかな。
分からないですが。
地下の、
ペリカどうこう、
給料日にビールとか焼き鳥ンマーイ、ポテチもいいなぁどうこう、
下手したらあの辺のダラダラ感を数話挟まれても楽しんで読まされそうな、
独特の表現力は何なのだろうか。。。
つくづく漫画は画力だけじゃないですね。
泣いた時の目が線3本ですからね。
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[投稿:2015-05-20 23:29:20] [修正:2015-05-20 23:29:20] [このレビューのURL]
9点 デビルチョコさん
カイジシリーズで一番好きな作品。
強制労働所という悪環境で働く人々の後悔や自暴自棄、
また思切や僅かな希望等が丁寧に描かれている。
そんな環境でのギャンブル。
この最悪な状況だからこそギャンブルに全てを賭けるという
心理描写やストーリー展開が良かった。
後半も、ストーリーを引っ張りまくったぶん、
ラストは壮快だった。
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[投稿:2015-02-28 11:30:13] [修正:2015-03-04 19:12:42] [このレビューのURL]
7点 みゅーみゅーさん
カイジシリーズではこの
破戒録が一番好きです。
チンチロ編では本当にスカッとしますし
沼はもうなんていうか
とんでもない額のギャンブルで
本当に魅了され読みふけってしまいます。
カイジ最高です(^^)/
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[投稿:2014-10-21 17:07:05] [修正:2014-10-21 17:07:05] [このレビューのURL]
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