「メカざわ」さんのページ

総レビュー数: 174レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年08月17日

7点 LIAR GAME

ギャンブル・ゲーム漫画。絵は若干のクセがあるが良い。

カイジに並んで名作と言えるでしょう。この手のギャンブル漫画に必要な「心理描写」、これが実に秀逸です。考えられたゲームの発想がまずすごいのですが、それに対する攻略法はさらにすごい!恐らく読者のほとんどが脳内でコウベをたれて深くうなづいたことでしょう。

カイジと比較すると、カイジはしかけられたゲームに対して攻略をする・・・いわば作られたゲームの謎を解くというもの・・・それに対しライアーゲームは、与えられたゲームに対し、対峙される人間を攻略する・・・いわば心理ゲームである。

私も心理ゲームや心理戦は得意なほうだが、作者の描くライアーゲームに参加したとしても即刻のまれてしまうだろう。本当に天才でないと描けない秀作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-20 22:05:54] [修正:2009-08-20 22:05:54] [このレビューのURL]

チャンバラ漫画。絵はかなり良。

じつにおもしろい。キャラ設定も秀逸だし、歴史的描写も素晴らしい。少年漫画らしい表現力と構成力で読み手をひきつける。誰が読んでもそれ相応の評価をもらえる作品ではないかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-19 21:06:33] [修正:2009-08-19 21:06:33] [このレビューのURL]

格闘漫画。絵は良。

高橋るみこ先生の最高傑作だと思う。水をかぶると変身するという発想が漫画家の鑑といえる。表現力・リズム感・発想力・構成力、どれをとっても一級品。話の一つ一つはいい感じに区切られており至極読みやすい。だらだら続くような展開は全くなく、常に楽しんで読める作品。キャラの個性がずばぬけており、愛着のわく設定は後世にも残る名作の資質といえる。

完結にいたる道においても本作品以上に素直に終了したものもないだろう。無理もなく、きれいにまとめあげられてある。終わった後にまだ読みたいと思わせるその完成度には脱帽。

ああ・・・私は水をかぶったら石鹸になりたい。お風呂で・・・ムフフ♪ えっ?若い女性は石鹸じゃなくてボディーソープ使うって?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-19 20:54:15] [修正:2009-08-19 20:54:15] [このレビューのURL]

格闘漫画。グロ注意な絵だが極上。

知らない人が見ればジャンプ作品であることに驚愕するだろう。ベルセルク以上に派手な戦闘シーンは子供の教育に大問題であると断言できる。おぼっちゃまくんが下品な作品とかさわいでいる場合じゃない!あんたの息子はこんな壮絶な漫画を読んでいるんだ!と、当時の親御さんに説教したい。

作品のテーマは強烈の一言で、見事におもしろく描いている。描こうとするものに対しては満点をさしあげたいところではある。だが、全体を見渡すと作品の構成に問題があったのではないかと思われる。どうにも思いつきで描いているのはないかと思う展開や、無理やりに付け合せたような話が多く、言わば勢いで描いているのではないかと感じられる。極端に悪く言えばストーリーが崩壊している。根底のテーマがおもしろいからこそ、そのへんの難所が上手くカバーされているだけである。ただ、これは当時の漫画全体にいえることであり、キン肉マンに比べればカワイイものである。

この手の人気漫画の宿命で、多くの作品でレビューしてきたが「後半はいらない」。キレイに前半で完結してほしかった。丁寧に書くならば「中盤もいらない」。ラオウ編で終了することがベストだったと考えられる。完全に蛇足だった。

なにを差し引いても、これ以上に個性あふれる漫画は現代においてもそうはない。是非とも一度は読んで欲しいものだ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-19 02:52:40] [修正:2009-08-19 02:52:40] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

歴史漫画。絵は良好。

歴史漫画のほとんどは堅く重いものが多いが、ここまでコミカルに真面目に描いた作品は他に類をみないのではないかと思われる。キャラクターを強い個性で描き、さすが少年漫画と思わせる表現力が卓越で読者をうならせる。歴史的背景を自分の個性できちんと表現しながらも、漫画の魅力あふれるおもしろさを前面に出しているこの作品は完成度の高い良品と言えよう。

ご都合主義の多いジャンプ漫画の中でも、ご都合よく描きながらもそれが良かったと思わせるのは本作品くらいではないかと思う。才能あふれる主人公の魅力を上手く描きつつ、しっかりと挫折や苦悩を表現している。褒めるべき点が多く困る。

残念な点としては後半のぐだぐださかな。RPGで言えば「もうラスボスを倒すだけ、その前にレベルあげ」というそんな状態を本当にそのまま描いている。あれはイタイタしくでどうしようもなかった。最初から描くつもりだったとたしかに1巻から伏線をはってはいたが、最後の部分は描かないで欲しかった。

