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9点 NARUTO-ナルト-
うずまきナルトというまっすぐな志を持つ落ちこぼれ少年が火影になるまでの物語をベースとした、人々の成長、夢、葛藤。心の闇、憎しみの連鎖、愛
様々な人間の想いが描かれたジャンプのかつての看板漫画。
ナルトの親友であり最大の宿敵であるサスケとの戦いを最後まで溜めておいてそれを満を持してドラマチックな演出で描き、ナルトとサスケが和解をすると同時にマダラと柱間から始まった壮絶な歴史も終わりを迎えたことを強く意識させていたラスト。
うちはとうずまきの長きに渡る壮絶な歴史の結末としては満点の最後だった。
多分だけど、1部ラストの時点でこういう結末にするとあらかじめ構想してたんじゃないかな。
カカシ、シカマル、ミナト、自来也のようなこいつらが主役の映画丸々1本作れるんじゃないかと思うくらい濃いサブキャラ達に浮気することなく、ナルトと言うただひとりの主人公を可愛がり続け、常に話の中心にナルトがいたってのもデカい評価点。
群像劇要素の濃いストーリーにもかかわらずナルトとサスケの二人がメインだってことは終始貫かれてたんですよね。
メインサブ両方キャラがうまいこと活きてたなという印象。
(後半ロックリーと日向ネジが全く目立っていなかったことだけが残念)
ベストエピソードはイタチの真実かな。
「ワルいやつに見えて実はイイやつだった」系の、キャラクターの魅力を損ねかねない不安要素をかかえてる、ある種描き手の手腕が試されるキャラとしてはうまいこと自然に描かれていたなと。
40巻以上の長期週間連載でここまでのどんでん返しを見せてくれたのは素直に賞賛モノだった。
敵キャラの魅力・存在感≒作品の面白さととらえがちな自分としては
再不斬&白
↓
我愛羅
↓
大蛇丸
↓
暁メンバー
↓
ダンゾウ
↓
マダラ・オビト
と、しっかりと作中において存在感を残した名悪役ばかりで見てて飽きなかった。素晴らしい。
本作は海外で人気なアニメの代表格のような扱いを受けているらしいがそれもそのはず。
上記のことだけでなくオサレ要素が強い和風のビジュアルや思わず真似したくなる忍術と印象強い戦闘シーンの数々。
(我愛羅vsリー、ナルトvsペイン、ガイvsマダラあたりがベストバウト候補)
あくまでも少年漫画としてはドラゴンボールを抑えて理想の漫画なんじゃないかなと再評価しました。
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[投稿:2023-01-22 19:25:54] [修正:2024-10-23 22:24:53] [このレビューのURL]