「はるき」さんのページ

総レビュー数: 24レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年05月27日

10点 SLAM DUNK

これほど作中のキャラクターの成長を楽しんで読める作品ってなかなか出会えないと思います。

確かに初心者の花道があんなスピードで上手くなるのはできすぎですが、それが気にならない程、花道がどんどん上達していく姿、またそれ以上にバスケを好きになってのめり込んでいく姿が読んでいて気持ちいいし、シュート合宿を経て試合で初めてジャンプシュートを決めるところなんて何度読んでもゾクゾクします。

そして夢をあきらめず地道に努力してきたゴリ、小暮や、安西先生を慕って集まった三井、宮城、流川が花道の影響を少なからず受けてそれぞれ成長し、自分の長所を磨いていく。
湘北がチームとして成長していく過程がしっかり描かれているから、試合で感動するし、湘北以外のチームもいいキャラクターが盛りだくさんにもかかわらず、湘北を応援してしまう。

どう考えてももっと続きが読みたかったと思える終わり方ですが、あそこで終わってたからこその現在の高評価なのかなとも思います。
ゴリ・小暮のいない湘北バスケ部はなんとなく寂しいですし、決して競合校ではない、急成長したチームが選手層の薄さからあっさり敗退してしまうというのも、結果的にはリアルだったんじゃないかなと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-11 01:38:29] [修正:2010-05-11 01:38:29] [このレビューのURL]

10点 MONSTER

[ネタバレあり]

一度読み出すと、自分の読み進めるペースにイライラするくらい、続きが読みたくなって、ぐいぐい引き込まれてしまいます。

話がどんどん広がっていくんですが、基本的にテンマ寄りの「ヨハンを追う側」の人間が主観となって話が進んでいきます。なのでヨハンを追う人たち同様、少しづつしかMONSTERの正体に近づけません。
だからこそラスト近くなるまで答えが見えてこないし、関係なく思われた寄り道のような話でさえ、どの話もテンマ達が答えにたどり着くために必要な話になっています。

さらにテンマが様々な人たちと関わりながら真相に迫っていく過程で、人間のやさしさとこわさがどんどん引き立てられていくこと、結局最終的にテンマ達が知り得た以上の情報が語られないことで、何度も読んでも面白いと思える作品に仕上がっていると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-06-13 09:54:30] [修正:2009-06-18 02:14:39] [このレビューのURL]

9点 BECK

マンガという手段でこれだけ音楽を表現できるんだ、と普通に感動しました。歌のシーンなんて音は聞こえなくても、いいアルバムに出会ったときに似た感覚を覚えます。

またBECKというバンド、そして個々のメンバーが少しづつ結束していき、ライブシーンがどんどん良くなっていくのが読んでいて嬉しいというか、爽快です。
特に作中で描かれた最後のライブですね、各メンバーのコユキへの想い、コユキの各メンバーへの想いが混ざり合って、ライブ会場にすごいエネルギーをもたらしていて「こんなライブ見てみたい」と思えました。

さらにもう1点、BECKを支える周りの大人たちがかっこよ過ぎます。

中だるみなしで34巻という長さを全然感じさせない、一気読みしたい作品。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-06-03 02:01:16] [修正:2010-06-03 02:01:16] [このレビューのURL]

9点

踊っているとき以外はどうしようもなく我儘で感情的な昴が、ダンスをしている時だけ別人になる、それが読んでいてビシビシ伝わってくる。
昴が作中でダンスで周りの人を魅了し、惹きこんでいくのとまさに同じ様に、踊りの部分では昴のダンスに夢中になってしまいます。

また昴が単に練習して上達していくのではなく、自分に降りかかる様々な出来事や思いをダンスにぶつけることで成長していく、というのがより昴を魅力的にしているひとつの要因なのかな、と思いました。

それだけに続編が出ているとはいえ、ひとつの作品として中途半端に終わってしまったのが残念です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-06 23:56:29] [修正:2010-05-06 23:56:29] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-27 23:25:36] [修正:2009-05-27 23:25:36] [このレビューのURL]

