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子供同士のオタク臭いラブコメにも関わらずのめり込むように読んでしまったくらいには面白かったが20巻以降ややマンネリがあったことは否めない。
白銀が臭いセリフをはいてその後自虐混じりに恥ずかしがる描写を入れたり、終盤の救出劇が男尊女卑のオヤジをぶっ倒すフェミニストに媚びてるような話だったりと、いちいち口うるさいネットの底辺どもの顔色を伺って描いてたのかなと勘繰ってしまった。
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[投稿:2023-04-22 18:42:27] [修正:2023-04-22 18:59:55] [このレビューのURL]
7点 ONE PIECE
良い点
「多様な楽しみ方が出来て、エンタメの幅が広い」ってのがこの漫画の1番の評価点。
・仲間を作りながら特大スケールの世界を旅するロマン溢れる冒険活劇
・海軍、七武海、最悪の世代、四皇と言ったかなりの多くのキャラが掘り下げられてるが、どれもちゃんと存在感はデカく印象強く描かれてる
・Dの意志や世界政府の謎と言ったワクワクさせるミステリー要素
・チョッパーの過去編、世界政府への宣戦布告、メリーの最期、ボンちゃんの犠牲、「雷ぞう殿はご無事です」のシーンなど他にも色々あるが胸を打つドラマを描くのがとにかく上手い。
・綺麗事ばかりな作風ではなく腐敗した政府や貴族社会の闇、人種差別問題なんかも描かれてる。
単純な正義と悪の対立に持ち込もうとせず善悪の描き方がとても柔軟。
それぞれ違った人種で食卓を囲むことを夢見てるビッグマム、強きものの力によって支配しようとするカイドウ、そして「友達が飯いっぱい食える世界」を望んでいるルフィなど、それぞれ違った価値観を持つキャラが数多く存在する。
陽キャ漫画に徹することなくちゃんと世の中の負の側面も描いてる。
などなど、個人的にこの漫画で過小評価されてると思うのは各章のオチの秀逸さ。
アラバスタ編のビビとの別れやエニエスロビー編のメリーの最期と言った作品を代表する名シーンは勿論、空島の「黄金郷は…そこにあったのか……?」やスリラーバークのブルックの悲惨な過去とリンクさせて大合唱する「ビンクスの酒」、
最近で言えばワノ国の成長したモモの助が国の暗黒時代の終わりを告げるかの如く統治を宣言するラストも上記のオチに負けないくらい素晴らしかった。
作者は友達作りの道具、会話のネタになってくれればそれでいいみたいなことを仰っていましたが、それが見事なまでに有言実行されてるし、この作品を語ってれば本当に会話のネタに困らない。
登場キャラが多すぎる作品や複雑なシナリオに思考停止で拒否反応を示し、単純な内容を好み初期の作風を大事にする保守的な漫画読みからは叩かれがちな漫画だが、しかしこの漫画にしかないと言っていいほどの唯一無二の魅力があることは確か。
25年以上、100巻以上も続いてもなお世界に何百万といるファンを熱狂させるドでかいストーリーをたった1人の作者が描いてる漫画なんて本当に世界にこれしか存在しないので、尾田先生の根気強さと功績は正当に評価されるべきだと思います。
一方で気に食わない点も多い。
・1つ1つの章が長くテンポが悪い。
・島を乗っ取る悪の大王を皆で力合わせて倒すぞ!的なワンパターンな展開があまりにも多い。
・ルフィが主人公補正で勝利してしまうことが多い。
・頭脳やそれぞれの能力を活かした戦闘の傾向が覇気の設定が登場してからさらに薄まり、「能力バトル」とはカテゴライズされない漫画だと思う。ふざけてる戦いが多くて読み応えがない。
キャラクターの位や強さをタイマンの武力やケンカの強さだけでしか測れないのも不器用だと思う。
・クロコダイルやルッチみたいなかつてのボスキャラがまるで何事もなかったかのように復活してまたルフィの前に立ちはだかる展開が冷める。
何のためにアラバスタやらエニエスロビーをあんな長い巻数かけてやってたのか。
捨てることが出来ずに増やしてばかりだから100巻以上も話が続いてるんでしょうね。
・ヴィンランドサガやデスノートなどの読みやすく綺麗な漫画に比べると正直絵面がゴチャゴチャしてると言わざるを得ない。しかも不細工な見た目のキャラが非常に多い。
それに加えあのギャグのノリや大袈裟なリアクションがずーーーっと昔から変わり映えがなくて流石に飽き飽きする。ストレスフリーとは程遠い作風。
