「a6a6」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年09月19日

秋重学の漫画は川崎原作と金城原作のものが出来がよさ気。
バンドとか学校生活を切り取って一冊に収めた感じで、明確な目的とか起承転結は無い。
周りの性生活の乱れっぷりに全く付いていけていない主人公の悩みが作品を通しての見所?
絵や話や会話表現に特筆して優れるところは無いが、余韻があってなんとなく心に残る。
ダメな所は真面目な話を描くと、どうも無駄に重く見えてしまうとこ。
この漫画掲載時期がバラバラなんだけど、途中のをいきなり見た人は話を理解できたのだろうか?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-06 21:36:48] [修正:2010-02-26 14:53:46] [このレビューのURL]

5点 Garden

「ユメカナ」「月の書」は面白いが、他が足を引っ張りまくってる。
「海から来た機械」もまあ読めるけど、あとは面白くなかったかなあ。

エミちゃんについて作者は、弱者をいじめる描写が一番目に余ると言っていた。
だけど俺はエミちゃんにそこまでの心苦しさを感じなかった。創作の世界において子供は弱者じゃないからである。
多くの漫画で子供は強者であるか無事強者に助けられる存在であり、むしろエミちゃんはその事情とで釣り合いがとれてるのでは? と思ってしまうほど。

ついでいうと月の書に出てくる先生の遺書の文章のレベルが低すぎてちょっと萎えた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 02:11:56] [修正:2010-02-26 14:44:43] [このレビューのURL]

個々の話の作り方はうまい。最初の数話・三巻おまけ漫画・リーゼントの話が好き。
ただし全体で見るとテーマを前に出しすぎていてやや鼻につく。
愛の大切さを分からせるような話が足りなかったかも。その分を説教で補ってたような感じ。
また二巻のハチもただ傍若無人なのではなく、なかなかいいことを言っていたのにも関わらず(周りのキャラが言う通り少々無理していたのは明らかであるが)結果的にタナベの主張に完全に取り込まれてしまったようであり残念さが残った。
また、4巻のおいちゃんや連合国のくだりは必要だったのだろうか?
最後にフィーの見せ所を用意し、現実の厳しさを伝える面はあったと思うが、全体から浮いている感じは否めないし、また単純に話が胸糞悪すぎる。
そういうとこもあるけど、モノローグの書き方や構成はうまく、読んだあとに色々残るような感じはした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-03 00:25:38] [修正:2010-02-26 14:27:48] [このレビューのURL]

この作者がある漫画でのインタビューで、ファッション雑誌などを買って流行を日々研究しているとコメントしていたことから、この漫画や作画にかける思いはそれなりに強かったと思うんだが、
俺にはこの漫画は中高生の表面の部分だけを切り取って貼り付けているように見え、逆にいえば雑誌しか読んでないんじゃないか? という疑いを抱いた。
女の子には悪口を言わせ、男の子には下ネタを言わせれば現代的、みたいなのはどうなんだろう。
絵はかなり上手いと思うんだけど。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-12-22 23:01:15] [修正:2010-02-26 14:10:50] [このレビューのURL]