「メカざわ」さんのページ

総レビュー数: 174レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年08月17日

格闘漫画?グロ注意な絵ですが極上。この人は読みきりの時から絵がすごかった。

私がこれほどまでに漫画を愛すようになったきっかけをくれたのは本作品のせいかもしれない。漫画の可能性を示し、卓越した表現力で読者を魅了したこの作品は何に例えようもない。黄金時代に描かれる主人公の背景は、読者を中毒にさせるほどの完成された構成だったと思う。

はたからみると、ぐしゃぐしゃに何かをひきさくグロ漫画と見えるかもしれないが、描かれる時代描写は繊細で細かく、所々に添えられるコミカルな表現は言わばカレーに添えられた福神漬けとラッキョウ。強弱をつけた進行は読者を飽きさせない裏のスパイスと言えよう。

主人公を中心に描かれる漫画といえばジャンプの特権であるが、本作品の主人公にかなう漫画は数多くあれどはたして見つかるかどうか・・・多くの漫画やゲームでパクられているだけはある。かくいう私も魅了された一人ではあるが、とにかく妥協なく描ききっている三浦先生に脱帽。

現代に連載中の漫画でベスト5を選ぶなら、真っ先に候補にあがる一作品である。

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[投稿:2009-08-19 02:39:06] [修正:2009-08-19 02:39:06] [このレビューのURL]

ボクシング漫画。絵は序盤から後半にかけて変化しているけど、どちらも良し悪し。全体的に良。

とにかくアツクなれます。この作品において最も褒めるべきところは、対戦相手の描写に手を抜かないというところですね。主人公のみに視点をおいて試合をするのではなく、お互いにボクシングにかける情熱を描くことで、一つ一つの試合の真剣さを妙味に表現しています。だからこそ、消化試合のようなものが存在せず、どの試合においても読者に印象を残すものが描けたのではないかと思います。

連載が長すぎる〜って思うでしょうけど、そうですね、長すぎます。実際、作者の方も当初の予定ではこんなに長くなるとは思ってなかったとも言ってますし、実際に描かれたものも予定と全く違うものだっとみたいです。言ってみれば、中盤以降は作者からしても蛇足なのでしょうね。とはいえ、妥協のない作品作りには読者も皆終わらないことを願っているのではないでしょうか。
ここまできたら、限界までこのアツイ漫画を描き続けてくれることを願います。

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[投稿:2009-08-19 00:53:01] [修正:2009-08-19 00:53:01] [このレビューのURL]

麻雀漫画。絵はクセがあるが敬遠するのはもったいない!ジャンルがニッチなだけに読み手を完全に選びますが・・・

はっきりいいます。これ以上の麻雀漫画はありません。元々片山まさゆき先生は本格的な麻雀描写をすることで有名ですが(スーパーヅカンなど)、本作品以上に片山先生の麻雀理論が強く押し出されているのもめずらしいでしょう。麻雀が好きな人、麻雀が強くなりたい人、この本が登竜門です。読めばなんか麻雀が強くなった気がします。

注意事項として初心者は読んではいけません。勝負師伝説哲也で麻雀に興味をもったとか言っている輩は、本作品を読む資格はありません。読んだところで難しすぎて分からないでしょう。また、読んでしまったのはしょうがないですが、実際に麻雀打つ時に、大きく手をあげて叩くように牌を切ってはいけません。数順後に恥をかくのはアナタです。

また、本作品を読むと麻雀が強くなったと錯覚し、麻雀やりたさに雀荘に手を出す人がいますが、十分に注意してください。妄想でサイフの中身を失いたくないでしょう?イタイ目を見るのは私だけで十分ですよ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-19 00:24:49] [修正:2009-08-19 00:24:49] [このレビューのURL]

ギャンブル漫画。絵で敬遠する人がいるならば、確実にその人は損をしています。断言します。

人間心理についてここまで大胆に表現したのはこの作品以上にあるのでしょうか。もし、学生時代にこの作品に出会っていたら、私は心理学者をめざしていたかもしれません。ギャンブルをテーマにした漫画ですが、その実、人間心理について描いた作品と評価したほうが良いかもしれません。

