「メカざわ」さんのページ

総レビュー数: 174レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年08月17日

バイク漫画。絵はクセがあるので注意。

古谷先生が描こうとする人間の闇の部分・裏社会などの入り口とも言える作品。いや、あくまで今後の作品がそうなのであって本作品はギャグ色の強いものであるといえよう。作品自体は特につまらないというわけでなく、それなりにたのしめるものになっている。古谷先生が描いてきたものとして、これが最も中間とも言える作品。早期完結して特に無駄な話とかもないので、気楽に読んでみてはいかがだろうか。

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[投稿:2009-08-20 22:10:44] [修正:2009-08-20 22:10:44] [このレビューのURL]

7点 LIAR GAME

ギャンブル・ゲーム漫画。絵は若干のクセがあるが良い。

カイジに並んで名作と言えるでしょう。この手のギャンブル漫画に必要な「心理描写」、これが実に秀逸です。考えられたゲームの発想がまずすごいのですが、それに対する攻略法はさらにすごい!恐らく読者のほとんどが脳内でコウベをたれて深くうなづいたことでしょう。

カイジと比較すると、カイジはしかけられたゲームに対して攻略をする・・・いわば作られたゲームの謎を解くというもの・・・それに対しライアーゲームは、与えられたゲームに対し、対峙される人間を攻略する・・・いわば心理ゲームである。

私も心理ゲームや心理戦は得意なほうだが、作者の描くライアーゲームに参加したとしても即刻のまれてしまうだろう。本当に天才でないと描けない秀作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-20 22:05:54] [修正:2009-08-20 22:05:54] [このレビューのURL]

4点 嬢王

ホステス漫画。絵は良。

完全に夜王のパクリですね。あ、原作者が同じなのか。正直夜王のレビューと同じ内容のものが描けます。描いている人はラクでいいですね。男バージョンと女バージョンで書き換えればいいんですから。いや、すみません、私には描けませんよ〜こんな作品。才能はきっとあるんでしょうね。読む人が読めばきっとそれなりにおもしろいんだと思いますよ〜

しかし、どちらの作品にも言えますが後半はひどい!たいして長い作品でもないのにうんざりします。本作品には関係ないけど、これドラマ化してますよね。ドラマはもっとひどいです。

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[投稿:2009-08-20 21:56:26] [修正:2009-08-20 21:57:46] [このレビューのURL]

4点 夜王

ホスト漫画。絵は良い。

少年漫画ってわけでもないのにまあなんてご都合主義なのでしょう。エセヒューマニズムたっぶりで体中がかゆくなってくる。構成崩壊やストーリー崩壊を起こしているわけではないのだが、なぜか読んでて不愉快になる漫画。仕様どおりに完成しているのにクソ!というカンジを見受ける。

大変申し訳ない。ここまで酷評するほどのひどい漫画ではないです。漫画自体には問題ないし、作品のテーマに沿ったものが描けている。あくまで気に入らないのは私の感性の問題だと思われます。あまり参考にされないよう。

ただ言えるのは、この作者?原作者のほうかな?未来はありませんね。

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[投稿:2009-08-20 21:51:58] [修正:2009-08-20 21:51:58] [このレビューのURL]

6点 ZETMAN

ブラックな漫画。絵は極上。

これを読んで強い印象を受けるのは、作者が描きたいことが本当にそのまま出ているということです。描かれたストーリー・構成は、正直ディレクターズノーカット版のように極めて不安定に表現されています。読んでて不安になる・・・そういう不思議な漫画です。

ある程度漫画というものを読んでいくと、おおむねパターンや今後のストーリー展開がおおまかに分かるものです。しかし、この作品において先を読むことは不可能と思われます。予想外すぎる展開、読めない先の演出、複雑にはりめぐらされた伏線。読み手がいい意味で裏切られるのはこの作品くらいでしょう。

序盤は正直伏線が多く、先が読めなさすぎて、逆につまらないという印象を受けましたが、徐々に伏線は回収されていき現在は安定期に入っています。恐らく作者は結末までのおおまかな流れというものが完成しているのでしょう。このページでゆるやかに結末に向かうようであれば、6点の評価でなく、7点〜8点まで進化していきそうな感じです。

ここまでの壮大なストーリーを期待させたのです。責任をとってください桂先生!

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[投稿:2009-08-20 21:47:22] [修正:2009-08-20 21:47:22] [このレビューのURL]

体操漫画。絵は良。

とにかくドキドキハラハラして読めます。体操を愛す素人が挫折と苦悩、努力と根性でオリンピックを目指す・・・シナリオはいたってシンプルなのですが、それを演出されるストーリーは実に秀逸です。だらだらと続くことがなく、作者が描きたいものがきちんと描かれ、十分に読者はそれを吸収することができる・・・そう印象づけられる作品です。

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[投稿:2009-08-20 21:39:16] [修正:2009-08-20 21:39:16] [このレビューのURL]

メイド漫画。絵はカワイくてグッド。

ズバリ!この漫画につっこんではいけない・・・そういうものだと認識しました。あえてつっこむのであれば・・・

「駄作なのはいけないと思います!」

さておき、これは漫画の中でも新しいジャンル・・・いわゆる萌えというものなのではないかと思われます。構成力がザルであるのも、設定が崩壊しているのも、キャラ個性がテキトウなのも、どうでもいい箇所が多いのも・・・全て含めて読者は理解しなければいけないのです。