懐古厨は昔の路線に戻ってほしいと言うが私はいちいち1対1のタイマンで戦わせて戦闘中に寒いギャグやるあれが昔から気に食わなくてそれが現在に至っても同じようなノリが続いてて、いい加減マンネリを改善してくれよって思ってしまう。
これに比べて第二部から作風をガラッと変えて話がより重厚になった進撃の巨人は優秀でした。
総評として、キラいな所もあるけど好きな所がやや勝ってる漫画
って感じです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2022-10-18 16:25:17] [修正:2023-02-05 23:51:26] [このレビューのURL]
7点 スティール・ボール・ラン
従来のシリーズのようにスタンドバトル一辺倒でやらずにアメリカ横断レースやら遺体探しやら色んなことにチャレンジした意欲作に思えたが、後半の大統領とのやたらと何してるのか分かりづらいバトルをグダグダやりすぎて、レースと遺体集めの要素が疎かになってしまったように感じる。
グダグダの果てには主人公が覚醒して得た能力がラスボスのよく分からん能力のスタンドの突破に都合の良すぎる能力で、まーた5部のレクイエムと同じパターンかと思ったがあっちと違ってちゃんと燃える展開だったので許せる。
ジャイロの少年を救いたいと言うレース参加の根本的な動機もはぐらかされて1番の勝ち組だったポコロコは結局何の説明もない不明瞭なキャラで終わり、別の世界から来たディエゴの末路もしょぼい。
遺体のオチに関しては"遺体は誰のものでもあってはならない"とか言わせてまともなオチを描けなかったのを誤魔化して終了。いつもの荒木飛呂彦。
ですが、
・ようこそ男の世界への回
・ジャイロの死とlesson5
・ブレイク・マイハート ブレイク・ユアハート
これらの名シーンを見れただけでも、充分この漫画を読んで良かったと思える良作。
ジョニィとジャイロのダブル主人公が上手く機能してたのとジョニィが"歩き出す"物語もちゃんと描けており、従来のシリーズに物足りなかったものがこのパートで満たされた。
リンゴォにディエゴ、ヴァレンタイン大統領などインパクトのある敵キャラも多くて良かった。
キャラのセリフに重みや説得力があり、絵柄も綺麗で格好良い。
て言うか、安っぽさのない海外ドラマみたいな絵柄と雰囲気のおかげで評価されてる雰囲気漫画みたいなとこありますよね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2023-01-21 15:58:45] [修正:2023-02-03 15:04:52] [このレビューのURL]
7点 ドラゴンボール
物語後半、悟空とベジータとその親族ばっかり贔屓させてクリリン、ヤムチャ 、亀仙人、天津飯と言った初期から登場してたキャラがおまけ以下の扱いになってしまって個性溢れるさまざまなキャラが活躍する作品から外れてしまったのがいつ読んでも好きじゃない。
神龍の上位互換的存在が登場したせいで無制限で復活出来るようになったのも冷める。
ピッコロ大魔王を倒して天下一武道会初優勝のとこで完結してた方が綺麗な終わり方だったよなと思うところもある。
だが少年漫画と言うカテゴリのみならず後世のバトルもののフィクションに多大な影響を与えたこと、フリーザとの戦いで悟空が初めて超サイヤ人になった回で当時の男子小学生を大興奮させたことは事実であり、鳥山明先生のワクワク感溢れるとんでもなく高い画力と読みやすい漫画の上手さは紛れもなくホンモノ。
個人的には悟空vsフリーザより悟飯vsセルの方が少年漫画のバトルの模範解答でありカタルシスがあるとは思うが。
それとあの湿っぽさのなくノリが軽いドライな作風が気軽に読めてストレスフリーで楽しめる。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2023-01-14 01:19:27] [修正:2023-01-29 22:31:12] [このレビューのURL]
とあるキャラが退校するまで、1年生のお話はとても面白かっただけに2年3年そして卒業(最終回)までの展開が駆け足すぎて勿体ない。
あと数巻かけてもうちょっとじっくりやればよかったのに。
農業高校と言う地味な題材でも面白楽しく読ませる荒川弘の才能はさすが。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2023-01-21 18:50:16] [修正:2023-01-21 18:52:37] [このレビューのURL]