「done」さんのページ

総レビュー数: 122レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年06月21日

この先どんな結末が待っていても幸せと悲しみが
濁流となって迫ってくるだろうなぁという点で本当に
文句なしのマンガだと思います。


野球マンガを見ると野球したくなるという現象をまさか
演劇マンガで起こせるという奇跡を目にすることが出来て本当に
幸せです。


演劇中、1つの場面を表現するためのポーズ、表情のコマに
どのような解釈で(あるいは本人の今までの経験によって)
その姿勢、表情なのかをしっかり説明してくれるので、
演劇についてまったく知らなくても、演技の優劣、勝敗
のような部分を読者に提示することが出来た作者の腕に心底
惚れました。

更に大河的なストーリー、濃いキャラクター、緻密な作中劇が
あいまった凄まじい漫画。未読はもったいなさすぎです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-05-06 03:34:35] [修正:2009-05-06 03:34:35] [このレビューのURL]

サッカーマンガは数あれど、あのJリーグが発足した当時の
空気を体感できるのはこのマンガだけだと思います。

作中で語られるのはプロになるということはどういう事なのか。
勝利がどんな意味を持つのか。
プロの世界でなければ到底描けないテーマを描き出した名作です。
負けて去っていく者に与えられる物はないけれど、優しい視点
から描かれる物語は心を深く撃ちました。

時代の空気をはっきり切り出した故に、廃れることのない
不朽の名作。


若くて生意気で凄く強い主人公に抵抗感がある人もいるかもしれませんが騙されたと思って読んで欲しいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-08-24 14:47:38] [修正:2008-08-24 14:47:38] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

とにかくラスト3巻の通夜編は圧巻です。

赤木の死生観と天の死生観は大きく違うようでそのどちらも
大きな説得力があり心を揺さぶりました。

無念を愛していたという赤木のセリフは人生の大きな指針と
なっています。

作品としては東西決戦編がちょっと長いことや(色々な特殊ルール麻雀が出て来た)、主人公の天が
すでに完成された人格であるため(個として独立しているというか)
正直影が薄いなど突っ込みどころはあります。
そのため、まだ未熟である井川ひろゆきという
キャラクターの心理、成長が大きく描かれ、主人公のような扱いです。





ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-21 21:28:30] [修正:2007-01-21 21:28:30] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

もう凄すぎ!世界終末ものというか天使と悪魔が登場するダークファンタジーものの原点にしてすべてやりつくした感があります。
いきなり傑作が出来ちゃったって感じです。

いらないかなっていうエピソードも単行本5巻でまとめられた
濃密なストーリー展開なのでがっと読めちゃいます。

人間の狂気を描き出す所も凄いですが
飛鳥了=天使=両性具有=不動明を愛している
というオチも凄い。
まさか少女漫画的悲劇的恋愛まで盛り込むとは恐れ入りました。

最後の神の軍団の到来も意味深で読後も物語を想像させる
意味深なラストでした。


物語の最後は読者にお任せしますてきな漫画は数ありますが、
主人公の生死がわからないとか意味不明すぎてカタルシスを感じられなかったり、色々文句を言うタイプなんですがこのラストなら
言うことはありません。

古い漫画ですがデビルマン達は力強くシンプルでかっこいいデザインです。ぐろいので万人にお薦めは出来ませんが、ぜひ皆さんに
読んで欲しい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-29 13:11:57] [修正:2006-10-29 13:11:57] [このレビューのURL]

10点 アカギ

この漫画のおかげですっかり麻雀にはまってしまったので
人生に影響を与えられたということで10点です。

前半は主人公アカギのカリスマと狂気を描ききり、麻雀を
しらなくても名ぜりふのオンパレードでぐいぐい読ませます。

後半は麻雀を知ればどんなに神がかった麻雀を打っているか
わかって面白いのでここらへんで麻雀を覚えることをお薦めします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-29 12:19:08] [修正:2006-10-29 12:19:08] [このレビューのURL]

10点 ぼくんち

周りにいるネガティブな人間に読ませたくなる作品。

色彩感覚はどこまでも芸術的でとてもまねできない個性があります。
宝物みたいに大切にしたい漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-26 20:33:19] [修正:2006-04-26 20:33:19] [このレビューのURL]

できるだけ客観的に点数をつけたら当然のように10点でした。
だってファンサイトの数が”一万件”越えてるような漫画はおそらくないでしょう。
この漫画はよく女性の人気を狙ってるなんていわれますが、
そっちの方に多少詳しいので分かるんですが、どう考えても
許斐先生は自分がやりたいように描いてます(笑)
担当がなぜ止めないのかと思うほどのサイケデリックさは
歴史に残る怪作。
ただ主観的にいえば定価では買いたくないです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-06-21 20:51:05] [修正:2005-06-21 20:51:05] [このレビューのURL]

兄が単行本を持っていたのに、よみづらそーってか長い!!
と読まず嫌いしてた自分をタイムマシンがあったら殴りに行きたいです。
一巻を手に取ったとき、ジョジョの代名詞である3部をおぼろげに知っていたので、1部ってまだつまんないのかなぁなんて思ってた自分が本当に恥ずかった!!
よく言われる頭脳戦のすごさ、擬音、ポーズ、台詞のほかにも
全部が超強烈、一コマ一コマ芸術。コマってこんな風に区切ってもいいんだ!なんて感動しっぱなしでした。
特に、表情を小さなコマに入れて表現するのは少年漫画では
結構斬新なのではと思います。
細かいこと言いましたが、もうとにかく最高!
興奮して台詞叫びながら読むこと間違いなし!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-21 20:28:49] [修正:2005-06-21 20:28:49] [このレビューのURL]

9点 BASARA

否応なしに泥を被って(被らされて)
生きなければならないキャラクター達の物語。
とにかく谷へ谷へ落としてはらはらさせるストーリー。
読んでいて圧倒的パワーに苦しくて堪らなかった凄い漫画です。

何が苦しいかというと生理的に苦しいというのでしょうか、
人の生き死にや性的な残酷さにまつわる穢れ(自分の中に
ある恐怖というか厭な事)がキャラクター達の過去未来に起こった事が悲しくて堪らない気持ちになります。

圧倒的な重量感で戦乱と愛情の形を描いた傑作です。ただ
読み返すのが辛い作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-05-06 03:52:49] [修正:2009-05-06 03:52:49] [このレビューのURL]

努力の過程をすっ飛ばせるヤンキーマンガのスピード感と
主人公の好感度を軽視できるギャクマンガの設定が見事に
マッチした名作です。

この時代からすでに作者の下ネタ詩人ぶりは群を抜いています。
実はギャグ部分だけでなく台詞回しが実に綺麗。
絵も線、ベタ、トーン、コマ割が巧み。
更に強くてイケメンな敵キャラクターが味方になる展開
なんかも大得意なので、どこかで再評価が進めば読者層も
広がる可能性があるかも。

ギャグ強めとはいえ、根はヤンキーマンガなので
沢山のキャラクターが登場したので誰が強いか延々議論する
のも楽しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-06 02:42:04] [修正:2009-05-06 02:42:04] [このレビューのURL]

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