読んで楽しいと思う漫画ではなく、楽しく読もうと思って読む漫画。そう、読者の読解力が試されているのです!私はまだまだ修行が足りないなぁ〜

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[投稿:2009-08-20 21:30:16] [修正:2009-08-20 21:30:16] [このレビューのURL]

恋愛漫画ともいえないテーマ作品。思わずジャケ買い?パケ買い?してしまったが、全部読破した後に「間違えて買ったので交換してください」といいたくなるような作品。絵はまあまあきれい。

とにかく、「1年生になってしまった」というテーマは読み手をひきつける面白いテーマだとは思うが、ネームが弱すぎる!純粋につまらないといえる作品はめずらしいものがある。もし、15年以上前にこの作品が少年誌で書かれていたら、ある意味高評価されていたと思われるが・・・

漫画として致命的な「続きがきにならない」「オチがきにならない」「また読みたいとは思わない」の全てを凌駕している。エロもそこそこであり、ロリ向けのエロを目指しているなら、もう少し過激な展開と、ロリ心を勉強してほしいものである。

特に恥ずかしいのが、コミックの中で作者の父親が本作品をおもしろいと言ってくれたというエピソードがあるが、アレはなんで載せたの?と思えるくらい悲しくなる。自虐ギャグならまだしも、イタイタしい内輪ネタ。しかもそのセリフに何かおもしろいつっこみやコメントを残すのかと思いきや何もなく、作者がいかに凡才であるかを示す証拠となってしまった。これ以上に情けない親不孝もあるものか・・・こうはなりたくないという典型だな。

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[投稿:2009-08-17 20:20:17] [修正:2009-08-20 00:02:35] [このレビューのURL]

恋愛漫画。ロリ注意。絵は良。

多くの名作と呼ばれる漫画で「あそこで完結していれば・・・」と悔やむことが多いが、本作品以上に2巻で完結していれば・・・と思うことはない。なぜ続投したんだ!これが野球だったら監督クビだよ。2巻までだったら秀逸だった。エロ描写は素晴らしかった。この作者はネームが弱すぎるからエロ漫画家に転向すべきだ。

とにかく早期完結しなかったことが悔やまれる。はじめの一歩でも言われているが「引退する時期をあやまりボロボロになったボクサーはいっぱいいる」のとおり、結果ボロンボロンになっている。3巻以降については、金をドブに捨てたようなものだ。正直、金をドブに捨てるのと3巻以降を読むのをどちらかを選べと言われたら、読む時間を考えると金をドブに捨てたほうが建設的といえる。

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[投稿:2009-08-19 04:07:20] [修正:2009-08-19 23:56:55] [このレビューのURL]

10点 ONE PIECE

冒険漫画。絵はかなり良い。迫力あるシーンもあり表情に表現力がある。

そもそも漫画に一番必要なものというのは?キャラの個性?テーマ?画力?うん、どれも必要だとは思うけど、やはり一番重要なのはメリハリ。シリアルなだけでは堅い漫画になるし、深い取材によりリアリティを出しただけでは凡な作品になる。ギャグだけならばバカな作品に成り下がる。理想を言うならば「全てを取り入れた上で作品が暴走しないこと」これが重要。本作品は全てを取り入れ、それを上手くコントロールしている。完璧な芸術品である。

さらに言うならば表現力が多彩。戦闘シーンではドキドキさせる迫力満点に描き、回想シーンでは感情移入させ思わず涙がポロリと漏れる。キャラに個性がたっており数々の名言を残している。無理のない構成力で少年漫画にありがちな崩壊現象は皆無。

なにより評価すべきところは、作者が漫画を愛しているところである。縁の下の力持ちというか、細部にこそ手を抜かない。コミックにあるSBSを読んでくれれば分かることだが、普通に読み流していれば絶対に気づかないところに「作者のお遊び」を残しているのだ。このことから、どんな描写のコマにおいても、作者が手を抜かずに表現していることが伺える。そう、読者を楽しませるには作者も楽しんで描いていなければならないのだ。多くの漫画家はそこで勘違いしてひとりよがりなものを描いてしまうのだが、本作品は実に読者との調和がとれている。

とにかくすごいのは、少年漫画にありがちな勢いで描いてしまうということがないことだ。一つ一つの描いたことに根拠があり、設定の一つ一つに無理がない。背景で動く根本の壮大なストーリーは生きているし、どの話もそれを引き立てるコーヒーのミルクのような存在になっている。

これ以上私の受けた感動を表現すると、本作品以上の長編になってしまうかもしれない。一度は尾田先生に生まれて初めてのファンレターを描こうかとも思ったが、本レビューを捧げることで先生へのラブコールとさせていただこう。20世紀を代表すると名作がドラえもんであるならば、21世紀を代表する名作はワンピースで決まりだ。先生、いつまでもお元気で作品を描き続けてください。

ナイスレビュー: 5

[投稿:2009-08-19 21:52:01] [修正:2009-08-19 21:52:01] [このレビューのURL]

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