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8点 気分は形而上
1〜5巻
俺が小学生の頃はこのシリーズはよく解からなかったけど、今読むとなかなか面白い。
哲学から昔話のパロディまでわざわざ4コマでやらなくていいと思えるほどアイデアが豊富で、とはいえ4コマのテンポの良さも重なって密度は高い。
作者の特徴であるマイナスオーラや深く考え込んでしまう癖などをフルに生かした内容。
一般受けするには少々黒さが露骨すぎるギャグばかりだったが、それをゴキブリやケツや鳥など、汚いながらもなんか愛着のあるもので表現した皮肉?さが受けたのだと思う。
ホームレスの話や麻薬の話みたいな真面目な話も結構感動させられた。
6〜13巻
作者の妻と主任さんのコンビはとても面白いが、それ以外の実在OLの理不尽な愚痴やOL党シリーズは不愉快。
まあターゲットの層と俺がかけ離れすぎているというのもあるが。
またこの頃に他人のネタで甘い蜜を吸いすぎたのが、その後の迷走に響いてる気がする。
この作者の悪い癖である、キャラを使って超個人的な論理を押し通すところ(江川に近い)や、おだてられるとすぐに調子に乗るところがこのあたりから目立ち始めた。
14〜19巻
オリジナルネタに戻り、初期の卑屈さや変な突っ張りはだいぶ薄れてしまったものの発想は悪くない。
何人かの固定キャラの登場だが、最初は面白いんだけどだんだん壊れていくキャラが多い。
その最たるパターンが言語指導者と元木君で、
元木君の人気が出た理由は「ムカつく上司を正論で咎める部下」の構図にスカっとするという読者が多かったからと書いてあったが、
後半の元木君は明らかに「天才の元木君が周りの凡人を徹底的に見下す」ものになっており、
上司をただのダメ人間として主役にしたり、元木君のプライベートを描いたり、ゼネラリスト部長やホステスなどの二番煎じキャラを登場させたりで完全に狂った。
全体的なネタ切れはそれほど感じなかったが、本作の末期の人気の低下は上記のような迷走にあると言って間違いない。
でもそれ以外の榎田君や武沢君や古市さんなどは名キャラクターだと思う。
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[投稿:2008-11-08 22:44:44] [修正:2008-11-08 22:44:44] [このレビューのURL]
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