「punpee」さんのページ

総レビュー数: 104レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年02月06日

5点 三国志

[ネタバレあり]

言わずもがな、学校の図書館にも置かれる、後世に残すべくクラシック作品。
…というのが一般的な認識なのでしょうし、リスペクトも込めてはいます。
しかし、読破するに多大なエネルギーを要し、疲労感の激しい作品でした。

前提として、学生の時、この手の学習から逃げ、三国志に関する興味や知識がほぼゼロの状態で読んだ者の感想です。
どうせなら読むことで三国志に興味を持てればなぁという思いもありました。

その上で、いつもレビューがダラダラ長くなってしまうので、今回は感じた事を端的に、箇条書きで列挙します。
・1巻の、物語が始まろうとする段階が一番ワクワクした。
・劉備、関羽、張飛、諸葛亮孔明、呂布といった主要キャラは良かった。
・趙雲が最も信じれる男!
・しかし、それ以外のキャラは印象が無く、読んで半年で名前も性格も思い出せない。
・特に最初の劉備、関羽、張飛等の主役級キャラが次々と死んでいった、50巻以降くらいは読むのが苦痛で、キャラもストーリーも何も頭に入ってこず、「はぁ。。あと残り2冊…、あと1冊…。読み終えた―!」という感じ。
・子供の時に読んだら面白かったかもだけど、色んな漫画を経た上で読むと展開も既視感があり、迫力も無いなぁ。
・そして未だに三国志の概要を理解出来ていない自分がいる。

という事で結論は、
「三国志にまったく興味は無く、漫画好きとして通っておかなくては」くらいの温度の方にはお薦めしにくいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-07-31 20:03:08] [修正:2017-07-31 20:03:08] [このレビューのURL]

丸いタッチのポップな絵と、ウィットの富んだセリフ回しで、単発でちょいちょい笑えるギャグ漫画として、好きな作品でした。

しかし、シリアス展開でその現状脱却を図って失敗したという、ジャンプでよくあるパターンの自殺で尻すぼみになってしまいました。

そう考えると、似た様な学園コメディの「SKET DANCE」は上手い事やってたんだなぁとしみじみ思いましたね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-07-31 19:55:10] [修正:2017-07-31 19:55:10] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

あらすじは「チンプイ」トップページのあらすじを参照ください。

「魔法」ではなく、科学をベースにした「科法」という発想がF先生らしいですね。
また、F先生の晩年の作品という事もあり、絵やキャラクターの躍動感は生き生きしています。
また、一個一個のストーリーの完成度も平均するとドラえもんより高めです。

天真爛漫な主人公のエリちゃんが、
遠い星からアプローチを掛けてくるマール星の殿下を選ぶのか、
自国の同級生・内木君を選ぶのか、
分からないまま作者逝去による未完最終回を迎えてしまいました。

しかし、最終回までの数話で、明らかに殿下側フィナーレらしき伏線が引かれ出したのは意外でした。

完成していない作品としての評価・点数とさせて頂きましたが、
各々で想像する可能性を残したままの終わり方で、これはこれで良いのかなぁとも思っています。

ちなみに私は藤子F不二雄大全集の全2巻で所持していますが、これがなかなか稀少なので優越にひたっています。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:55:58] [修正:2017-02-27 17:55:58] [このレビューのURL]

実績の高い作家なので、ストーリーの完成度は言うまでもなく。
4冊で無駄が無く、起承転結をきっちりまとめています。

しかし寄生獣やヒストリエより印象が薄く、点数も少し落ちた評価になってしまいました。

何故自分の中でここまで差が付いてしまうのか考えた時、
大きな理由としては、キャラクターや物語のスケール、舞台、そして作中の雰囲気全体が「地味で華が無い」からだと思いました。

物語のスケールは言わずもがな、
キャラクターでもミギーやエウメネスと、なんとなく先に挙げた2作の方が断然華があるんですよね。


同じようなクオリティの試合でも、
ロイド・ヴァンダムvs武蔵の試合より、ジェロム・レ・バンナvsマーク・ハントの試合の方が印象に残る心理に近い様な。

個人的な評価基準も設け、結構真面目に点数を付けてきたつもりでしたが、
そういった俗世的な感性で作品に対するジャッジが振れてしまうのだなと気付いた時はショックでしたが。。。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:46:57] [修正:2017-02-27 17:46:57] [このレビューのURL]

ポップの成長が凄い、ポップの成長が凄いと聞いていたけど、
やはりポップの成長が凄いですね。笑

過去の良作という評価がある中、いつもチャレンジしては10巻くらいまでで挫折してしまってたのですが、今回相当気合い入れて読んでみました。

いつも挫折する理由としては、良い意味で分かりやすい、悪い意味でスタンダード過ぎるという読み味に心が動かなかったんですよね。
若しくは私がFF派だったからというのもあるかもしれません。笑