8点 ROOKIES

このマンガ、個人的には不良たちが少しづつ川藤に心を開いて野球に取り組み始める前半の方が、後半の試合よりも楽しめたんです。

で、何でかなって考えて思ったのが、普通の野球マンガで描かれるのが「野球の試合、練習を通して様々な経験を積み成長する姿」なのに対して、ROOKIESで描かれているのは「夢を見出せず何となく不良となった少年たちが、川藤との出会いをきっかけに熱中できるものを見つけて少しづつ成長する姿」だからなのかなと思いました。
要は野球はあくまで成長の過程を描く手段なんじゃないかなぁと。

それだけに技術の向上、試合結果がついてくるのがとんとん拍子過ぎて、描かれていることがぼんやりしてしまっているのがもったいない気がします。
ただ掲載されていたのが少年誌である以上、野球での盛り上がりも必須だと思うので、その辺りのバランスを上手くとってまとめられた作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-15 23:36:42] [修正:2010-05-15 23:36:42] [このレビューのURL]

他の作品以上に、うすた京介というマンガ家の「笑いのセンス」がねじ込まれたマンガだと思います。

強烈なキャラクターもたくさん出てくるのですが、
それ以上に言葉のチョイス・擬音・動きなど感覚的な面白さが満載です。

面白いギャグマンガを描く漫画家さんって、
なぜか割とマイナーな雑誌でページ数も少なく連載しているイメージがあるのですが、
週刊少年ジャンプにてこれだけ長期間「ギャグマンガ」というジャンルの最先端を突っ走り続けている、
うすた京介の面白さが余すことなく詰め込まれたマンガです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-27 23:26:21] [修正:2010-05-08 00:03:14] [このレビューのURL]

個性的かつ、ケンカの強さだけではわからない、かっこよさや男らしさを自然にまとった魅力あるキャラクターが仲間・敵問わず非常に多く、その点で他の不良マンガと少し違った魅力があります。

また、それだけでなく各編において春道が最後に登場するよう話の流れが上手く作られている事で、春道以外のキャラクターもしっかり描かれると同時に、それを上回る春道の強さ、かっこよさを含めた魅力が上手く引き出されています。

何度読んでも熱くなれる青春マンガ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-15 22:15:53] [修正:2010-05-15 22:15:53] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

自分にとっては初めて単行本を買ったマンガであり、マンガの面白さを教えてくれた作品です。
なので点数は少し甘めかもしれません…

全編通して敵・味方問わず魅力的なキャラクターが多数出てきます。
その中でも幽助・桑原・蔵馬・飛影の主役級4人は、それぞれの個性や魅力がしっかりと描かれていて誰が出てきてもワクワクできます。

パワーインフレも感じられますが、今のバトルマンガと比べれば強くなる過程がきちんと描かれているし、
暗黒武術会辺りではガチガチのバトルマンガ、仙水編ではハンターハンターのような先の読めない戦い、といろいろな面白さを併せ持っているため飽きることなく読み進められます。
初期や終盤の霊界探偵編もキャラクターに深みを与えていて俺は好きです。

今読んでも新しい!とまでは言い切れませんが、冨樫義博というマンガ家の才能はひしひしと感じられると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-05-27 23:55:05] [修正:2009-05-27 23:55:05] [このレビューのURL]

1巻で完結という話の短さもあってたまにパラパラと読みたくなる作品。
本当に主人公とその周りの人々の日常が描かれているだけですが、終始さわやかな空気ともう少し読みたいと思わせる終わり方で、何とも心地いい読後感を得られます。

ただキャラクターやストーリーは全然違うので「ももんち」ならではの魅力はあるものの、「イエスタデイをうたって」と作品の方向性は同じだと思うので、その分点数は厳しめです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-20 22:47:59] [修正:2010-05-20 22:47:59] [このレビューのURL]

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