「そうすけ」さんのページ

総レビュー数: 774レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年09月01日

とにかく絵がきれい、かわいい。そしてあたたかなお話。
「やえかのカルテ」でも思ったが、人物、背景はもちろん
特に動物の絵ではこの人以上はいない。自分にとっては。
作者の恐ろしいまでのこだわりをひしひしと感じた作品。すごいなあ。

2016.06 追記 ハンターだって喧嘩商売だってビィトだって復活したんだ。
連載再開をいつまでも待ってます。

2017.05 追記
連載再開を長い間待ち望んでいたが、それがついに叶わぬと知り、本当に悲しい

武田日向先生の描いたあたたかな作品に敬意を表するとともに、
心からご冥福をお祈りします

2018.01 追記
既刊二冊+単行本未収録だった部分を収録した合本が発売。出版に関わった方々に深く感謝。
ページをめくるたびに、残りのページが少なくなっていくのを見て、めくりたくなくなってしまう。しかし読了。

六月に画集が発売されるとのことなので、それが最後の一冊になるのだろうか。
本当に惜しい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-04-29 00:12:38] [修正:2018-01-10 19:31:21] [このレビューのURL]

10点 undercurrent

一巻完結の漫画では一番好きな漫画。
じゃあどこが好きなのっていわれても言葉にする端から逃げていくというか、作品全体の魅力がとても抽象的。この漫画を語れるだけの国語力がほしい。
しいて言えばカラオケのシーンが好き。





自分の趣味のひとつに漫画の布教?がある。
友人やら家庭教師先の生徒、果ては高校時代好きだった女の子にまでこの本を渡して感想文を要求したのだが、今のところ感想が返ってきたためしがない。
単巻でかさばらないし、いい作品だと思うのだが。
そんなこんなで現在本棚の「アンダーカレント」は推定五代目である。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-03-18 23:19:05] [修正:2015-03-18 23:19:05] [このレビューのURL]

自分が読んだ中で最高の漫画でした。(2010年時点)
色々とレビュー考えたりしてたのですが、書きたいことが多すぎてなんかもうあきらめました。そのうち頑張って書くかもしれません。

一番印象に残っているのは10巻の
「みんな 未来へ 生きたいんだ」「そして あたしは いけないんだ」
から夕日が振り向いたシーン
ぐっと来るものがあった
演出うまいなあ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-23 10:29:55] [修正:2014-12-15 00:11:15] [このレビューのURL]

まあ自分の読んだ漫画の中でトップクラスに大きな印象を与えた作品ということで。駄文失礼。

週刊少年ジャンプというおそらく漫画界でもっとも流れが速い場所で、「人間の可能性」という(少年漫画では)誰も挑戦しなかったテーマを人間と魔人の対比という形で見事に描ききった。

テーマの大きさもさることながら、それを表現するためのエピソードも秀逸であった。特に電人HAL編はヤコの成長と共に、敵であるHALもしっかりと「芯」がある犯罪者だったためにかつてないほどの完成度を見せている。特に春川の過去は涙なしには見られないものであった。

自分が何より驚かされたのが、作者は最初から「終わらせる」前提で物語を描いていたことである。最終巻のあとがきによると、それぞれ1巻のアヤ・エイジア、5巻の「最後の自分」像、10巻の電人HAL、20巻の「6」というように要所にテーマ性を持った事件を配置することで、いつ連載が終了してもきちんと「完結」できるようにしていたとのことである。長期連載or短期打ち切りが氾濫する少年ジャンプにおいてこの作品が円満に終了したのは当然のことだったといえよう。

独特にもほどがある絵柄(特に犯人)と構図、やたらブラックなギャグの数々、主人公(ヒロイン?)であるはずのヤコの扱いのひどさ、ストーリーの進行のためなら人気キャラ笹塚をも切り捨てた点などは読み手によってはマイナスの印象でとられることもあるだろうが、それを上回る魅力が本作にはあると自分は信じて疑わない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-27 10:59:10] [修正:2010-07-27 10:59:10] [このレビューのURL]