今回、意を決して読んだものの、やはりこれは少年時代に出会いたい漫画でしたね。

それでも、終盤はなんだか良かったです。

魔王と勇者達の最後のバトルが単行本でいうと3冊くらいあるんですが、
バトル描写と近い比率で、魔王と勇者たちの問答が結構あるんですよね。

なんかその展開が読み応えありました。

何よりも、「勇者」って言葉は、いいですね。
大人になって改めて考えるとカッコよすぎます。

あと、やっぱり少年漫画の女性キャラはレオナやマァムくらい気が強い方が個人的に好きです。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:45:18] [修正:2017-02-27 17:45:18] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

「男女互いの体の入れ替わりもの」というテーマ自体はありふれたものですが、
その消化のさせ方がさすがヤマシタトモコといった読み応えです。

入れ替わったから、戻る方法もある!という漫画的発想はほとんど見せず、入れ替わったならそれを受け入れて、新しい人生を始めるしかないというリアリズム。

また、こういうテーマで「あんたのなりたかったあんたになってやりたい」というセリフはなかなか出そうで出てこないんじゃないかなぁと感心もさせられます。

ラストはきちんとオチを提示せず、迷いながらも前向きに進もうとする姿勢が読後感を爽やかなものにしてくれています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:36:44] [修正:2017-02-27 17:36:44] [このレビューのURL]

これだけ高評価な中で、自分の理解力の無さが露呈する様で恥ずかしいのですが、
まずストーリーが漠然としか理解出来ず、どのキャラにも感情移入出来ず、絵もセリフも惹き込まれませんでした。

1回読んだ時は、読み辛さもあり、ただただ苦痛で、なんとか読み終えたという感じでした。
それから10年経った最近、もう一度読み返してみましたが、読み辛く、ただただ苦痛でした。

なので自分には理解出来ない面白さだと思っていますが、演出力や世界観等がそれらを補い、この点数に落ち着きました。

なお、このレビューは、「AKIRA」でもまったく同じ事が言えます。
面白い面白くない以前に、世界観が合わなかったのだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 15:48:14] [修正:2017-02-27 17:35:42] [このレビューのURL]

5点 AKIRA

これだけ高評価な中で、自分の理解力の無さが露呈する様で恥ずかしいのですが、

まずストーリーが漠然としか理解出来ず、どのキャラにも感情移入出来ず、絵もセリフも惹き込まれませんでした。

1回読んだ時は、読み辛さもあり、ただただ苦痛で、なんとか読み終えたという感じでした。
それから10年経った最近、もう一度読み返してみましたが、読み辛く、ただただ苦痛でした。

なので自分には理解出来ない面白さだと開き直ってますが、演出力や世界観等がそれらを補い、この点数に落ち着きました。
なお、このレビューは、「風の谷のナウシカ」でもまったく同じ事が言えます。
面白い面白くない以前に、世界観が合わなかったのだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 15:52:22] [修正:2017-02-27 17:32:51] [このレビューのURL]

この作品、初っ端のインパクトや前半部のサバイバル感が面白かったんだけど、
どんどん場面が変わったり、ゾンビ化した人々の意思や目的といったSFチックに話になっていって、よく分からない作品になりつつあります。

大ゴマも多く、GANTZと同じルートを辿っている様に思えるのは私だけでしょうか。
「細かい部分は度外視して、雰囲気や展開を楽しめ」的な作品のまま終わると残念ではあります。

また、登場人物の男性が基本的に冴えなくて、それでも周りから崇められたりしているのにも違和感。
色んな展開の根拠が乏しい様に思えます。

終盤に向かうに連れて点と点が綺麗な線に繋がっていくのかもしれないので、きちんと追い続けようとは思います。
そうなればもちろん評価は改めますが、現時点で中弛みを感じているのは正直な所。


不安も多くありますが、この作者の男女のドロドロ描写は大好きではあります。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-05 21:48:05] [修正:2016-12-05 21:48:05] [このレビューのURL]

最近になり、全17巻の新装版セットで購入。

実は手塚治虫先生の作品は読みにくかったり、ギャグのセンスも好きじゃなかったり、
何より過去にこの作品や火の鳥に触れて、「気持ち悪い表現の多い作家だなぁ」という、一種のトラウマに近い不快感を覚えてしまいました。

実はその印象は拭えてなくて、この作品でも下記エピソードは異常というか、倫理的にも表現的にも気持ち悪いものがあります。
1巻 「人間鳥」。これは狂気を感じる異常作。
3巻 「化身」。異常作。

また、ブラックジャックが医者の良心という語られ方も納得がいかない。
中には「それ、人としてどうなの」という行動や判断をしている箇所が多数あります。
それらも結果的に良い結末、解釈になったというだけのものがある。
要するに結構ブレてるんですよね。

ただ、これだけののレビューがありながら、私の上記の様な意見はほとんど無いので、多分私がひねくれてるだけです。。。

ただ、一話完結スタイルでは高クオリティなのは素晴らしいと思います。
下記エピソードは本当に秀逸で、短いページ数でここまで素晴らしいドラマが生めるのかといった感動もあります。

1巻 「海賊の腕」 傑作です。
5巻 「なんという舌」
6巻 「おばあちゃん」 等

ナイスレビュー: 4

[投稿:2016-12-05 21:44:16] [修正:2016-12-05 21:44:16] [このレビューのURL]

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