クロサギやナニワ金融道などの、人生において読んでおいたほうがいいオススメ本に、異色ではありますがこの本も同列に並べておきたいです。この本を読むことが人間を知ること・・・そして自分自身の思い上がりを見直すことに繋がる・・・そう思います。

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[投稿:2009-08-18 03:39:00] [修正:2009-08-18 03:39:00] [このレビューのURL]

恋愛漫画。絵は極上。

私は今までに様々な恋愛漫画を読んできましたが、本作品以上に悲劇的で切なくなるピュアな漫画はありませんでした。恋愛漫画において基本となる「キス」について、これほどに考えさせられる漫画は他に類をみないでしょう。

漫画のテーマ自体は、男のロマンを描いたちょっとえっちなラブコメなんだろうけど、実際に描かれたその奥底は現実世界では表現されることのない悲しいラブロマンスです。

子供の時に読んで、ただ少しえっちな漫画としか認識していない方はぜひとも大人になった今読んでいただきたい。この作品の深さが分かったらもう大人ですよ。

私は何十回もこの作品を読み返しましたが、二十歳を過ぎてからは読めなくなりました。読んでいて心苦しくなるのはこの作品だけです。さらに歳を重ね、恋愛に対する想いが枯渇する頃に、またこの作品を手に取り心を潤滑しようと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-18 03:16:52] [修正:2009-08-18 03:16:52] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

殺し屋系漫画。ギャグとシリアスのハーフですね。絵はきれいで女性は皆美人です。

とにかく高評価はキャラクターにつきますね。冴羽遼・・・男の中の男ですね。もし面接で「あなたの尊敬する人、こうなりたいと思う人物は誰ですか」と聞かれたら間違いなく冴羽さんと答えますね。いえ、答えませんよ?痴漢と間違われるかもしれないですし。実際に尊敬している人は冴羽遼です!と言ったらフラれたことあるし。

この作品で素晴らしすぎるのは各話のオチです。様々な伏線をはられ回収され迎える結末・・・そして出る遼の以外なフォロー・・・いや、レビューなんかではこの興奮は伝わらないですね。とにかく最後も感動のフィナーレを迎えることができた本作品は完成された数少ない漫画といえるでしょう。今、レビューを書きながら、自分のハンドルネームを海坊主にかえようかと迷っています。でもあと5年くらいしたら一部がリアル海坊主になるかもしれないのでやめときます。

ちなみに今一番欲しいものは100tハンマーです。私の夢は、女性をナンパしているところを、付き合っている彼女に100tハンマーでたたかれることです。

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[投稿:2009-08-18 01:26:04] [修正:2009-08-18 01:26:04] [このレビューのURL]

伝説の作品の一つでしょう。辛口嗜好のギャグマンガです。エロあり、ギャグあり、ネタあり。もし、絵を見て敬遠してしまう人がいたら「いいからとにかく読め!」とお勧めしたい作品です。

こどもの悪の心理、誰でも一度は考えたことのあることを実行してしまうその無理やり感。手加減をしらないギャグ展開。どれも一級品です。

何度も読み返したくなるマンガの一つですね。一度読んだだけではこの作品の魅力の全ては伝わないかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-17 19:37:29] [修正:2009-08-17 19:37:29] [このレビューのURL]

8点 あずみ

チャンバラ系の漫画ですね。描画が生なましいので初心者には向かないかもしれません。

内容は歴史好きにはたまらなく、歴史が苦手な私でも引かれ続けるものでした。後半は残念ながら淡々とした内容と感じられてしまうかもしれません。人気漫画の試練ではありますが、少し完結を急いだほうがよかったかもしれません。

刀が主流の作品としてるろうに剣心と比較してみると、戦闘シーンは少年漫画のバトルに近いるろうに剣心に比べ、時代劇ドラマに近いサバサバしたバトル。その描画が本当にリアルで危機感があり、そしてドキドキできるものであります。ただ、グロ系に抵抗力が0の方は読むのがつらいかもしれません。

完成度の高いこの作品。私は好きですね。

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[投稿:2009-08-17 19:26:53] [修正:2009-08-17 19:26:53] [このレビューのURL]

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