とにもかくにも、良作品であることは間違いない。オススメしたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-19 02:45:24] [修正:2009-08-19 02:45:24] [このレビューのURL]

音楽漫画。絵は良好。

もうセンスがすごいとしかいえませんね。すごい+すばらしい=すばらごい。これはテストに出るから覚えておいたほうがいいですよ。クラシック音楽の世界をきわめてリアルにおもしろく描いた二ノ宮先生にはもう脱帽です。よく・・・よく取材したものだ!感動した!身近に音楽に詳しい人が本人がそうでないとこの世界は描けないですよ。

友人に音大出身に方がいるのですが、のだめの世界は本当にリアルだそうです。芸術家に変人が多いとよく言われますが、その変なところを惜しげもなく描かれてますね。もう一人の音楽の目指した友人も、のだめの世界のキャラクターになれるほど頭がおかしいですからね。

とにかく強烈な個性あふれるキャラクター達で、音楽の世界をおもしろおかしく表現しています。本作品に出会ってクラシックに目覚めた人も多いのでは?とにかく飽きさせない展開に今後も期待したいものです。ただ、正直に言ってしまうと、現在やっている海外編は蛇足だったかな〜。本作品を愛しているからこそ好きで読めるけど、国内編だけで完結すればきれいに終われたのではないかと思われます。嘘です。もっと読みたいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-19 00:33:17] [修正:2009-08-19 00:33:17] [このレビューのURL]

ギャンブル漫画。絵で敬遠する人は、損をします。

あらためて作者の心理描写の秀逸さに驚愕します。人間っていうのはね、弱い生き物なんですね。自分では出来ると思っていても、目の前の誘惑には簡単に負けるもの。笑うせぇるすまんなどでもそのへんのブラック表現は描かれていますよね。

少年漫画などでありがちなご都合主義の漫画ではなく、生き抜くために、勝つために、考え抜いた必勝法で勝負するアツイ作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-18 03:35:34] [修正:2009-08-18 03:35:34] [このレビューのURL]

ギャンブル漫画。内容は麻雀のようなもの。麻雀をしらなければ敬遠されるかもしれない。絵で敬遠する人が多いが、その人は確実に損をしている。

しかしまあこの作者は天才だ!どこからそんなアイディアが出るのか敬服モノですな。麻雀好きの私は、当然、友人とこの十七歩をやりまくりました。作品同様、すさまじい緊張感と緊迫した心理戦でした。2時間ほどやり、お互いに言った言葉は「もう無理。脳が疲れた」です。人間ってすごいですよ。脳しか使ってないのに汗がでるんですから。あとこの十七歩というゲームは、友人とお金をかけてやらないほうがいいですよ。あまり本気になってやると友達を信じられなくなります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-18 03:25:22] [修正:2009-08-18 03:25:22] [このレビューのURL]

7点 SLAM DUNK

スポーツ漫画。絵は天才的な表現力で描かれています。興奮が読み手に伝わる最高画力。

バスケが好きな人もそうでない人も、スラムダンクの世界に入れてしまう表現力と構成には脱帽です。これは一気読みしてしまいます。

スポーツ漫画は多くあれど、これだけリアリティある青春を描いた漫画はそうないでしょう。「普通に描いたら少年スポーツマンガはおもしろくない」という常識を打ち破ったのが本作品ではないかと思います。

決して無理がなく、キャラ崩壊を起こさず、設定崩壊もせず、無理のない展開で最後まできれいにまとめあげたのは本作品を魅力です。完結することがもったいないと思った作品の代表作といえるでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-18 02:23:09] [修正:2009-08-18 02:23:09] [このレビューのURL]

ロボット系漫画。原作がアニメなのでなんとも。

正直原作よりも面白い。エヴァの描く世界の良いところだけを抽出したのではないかと思う。原作レイプだった逆転裁判に比べると、生み出されて良かったと心の底から思える作品である。

実は私は原作のアニメより漫画から入った人間だけれど、漫画を読んだだけでエヴァの世界にハマってしまった。ガンダムとかロボットモノを好きになれないタイプの人間だけれど、エヴァについては生涯愛していく作品に違いない。エヴァはアニメが世間で騒がれているとおり、非常に残念な形で終わっているだけに、ぜひとも漫画ではすばらしいラストを描いて欲しいものである。劇場版などで徐々にストーリーが作られているが、基本的に未完に近い作品なので、この後の展開が楽しみでどうしようもない。しかし、11巻が出た時点で続編が何年も出ないのはいったいなぜなのだろうか?誰か教えて欲しい。

もし、原作以上の完結を迎えることができるのであれば、その時は7点の評価をつけた自分はジャンピング土下座をして10点に付け直したいものである。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-18 01:39:13] [修正:2009-08-18 01:39:13] [このレビューのURL]

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